これから必要になる大人の力とは?
わくわくして動き出さずにはいられない原動力「わくわくエンジン®」を持って活動している方たちを紹介する連載「わくわくエンジン図鑑」。
認定NPO法人キーパーソン21がお届けします。
今回は、【図鑑No.22堀江尚子さん】の番外編!
コロナ禍でも、オンライン&リアルで800人を集客した奇跡のイベント!認定NPO法人くさつ未来プロジェクト(KMP)設立5周年イベントにて行われたトークセッションをご紹介します。
滋賀県草津市のくさつ未来プロジェクトの取り組みを振り返り、わくわくエンジンが分かることで子どもと大人はどう変化したのか?子どもと大人が変化することがどのようにまちづくりにつながっていくのか…
そしてこれから必要になる大人の力って何なのかーー?
なんと!このトークセッションにはあのTEDで感動的な講演をされた植松努さんも登壇されました。KMP代表の堀江尚子さん、キーパーソン21代表 朝山の3人の本音&本質トークです。
植松 努 Tsutomu Uematsu
〜“どうせ無理”をなくしたい だったらこうしてみたら〜
株式会社植松電機 代表取締役
株式会社カムイスペースワークス 代表取締役
NPO法人 北海道宇宙科学技術創成センター
(HASTIC)理事
堀江 尚子 Naoko Horie
〜子どもを抱っこする手はいくつあってもいい!〜
認定特定非営利活動法人 くさつ未来プロジェクト 代表理事
NHK近畿地方放送番組審議会委員
草津市女性消防団KFFL分団
滋賀大学地域活性化プランナー
朝山 あつこ Atsuko Asayama
〜あなたの人生をわくわくさせる〜
認定NPO法人キーパーソン21 代表理事
日経WOMAN主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」クリエイティブ部門賞相模原市総合計画審議会委員相模原市総合計画審議会委員
滋賀県草津市くさつ未来プロジェクト(KMP)との出会い
キーパーソン21と滋賀県草津市くさつ未来プロジェクト(KMP)との出会いから、KMPの今日までの取り組みについてはこちらの映像の初めの5分をご覧ください。
わくわくエンジンって何?
朝山)ここからですね、今日のテーマは、すきとわくわくから始まる自分、すきとわくわくから始まる教育、すきとわくわくから始まる未来。こんなことをテーマにお話をしていきたいと思っています。
まずキーパーソン21のわくわくエンジンて言うけど、わくわくエンジンって何?って。さっきの前後の映像でちょっとはわかってくれたかもしれないんですけど、少しだけ意味をお話ししますね。
例えば、野球が好きなA君、B君、C君っていう子がいたんです。これホントの話。川崎の中学生の話。野球が好き、野球が大好き、野球部で頑張ってる。野球にわくわくする。そうするとね、大人ってすぐね、お前ら強いし、将来野球選手になれば?とかって勝手なこと言うわけですよ。
自分が思い浮かぶ職業に、たった1つの職業につなげてしまうんですよ。その時、子どもってA君B君C君も、野球大好きだから、野球一生懸命やってる自分と、社会で野球選手として活躍してる自分ていうのが、すとーんって繋がるわけですよ。
そうすると、わくわく!頑張る頑張る!って頑張るんだけど、どっかで「あれ?野球選手になれない。あれ?無理かも」って、中学時代か、高校時代か、大学時代か、就職してからか気付くわけですよ。そうすると野球を一生懸命やっている自分と、社会で野球選手として活躍している自分をたった一本の糸で、野球選手という職業の糸でつながっているその糸がぷちーんって切れちゃう、そうするとポヨーンって解き放たれた糸の切れたタコのように、どうせ…とか、どうせ俺なんて、自信ないし、とか別にやりたいことないし、希望もないしってそんな話になっちゃう。
私たちのキャリア教育っていうのはそうではなくて、社会は変化するっていう話もあったかと思うのですが、野球選手という職業は将来なくなるかもしれない(それはあまりなさそうですけど)。私たちは野球の何にわくわくするの?を大事にしています。“うちの子野球好きなんだ”を職業につなげるのではなくて、何で野球にわくわくするの?って聞いてあげてください。
朝山)A君は作戦や戦略立てるのがめっちゃ面白い。
B君はチームで何かを達成するために自分が役に立っていることがもう嬉しくってしょうがない。
C君は素振りとか筋トレを続けることで日々の小さな成長を感じることがめちゃめちゃ楽しい。
どの理由もめちゃいいじゃないですか!
野球っていうことが一生懸命ですごく素晴らしいっていうことは誰の目から見てもわかるでしょう。けれども、A君B君C君の中にあるわくわくする気持ちは聞いてみないとわからないんです。
『私たち大人はこれを聞く力を持っていますか』がすごく大切なポイントになります。私たち大人が、何でわくわくするの?が分かると、子どもの一生懸命な気持ちを応援することができます。
周りの大人たちが、子どもたちの好きなこと、わくわくすること、わくわくエンジンを全力で応援することで、子どもたちが見えない未来が向かっていく時に自信を持てる最大の軸になると思っているんです。
「自信を持て、自分を信じろ」って大人たち言うけど、自分の何を信じたらいいんですか?頑張ってきたことですか?ってなっちゃうんですけど、自分のわくわくエンジン、誰にもわからない、自分だけのわくわくエンジン、これをわかった子は、どんどん主体的に行動することができる、一歩踏み出す勇気を持つことができるようになる、そんなことを活動としてやっているということなんです。
WEB調査から見えてきたもの
朝山)この度、7月にweb調査をしました。どんな調査かというとですね、withコロナ時代、親子の関係性に変化はあったのか?っていうのを1000人の方にお尋ねしてみたんです。そしたらね、面白い調査の結果が出ました。
朝山)まずね、親子の関わる時間が増えたっていうのは当然ですよね、学校いかないんだから。だけど一緒に話す時間が増えましたかっていうのが70%。しかしでもね、親子の関係性が良くなったっていうのは32%だけ。
いやあまり変わってないみたいどちらとも言えないっていう親子は61%いたんですよ。
おお、そうかと。
という事は話す時間が増えても関係性の質は上がってないっていう事なんですよね。
そして、お子さんの好きなモノや好きなことを知ってますか?っていう質問では、約90%親は「知ってる」というわけですよね。それは見ていればわかりますよね。お子さんが、好きなものや好きなことについてお子さんともっと話したいと思いますか?については86%!
親は子どもと、コミニケーション取りたいと思ってるわけですよ。もっと好きなことについて話したいと思っている。
さらに、休校期間中、子どもが夢中になったことがありましたか?っていう質問に「ある」と回答した方は55%。
つまり45%の子どもは何も夢中になってなかったっていうことが裏返して見えますね。
でも大人たちはね、子どもの好きなこと、夢中になることをもっと応援したいって言ってるんですよ!でも何を応援したらいいのか分からない。どうですかね?これをみて、植松さん、尚ちゃん。
堀江)いやあのさぁ、英語とか算数とか国語だったら応援したいと思うけどさ、夢中になることがめっちゃ怪しいことやったら応援せんもんね。っていうなんか親の嘘がある。
朝山)嘘がある、あそっか。学校の勉強につながるもんやったら応援してもっと頑張れって。
堀江)人の目から見てよさげなものは応援するかも知れんけどそれ以外はしない。そこがポイント。
朝山)ゲームに夢中になってたら早くやめなさいー!って
堀江)あぁ絶対言う。
朝山)うん、応援しないってこと?
堀江)そこからなんでこの子は何が好きなんだろうって、親が一歩踏み出してくれたら良いのにね。
朝山)うん、そうだよね、
それでね結果から見えた事は会話が増えて嬉しいと親は思ってる。増えてるけど親子関係は変わってない。好きなものについてもっと話したい。もっと子どもを応援したいと思ってる親の姿が浮き彫りになったって言うこともあるよね。
これからお子さんにつけてほしい力とは
朝山)でね植松さんさらにすごいことがあるんです!これからの未来に向かって、親が子どもにつけたいと思う力っていうの45項目の中から何個でも良いので選んでくださいっていう質問をしたんです。
朝山)そしたらその結果がね、親の希望が高いものが
人を思いやる力、感謝する力、友達を大切にする力、コミニケーション力、考える力、集中力っていうのが、まぁ多くの大人がこれつけたいわーって丸をつけたんですよ。あっでも、それはいいじゃないですか、人を思いやるのは大事。私たちもそうやって教育を受けてきたわけだから大事。
でもねこれ希望の低いものがね、好きなものへのこだわり。
あれ?好きなのは応援したい、好きなもの知ってるのにそれは力としては希望しないのか、変化起こす力希望しないんでしょうか。働きかける力、リーダーシップ、プレゼンする力、発信する力、社会貢献する力、志。
堀江)確かにそう思うけど、でも上の項目(希望の高いものに記載されている力)を先につけちゃう。
朝山)つけちゃう?
堀江)下の力も大事なんだろうけど、上もあったら、上もつけるんだろうなっていうのはすごくある。でもそれ綺麗事ですよね。
朝山)何個つけても良いって言ってんだよ、大事だと思っていないのかな?どうですか?植松さん。
植松)えっと、要するにこれは目立つなと、波風を立てるなーと言ってるわけですよね。きっと親がそうやって生きてきたんだろうね。もしかしたら、意欲的に誰かに働きかけて、嫌な思いをしたという経験があるから、もしかしたら、これはあまり望まない力になっているのかな。子どもに嫌な想いさせたくないから、あまり目立つんじゃないっていく気持ちが反映されているのかな。ちょっとかわいそうだけど。
朝山)私たちの世代って出る釘は打たれるみたいな。今は出る釘を育てろっていう時代だと思いますよね。
植松)全くその通りですね。
朝山)そんな中で親自身の意識がこれ変化を起こす力とか、リーダーシップとか働きかける力、社会貢献する意欲とか志って、先ほど植松さんがおっしゃっていたことと反するじゃないですか。
植松)でも友達を大切する力とか、思いやる力っていうのと、この働きかけるとか社会貢献が逆第一にいるっていうのが謎ですよね。
朝山)バッチリデータでは出ちゃってますね。
植松)でもそれは、親御さん達のわくわくエンジンを支える人がいなかったんだろうね。
朝山)そうだよね、そうだよね、親のわくわくエンジンが実は子どもより先に大事なんじゃないか。
堀江)親が先。
植松)そうそうそう。
朝山)親がわくわくする気持ち、これが好きっていうの抑えられてきてるから、育つ中で。子どもたちにはその通りできない。
堀江)やり方が分からない。
植松)だから野球が好きで来ちゃった結果、選手になれなかったプチンってなっちゃう、みないな経験をする人があまりにも多すぎる、きっと。
朝山)野球好きだけど、それじゃあ仕事にならんって考えちゃう。
植松)野球選手になるなんてAKBより難しい。
朝山)そうでしょう、そうでしょう。東大入るより難しい。
植松)ジャイアンツのコーチの人が言ってたけど、巨人軍に入った選手はすごいんだよ、すごい優秀だよ、でも1回もテレビには映らない人いるから。そうした人たちがクビになった後が大変なんだから。もっと早い段階で野球がすきは、なぜ好きなんだろうがわかっていたら。
朝山)そうするとね、作戦や戦略を立てる子が好きな人は植松さんのところで働いたらめっちゃ良いじゃないですか。どこの企業もね、作戦や戦略立てる仕事は、たくさんあるじゃないですか?!
植松)ありますあります。
朝山)だからその作戦戦略を立てるっていうことをもっとやっていくような仕掛けが必要かなって。
子どもと大人の変化
朝山)今、親と子の関係性、関わり方の話をしたんですけれども、ここからは大人と子どもの変化について当事者に語っていただきます!KMPメンバーのゆいちゃん、由香ちゃん前に出てきてくださーい。
朝山)じゃぁゆいちゃん、中野ゆいちゃんだよね、KMPのメンバーの何年生?
ゆいちゃん)中学1年生です。
朝山)ゆいちゃんは、小学校6年生の時にメッセンジャーで、私にメッセージを送ってきてくれたんですよ。何かと思ったらね、「私は6年生で子どもですけども、わくナビになれますか?」って。わくナビっていうのは、プログラムの中で、子どもからのわくわくエンジンを引き出す力を持っている人のこと。私たちは、引き出す力を必要だと思っています。そのわくナビに、私もなれますか?ってメッセージを送ってきたんですよ、6年生ですよ!質問なんだけど、何でわくナビになりたいって思ったの?
ゆいちゃん)私みたいに、学校に行きづらかったり、自分の意見を言うのが苦手な人でも自分のわくわくを認めてもらうことで私はこれでいいんやなーって毎日がちょっとでも楽しくなったら良いなぁって思って、そのわくわくを見つける手伝いをしたいなぁって思ったからです。
朝山)わくわくを見つけてもらったり、わくわくを肯定される経験をしたってこと?どんなふうに?
ゆいちゃん)自分のわくわくを言っていってる時にわくわくナビゲーターをしている藍ちゃんが、これめっちゃいいやんみたいな感じで言ってくれて、それがめっちゃうれしかったです。
朝山)プログラムを受けたらわくナビさんたちがそれめっちゃええやんって言ってくれた、それが学校行ってもつまんないし、学校行きたくないなぁって思ってる気持ちでいたけど、自分がわくわくする気持ちになって肯定されたような気持ちになったってこと?
ゆいちゃん)そうです。
朝山)それで友達にもやってあげたいってなった?
ゆいちゃん)思いました。
朝山)すごいねぇー!
わくナビさんの引き出す力!子どもの中にはダイヤモンドの原石のようなわくわくエンジンがあるわけです、ダイヤモンドの原石を大人たちが引き出す、認める、応援する、伴走する、を私たちはやってるんです。
堀江)それを朝山さんの元で学ぶんです。
何度も何度も練習して、まず見つけて、引き出して、伴走して、を1、2年かけて学ぶんです。
朝山)そう、そのプログラムを受けた結果、お友達にもやってあげたいって思ったってことね。そうするとね、大人の力だけじゃなくて、子どもたちにも引き出す力があるといい。お友達同士でもできるってことやね、クラス作りにも使ってもらえる。
堀江)子ども同士でも絶対良い。だって、あるんですよ、そこに。わくわくエンジンの原石が。子どもにもともとあるもんだから、別に教えなくて良いし。別に何か与えたからできるもんじゃないし、あるんだから。泥土を避けて見つけてあげたら良い。その力が大人や子どもたち同士でお互いできれば良い、親もね。
朝山)ゆいちゃんのメッセージ見た時、本当に衝撃で。これは大人が子どもに対して引き出す力が大事だと主張していたんです。でもね、子どもがつけたい力になっている。って、文部科学大臣聞いてますー?
堀江)自分で自分のことができれば良いんです。それをやってる私いつも
朝山)ゆいちゃん実現しようね!
ゆいちゃん)はい!
朝山)ありがとう!
そして、大人の関わり方でずいぶん変わったということなんですけど、由香ちゃんもKMPのメンバー?
ゆかちゃん)そうです、私もKMPとして、同じわくナビ養成講座で研修を受けて、わくわくナビゲーターとして活動しています!
朝山)今キーパーソン21の会員にもなってくれて。由香ちゃんのわくわくエンジンは何ですか?
ゆかちゃん)私のわくわくエンジンは笑顔の連鎖を作っていくこと
朝山)笑顔の連鎖を作ること!
ゆかちゃん)普段カメラマンという仕事をしています。カメラマンって被写体、特に子どもの写真を撮るんですけど、子どもの笑顔を撮ることで子どもを笑顔がまず一つ生まれます、その撮影の様子を見ているお父さんお母さん、保護者の方がまた笑顔になってくれる、仕上がった写真を見てまたそこで笑顔になってくれる、その写真を持って帰ってもしかしたらおじいちゃんおばあちゃんが見てくれてそこでまた笑顔の花が咲く、そういう仕事に関われているということが改めて発見できたことで、より仕事が楽しくなって、その仕事をしている自分に自信が持てるようになっていきました。
朝山)素晴らしい!
堀江)なんで私がこの仕事をしているのか自分でわかるようになる、それ結構みんなわかってなくて、何でこの仕事したんだっけって、分からないんだけど。私はこれが好きだから今頑張れてるんだって、そこがわかると一人でエンジン発動してピャーっていきますよね!
朝山)仕事やりたくない、何でこんな仕事やってんねやろって思っている人があれ、私それやったか、そこが自分の原動力やったかって気付く。
ゆかちゃん)体力的には年々しんどくなってくるんですけど、でもやっぱりやめたいとは思わなくて、もっとやりたい、もっとやりたいって。
朝山)主体的に自分から動く、仕事する人になってる。
堀江)それを見つけてみないと分からないんですよ、私45まで見つけられなくて、朝山さんと出会って初めて見つかったっていうか理解したっていうか、だから体験しないと分からない、だから体験してーって思って滋賀に広げようと思って頑張ってるんです。
朝山)それで、ゆかちゃん、わくわくエンジンがわかって、自分の子どもとか家庭とか、仕事場とか、KMPの活動とか関わり方で変わったことあった?
ゆかちゃん)やっぱりその人の好きなことに向かっていく原動力ってすごいっていうのは自分で体感しているので、そこを見つけてあげたい、この子は何が好きなのかな、と意識して接するようになってきたんじゃないのかなと思います。
朝山)仕事場とかでも、自分の子どもにも?
ゆかちゃん)自分の子どもが難しい!
堀江)そこやん、そこやん。
朝山)そこ頑張ろうね。
堀江)母親父親が自分の子どもに対してだと、なかなか難しかったりする。だから周りの大人がいる!そのための周りの大人!
ゆかちゃん)我が子には難しくても、他人、知ってる子どもたち、全く知らない子どもたちには言うてあげられる。自分の子どもたちに対しては、認めてあげられなかったなぁって気付くようになってきたというのも成長の一つかなと思います。
朝山)大人がわくわくエンジンを発見したことによって、子どもへの関わり方が変わるってことやな。ゆいちゃん由香ちゃん、ありがとうございました。
これから大人はどんな力を持ったらいい?
朝山)これからwithコロナの時代、そしてVUCAの時代と言われたり。社会の変化が早い、この時代に私たち親、先生、地域の大人たちも、子どもたちをどうやって育てたら良いか、あるいは親たちもどうやって生きたら良いかすごく悩むところだと思うんです。何が起きるか分からない時代に、私たち大人はこれから、子どもたちに、あるいは大人たちにどんな力をつけたら良いと思いますか?
朝山)私から、自分の中のわくわくを見つける。これ案外そんな力必要だなんて誰も思っていなくて、わくわくすると人は能動的になる、主体的になる、これがスタートなんじゃないかなと思ってこれを書かせていただきました。
堀江)私は朝山さんから次のステップにいきます。自分の中のわくわくを見つける力がつくと、自分が何のオタクかが自分でわかります。自分のオタクなところを見つけたらそれを発信してください。「自分はこれが得意です、これにわくわくします」と発信してください。あなたのオタクなところを必要としている人は絶対にいます。私は植松さんオタクです。
朝山)私らみんなオタクやね。植松さんもオタクやね。
植松)僕はね、いつも言ってること、「やさしさ」が大事かなって。だってさ、コロナにかかる人ってかかりたくてかかってるんじゃないのに、なんでかかってるかもしれない人が攻撃するだろう?って理解できんわ!って思います。夏に地元に帰省できない社員がいるんだけど、帰省できない理由が「近所の目が怖いから」だから帰省できないという状況。これはおかしすぎる。これは関わるとか見捨てないとか大事なことだと思います。
朝山)SDGsも一人も取り残さない。
植松)優しいって、それができる余力があるってこと。自分のわくわくエンジンが見つからない人はしんどく生きてる、余力がないから。自分のやりたいことがわかっていれば、余力が生まれて優しくなれる気がするんだよね。だからさっきの野球の話すごくわかりやすかったです。
朝山)さっきのゆいちゃんもね、自分を認めてもらえたら、人のことも認められる、その連鎖だと思うんですよね。
朝山)あっとゆうまに、終わりの時間になってしまいました。今日はありがとうございました。
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