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「怠慢、短気、傲慢」も美徳になる

Perlというプログラム言語を開発したラリーウォールが提唱した「プログラマの三大美徳」が標題にある怠慢、短気、傲慢です。ある意味、日本の古き良き職人のような気風ですが、2chのようなネット掲示板はこうした空気感で役柄が演じられていたような気もします。

怠慢だから「一度書いたプログラムを二度と書きたくない」。
だから関数の汎用化やライブラリ整備をしようとなります。呼び出すだけで済むようになるので、手間が減るわけです。

短気だから「どうせ次はこんな問題が起こるんだろ?」と起こる前の問題を先取りして「むかつき」、それがいやだから事前に手を打ちます。ぷんぷん怒りをあらわにしながら血走った眼でプログラムしている人、たまにいます。

傲慢だからプライドをもって、他人に指をさされないように、自分なりの最善を常に尽くします。まあ本当に偉そうに解説してくれます。

この気質をもったプログラマと話すときは疲れます。頭よさそうで、攻撃的で、一度目の説明はわりと丁寧にしてくれるんですが、二度同じことを聞くと、わりとお互いにとってハッピーじゃない時間が訪れます。「このドキュメントを見てから話をしませんか?」と冷たいメールがくるときはまだいいのですが、怒りの電話がかかってくると面倒です。まあ、相手にされなくなるとそれはそれで困るので、しっかり伺うわけですが。。

でもその分、仕事はしっかりやってくれるので、かなり頼りになったりします。現場の要を務めることができる強さがあるから、短所ともいえるこの3点を美徳として仕事を回すエンジンにしていけるわけです。

自分の欠点を強みに変えたり、補う努力を強みに変える

人によって、自分の持ち味があります。他人と似ていてもいいし、違っていてもいいんですが、持ち味を活かして仕事ができると、ハードに働いていても苦になりにくいです。

真面目な人は、他人の話を一生懸命聞いてあげられるし、定期的なタスクを律儀にこなすこともできると思います。

のんびり屋であれば、他人に優しくなれます。他人を緊張させずに悩みを聞いたりもできるでしょう。

プライドがない人は、他人を立てることができます。自分は黒子になって周りの人が主役を張れるように応援できると思います。

自分の特徴(欠点も強みもあると思うのですが)、その特徴を個性として前向きにとらえて、できることをやっていくのが大事だと思います。能力がないという個性もあります。その場合はわからない人、できない人の視点を提供しましょう。やる気がない人もいます。その場合は、やる気が出る方法を考えたり、やむをえずやるシチュエーションを具現化していくと仕事に貢献できるとおもいます。貧乏な人は、貧乏な人の視点で価格評価やサービス評価できる。

あなたの特徴は、あなたの個性であり、あなたの武器です。全部使って戦っていきましょう。例えば退屈とか、今の仕事とか、人生とかに挑んでいきましょう。

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