仮想 嘘のこと

春になってもわたしは1人だ。1人でご飯を食べる、寝る。仕事はせず、ただ仕送りと月に何度かのバイトで食い繋ぐ。服を買うこともないし食に興味もないためコンビニ飯で事足りている虚しい人生だ。どこで間違ったのだろう。バイトで暇なときに人生が成功していた時のことをよく妄想する。小学校では勉強もそこそこにクラブに所属する。野球でもサッカーでもいい、と思ったがバスケがいいのではないかと気がついた。小学校のうちに筋肉を付けすぎると背が伸びなくなる。これはわたし自身の経験から言えることだ。中学に上がり、ここでは数学、英語に焦点を当て集中的に勉強する。数学はなんとなく思考が柔らかくなりそうだし、なんといっても英語は就職に役立つ。大学受験の時に一番ネックになったのが英語であった。英語ができるだけでクモの上の人のように感じる。中学校の部活動はサッカーかバスケがいい。サッカーはモテるし何より大学に入ったときにフットサルのサークルに入りやすくなる。フットサルもできる、英語もできる、数学もできる、完璧な大学生活だ。勉強は真面目に一生懸命にやる。中学で学ぶ内容はそこまで難しくないためここまではなんとかなる。問題は高校からだ。まず県内でも有数の学校に入る必要がある。学校側が勉強のための設備を整えているかが重要だ。また周りの学生のレベルも高い方がより刺激になる。これは経験済みだ。高校数学は未知なためほんとにわからない。英語ででも言えることだが中学でどれだけ基礎を完成させているかが大事だ。
 このように人生を完璧に歩むにはどれだけ遡っても難しいことがわかる。大学に進めば就職があり、面接やグループディスカッション、全てが体験したこととは言えないだろう。このことかから導き出した考えは、今を精一杯生きるということだ。わたしの現状はうまくいっていない。この現状をを打破できるような秘密兵器を持ち合わせてもいない。だがやらねばならない。周りの人がやっているように。
 ここから頑張ろうと思う。誠実に、計画的に、できるだろうか。
 
 不安しかないが一生に頑張ろう。
 

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