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2016年9月の記事一覧
「差別」から生まれた自由空間としての戦前プロ野球――『洲崎球場のポール際』著者・森田創インタビュー(前編)
今朝のメルマガは、草創期のプロ野球を描いたノンフィクション『洲崎球場のポール際』著者・森田創さんのインタビューです。戦前に始まったプロ野球の名勝負の舞台となったのが、現在の東京都江東区にあった「洲崎球場」でした。なぜ東京の東側でプロ野球文化が芽吹いたのか? 東京の都市構造やメディア環境の変貌が、大衆文化に何をもたらしたのかを語ってもらいました。
▼プロフィール
森田創(もりた・そう)
1974年
東京っぽいインターネットサービスは「遊び半分」がキーワード/古川健介『TOKYO INTERNET』
今回のnoteは古川健介さんの新連載「TOKYO INTERNET」の第1回をお届けします。
ニューヨーク、ロンドン、シリコンバレー、そして東京。都市の物語とそこから生まれるインターネットサービスには深いつながりがあったーー。この連載ではときにガラパゴスと呼ばれる日本のインターネット進化史を〈東京〉という都市の文化から読み解いていきます。
▼プロフィール
古川健介(ふるかわ・けんすけ)
198
地理と文化と野球の関係(「文化系のための野球入門――ギークカルチャーとしての平成野球史」vol.4)
今朝のメルマガは「文化系のための野球入門」をお届けします。今回は「野球人気の地域差」に着目し、日本社会に暮らす人々が、野球というスポーツ/エンターテインメントに接する際の温度差について考えます。
▼執筆者プロフィール
中野慧(なかの・けい)
1986年生、PLANETS編集部。文化、政治からスポーツまで色々な書籍・記事を担当しています。過去の構成担当書籍に『静かなる革命へのブループリント』(宇野
『火花』――“解像度”を上げて現実に対抗するフィクション――メガヒット小説映像化にNetflixが選ばれた理由(成馬零一×宇野常寛)
今朝のメルマガは、『火花』をめぐる成馬零一さんと宇野常寛の対談をお届けします。地上波ではなくNetflixで映像化されたピース・又吉直樹による小説『火花』。脂の乗った映画監督たちを起用して作られたこのドラマが、Netflixオリジナル作品だからできたこと、そして、現在のテレビが置かれている状況について語りました。(初出:「サイゾー」2016年9月号(サイゾー))
(出典)
▼作品紹介
『火花』
複数の世代感覚を媒介することに成功した『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(『石岡良治の現代アニメ史講義』10年代、深夜アニメ表現の広がり(5))【毎月第4木曜配信】
今朝のメルマガは『石岡良治の現代アニメ史講義』をお届けします。今回は富山のアニメ制作スタジオP.A.WORKSの諸作品に注目しつつ、2011年を代表するヒット作となった『あの花』へと至る「深夜アニメ的表現」の系譜を考えます。
▼プロフィール
石岡良治(いしおか・よしはる)
1972年東京生まれ。批評家・表象文化論(芸術理論・視覚文化)・ポピュラー文化研究。東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論
どこまでが「ゲーム」なのか? | 井上明人
今朝のメルマガは井上明人さんの『中心をもたない、現象としてのゲームについて』の第9回です。空手家・大山倍達の「強さ」の追求が、期せずして直面したゲーム的世界観。「ゲーム」と「それ以外」を区分する境界線は、どこに引かれるべきなのか。「現象としてのゲーム」の具体的な議論のために、ゲームを定義する5つの評価基準を提示します。
井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』第9回
■ 2−5 ど
【インタビュー】 秋草俊一郎「〈文学〉は情報化を欲望する―― デジタル・ヒューマニティーズの可能性」
今朝のメルマガは、フランコ・モレッティ『遠読 〈世界文学システム〉への挑戦』を翻訳した、秋草俊一郎さんのインタビューです。過去の膨大な文学作品をビックデータとして解析するという、新しい比較文学の手法「デジタル・ヒューマニティーズ」の代表的な論者であるフランコ・モレッティと、彼が提示した「遠読(Distant Reading)」という方法論は、文芸批評に何をもたらすのか。比較文学の研究者であり翻訳家
もっとみるプロデューサーの役割は〈こども電話相談室のおじさん〉である ――90年代V系全盛期を支えた裏方たち (市川哲史×藤谷千明『すべての道はV系に通ず』第6回) 【不定期連載】
今朝のメルマガは、市川哲史さんと藤谷千明さんによる対談連載『すべての道はV系に通ず』をお届けします。今回は、90年代V系全盛期に成田忍、佐久間正英、岡野ハジメといった名プロデューサーが果たした役割を考えます。
【お知らせ】市川哲史さんの〈V系〉論、最新刊が発売中です!
(藤谷千明さんとの録り下ろし対談も収録!)
『逆襲の<ヴィジュアル系>―ヤンキーからオタクに受け継がれたもの―』(垣内出版)
『小さな園の大きな奇跡』『マダム・イン・ニューヨーク』 ☆加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage
今朝のメルマガは、加藤るみさんの連載『加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage』第4回をお届けします。今回取り上げるのは女性が活躍する2本。るみさんが涙、涙の感動作と語る香港映画『小さな園の大きな奇跡』と、NYを舞台にしたインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』です。
加藤るみの映画館(シアター)の女神 2nd Stage
第4回『小さな園の大きな奇跡』『マダム・イン・ニューヨーク
橘宏樹『現役官僚の滞英日記』最終回「イギリスから何を学ぶか」【毎月第2水曜配信】
今朝のメルマガは橘宏樹さんの『現役官僚の滞英日記』最終回をお届けします。今回は、約2年にわたった連載の総まとめとして、マネジメント手法、外交戦略、コミュニケーションにおける日英の違いから何を学ぶべきかについて論じます。
▼プロフィール
橘宏樹(たちばな・ひろき)
官庁勤務。2014年夏より2年間、政府派遣により英国留学中。官庁勤務のかたわら、NPO法人ZESDA(http://zesda.jp/