ディス・イズ・○○

最近、舌が馬鹿になりそうな、もしくはもうなっているのか、そんな気がしてならない。

お正月の1日つまり元日を休んだ後、サービス業の私は丸々2週間、勤務した。
独り暮らしの朝は忙しいので、朝はトーストとインスタントコーヒー。
夜は眠りが浅くなるから、ブラックコーヒーは淹れない。せいぜいコンビニの甘ったるいカフェラテ。
もちろん上手くもなんともない。ただしマズイとも思わない。
そんなこんなで2週間。

果たして私は、次に自分で淹れたコーヒーを、または専門店に行ったときに、
コーヒーをしみじみ「美味しい…」と感じられるのだろうか?

ここで思うことは、きっとインスタントコーヒーで育った人はそれがコーヒーの味、チルドのカフェラテを先に刷り込まれた人は、
それぞれが「ディス・イズ・コーヒー」だと思うのではないか? ということ。

仮にそうだとした場合。
バナナはまぁいい。大衆的な果物だから。
マンゴーを食べた経験がなく、マンゴー味のかき氷やドリンクを、
これがマンゴー味、と思っている人はけっこう多くないだろうか?

抹茶の苦味を知らずして、キットカットやオレオの抹茶味をディス・イズ・抹茶、そう考える人は多くないだろうか。

ま、だからどうだ、ということはないのだけれど。

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