アニミズム JOMON
すべてのものに精霊が宿っている。
アニミズムという宗教観だ。
日本人のDNAには、アニミズムの精神が宿っている。
自然崇拝とアニミズムは同じようで違う。
自然崇拝は、山や海、自然そのものを崇拝し、
人工物やパーツを崇拝することはない。
しかし、アニミズムは、山そのものを崇拝するのではなく、
山に宿る「精霊」を崇拝する。
また、人工物やパーツ、例えば土器や足に宿る精霊もいる。
環状列石は世界中に存在するが縄文時代にあり、
ストーンサークルと言われている。
縄文時代は今、世界中の考古学者からも注目されている。
僕はこのアニミズムという精神性が大好きだ。
陶芸においても、自分を表現するというよりは、
自分という体を通して、何かとつながり、
そのメッセージを土に落とし込むことをしている。
僕はそのとき、表現者ではなくメッセンジャーになる。
何か自分ではないところと繋がっている感覚を味わったことはないか。
自分ではない、「本当の自分」のような場所だ。
スピリチュアル的には、愛とか、光とか、ハイヤーセルフとかいう。
現代的にいうと、人類の英知を超えたAI搭載のクラウドに
アクセスするといった感じか。
そこと繋がっているときは疲れない。
そこから遠く離れたことをしていると疲れる。
僕は最近、仕事でいろいろあり疲れを感じやすくなっているが
その半面、つながる感覚も高まってきている。
今、ここを、楽しむ。