君は一人だけど俺も一人だよって
誰がどんなアーティストを聴いていようと構わない。が、これまでにどれだけ好きなアーティストを心で噛み潰してきたのか考えた時、そこにはやっぱりアイツもいて、高級なコンデンサーマイクで録ったであろうアイツの声は今日もしゃがれている。
おかげさまで大好きなアイツも15周年を迎えるのに、自分はそのバンドのことを語らずじまいな予感がして、少しだけ思いの丈を語る。というか、ここは存分に好き勝手騒いでいい場だと聞いている。
アイツの曲が変に詩的でリアリティがあるのは、アイツの歌声が淡い思い出を含んでいるからだ。
あなたがくれた携帯のストラップ
大事な所はどっかにいって
紐だけ残った
アイツはあまりに分かっている。
いや、本当は何も分かっていないのかもしれない。
ハニー、青空に浮かぶ白い月をなんだか嫌いになりそうだよ。
15周年おめでとう。お体にお気をつけて。