
【シンプル解説】イーサリアム版ドメイン「.eth」を取得しよう
こんにちは、わくと申します。

今回は「.eth」について、極力専門用語を使わず
シンプルに解説しますので、よかったら最後までお付き合いください。
また、手っ取り早く取得方法のみ知りたいという方は、
目次から「4.ENSの取得方法」に飛んでいただくとスムーズです。
1.「.eth」ってなに?
Twitterで「○○.eth」のようなアカウント名を見かけたり、
NFTのウォレットアドレスを「△△.eth」のように記載している人を
見かけたことはありませんか?
「.com」や「.jp」などが "インターネット上のドメイン" のように、
「.eth」は "イーサリアムブロックチェーン上のドメイン" なのです。
この「.eth」を発行するサービスのことを
「ENS」(イーサリアムネームサービス)と言います。
先日、北島康介さんがENSを取得したことがニュースになったので
知った方もいるかもしれません。

また、アメリカビール大手のバドワイザーは、
「beer.eth」を30ETH(1000万円以上)で購入し大きく話題になりました。
※ENSはNFTとしてOpenSea上で取引することが可能です。
2.ENS取得のメリット
ENSを取得するメリットは大きく3つあります。
①ウォレットアドレスを間違えるリスクを減らせる
②ENSを持ってることでトークンやNFTをもらえる可能性がある
③ENSを持っているだけで、一目置かれる?
①ウォレットアドレスを間違えるリスクを減らせる
使い道の一つは、"覚えることのできる"ウォレットアドレスとしてです。
通常イーサリアムのウォレットアドレスは
「0xF0AEC05*************************F7A94e84」
と非常に長く、かつ法則性も分からないので覚えることが出来ません。
「ウォレットアドレスを手入力することなんてない!
コピペするから覚えられなくても問題ない!」
それもそうなのですが、
仮想通貨やNFTの世界は、1分1秒で大きく状況が変化します。
急いでいる時に簡単に記憶から呼び起せて、
入力出来る10文字前後のアドレスがあると非常に便利ですよね。
また、誤って頭やお尻の1文字だけ消してしまった経験ありませんか?
仮想通貨・NFTの世界はアドレスを1文字でも間違えると
取引がすべて失われてしまうリスクがあります。
短い文字列であれば、1文字減った場合でも違和感を感じるはずです。
②ENSを持つことでトークンやNFTをもらえる可能性がある
過去ENSホルダーに運営から(ガバナンス)トークンが配布されました。
このトークンは「$ENS」といい、取引所に上場後瞬く間に価値を上げ
短期で大きく利益を上げたホルダーさんがたくさんいました。
運営からのトークン配布は終わりましたが、
別のトークンやNFTのキャンペーン応募資格に
ENSホルダーであることが条件になるケースが増えてきています。
※ENS運営からは、今後運営の活動に貢献した人へ
トークンを配布すると発表されてます。
③ENSを持っているだけで、一目置かれる?
こちらは感覚的なことですが、
わざわざ手間やお金をかけてENSを取得している人は
それだけでブロックチェーンに熱意のある人が多いと思いますし、
そのように見られることが現状多いと思います。
先日北島康介さんが最初のNFTにENSを取得した際も
「ブランディングが分かっている」「センスがいい」
といった好意的な反応が多かったです。
3.ENSの値段は?
ENSは「aaa.eth」のように、ドットの前の文字は
3文字以上から取得可能です。
文字数は少ない方が高く、具体的には以下の値段になります
3文字 :0.169ETH × 年数(約7.4万円/年)
4文字 :0.042ETH × 年数(約1.8万円/年)
5文字以上:0.001ETH × 年数(約500円/年)
(22年1月5日時点)
5文字以上から急に安い・・・!
また、例としてそれぞれ10年分取得した場合、
3文字 → 7.4万円 × 10年 + ガス代 = 74万円 + ガス代
4文字 → 1.8万円 × 10年 + ガス代 = 18万円 + ガス代
5文字以上 → 500円×10年+ガス代 =0.5万円+ガス代
ガス代は文字数や取得年数に限らずそのタイミングで決まります。
また仮に期限を更新する際にもガス代は発生するので、
どうせならそれなりの期間取得する方がおトクです。
よほど3~4文字の強い思い入れの文字列がない限り、
「5文字以上」で「10年以上」取得されることをおススメします!
※なおイーサリアムのガス代は平日よりも土日が安い傾向にあるので
土日に取得することもおススメです!
※イーサリアムチェーンのガス代については別で詳細記事を書きます。
4.ENSの取得方法
こちらは非常に簡単です
①ホームページにアクセス
こちらになります。
https://ens.domains/ja/

②希望の文字が取得可能か確認
現状ENS取得は早いもの勝ちです。なるべく早く取っちゃいましょう!



③取得年数を決め、金額を確認

ガス代はリアルタイムで変わるので、
実際の取引が実行されるタイミングとの時差で
表示されているガス代から変わることがあります。
④ウォレットを接続、記載の通りに実行

以上になります。
無事取得できるとOpenSea上にこのようにNFTとして現れます。

5.ENSの登録方法
最後に、購入したENSを登録します。
ここで言う登録とは、ドメインをウォレットアドレスに紐づける作業です。
①マイENSをクリック

②取得したENSを入力し登録

以上で「ENS」の導入は完了になります。お疲れ様でした!
OpenSeaなどにもこのように反映されます。

いかがでしたでしょうか?
少し手間とお金はかかりますが、メリットの多いENS、
ぜひ導入を検討してみてください!
この記事があなたのNFTを楽しくする一助になれば幸いです。