説得力のある王道 - バレンタイン企画 -
あの「日向坂で会いましょう」がまさかの王道企画。
バレンタインということで、メンバーが妄想した理想のシチュエーションを朗読劇で再現!
とまぁ乃木坂46ではよく見る妄想シチュエーションですね。かずみんが大好きなやつ。
日向坂46も一応初回のぶりっこ選手権とか南ちゃん選手権とか、それっぽいことはやってるんです。
ただそれこそ「ぶりっこ」とか「南ちゃん」とか、謎のフィルタ通してばかりだったので、こんなに王道なのは多分初ですね。
MCも「みんなこういうのがやりたかったんでしょ?」というフリから入るくらい、「いつもとは違うぞ」感を出してのスタート。
蓋を開けてみれば3回転くらい捻りを入れた企画だったため、「王道…?」と頭にはてなマークが浮かびながら腹抱えて笑う回となりました。
「朗読劇」という発明
まず相手役はメンバーがやる。
これは全然よくある話ですね。乃木坂でもBINGOでも大体そう。
まさかお面つけて誰だかわからなくする、という形でくるとは。
見た目ではなく内面で選べ、ということで質問コーナーに突入するのですが、要はこれは自らのキャラ設定に関する大喜利ですよね。
圧倒的な違和感を放つ5番と、完全にキャラ設定に成功した4番がめちゃめちゃ輝いて見えました。
誰だか丸わかりじゃねーか、みたいな野暮なことは言わないw
この方式を最大に活かすのが「朗読劇」というスタイルなんだな、とも思いました。
誰が指名されるかはわからないので、指名されてから台本を覚えて…となると時間がかかり過ぎてしまう。
それでなくても収録押しがちなひなあい。そこのタイムロスは致命的です。
覚える時間がないなら、読めばいいじゃない!
と言ったかどうかわかりませんが、DASADAの朗読劇を経て、メンバーもおひさまも既にこのスタイルには馴染みがある。
ということで即興芝居が見事成立するフィーリングカップルとなりました。
ただし最初にやったペアが影山・未来虹というDASADA未経験コンビでしたがw
演技もできる未来虹
しかし前回の記事にて、トリッキーなルール持ちメンバーが多くいる状況では、普通の感性を持っているみくにんはいまいち活躍できなかったね、みたいなことを書いたのですが…
今回は王道企画によって完全にスターと化していました。
なにあの男装姿、めっちゃ似合う。影ちゃんとの身長差、完璧でしょ。
もちろんそれだけに止まらず、演技もよかった。
ほぼ初演技だと思うのですが、日向坂でも演技力の高い影ちゃんによくついていけてたな、と思います。
特に表情の付け方。
照れ臭そうな表情とか、とてもうまいと思った。
もともと3期の中でも圧倒的に喋れるみくにん。なんでもできる人がまた日向坂に誕生したな、と思いました。
爆笑コント師ミホ&きょんこ
美穂の回は、爆笑コントに結果的にはなってしまったのだけど、周りがお腹抱えて大爆笑になってる中、普通に芝居をやりきる姿が逆に一番面白かったと思いますw
バクマンでいうところの「シリアスな笑い」というやつ。
というか周りがあんだけ笑ってたらきょんこはそりゃ笑うでしょ。
MC席まで声出して笑ってたし、あれはもう全員反省文ですw
きょんこのゲラは多分ちゃんと練習したものを披露する場なら大丈夫なんだけど、即興だと入り込めなくて出ちゃうやつなんだろうな、と思いました。
KAWADAさんはもうあれがKAWADAさんだからw
逆に期待通りの活躍をちゃんと見せてくれてる。
そして美穂に関しては、以前の怪談話でもそうだったように「大ボケの前の綺麗なフリ」を成立させるのが抜群にうまい。
「怪談話」といってるのは、芽実のぶりっこ怪談だけでなく、KAWADAさんの「秋頃だったでしょうか」が誕生した怪談回も同じくです。
あの回もまともな怪談話をしたのは美穂だけ、という綺麗なフリでした。
以前から若林の言葉を借りて、「渡邉美穂は日向坂46の2番セカンドである」という説を主張しているのですが、今回もまさにそう言った活躍だったと思います。
願わくば演技畑の人たちの目に止まりますように。
冒険をした上での王道
ひなあい翌日のしくじり先生にかとしが出演していました。
テーマは「スーパー戦隊」がマンネリ打破のために犯したしくじり。
麒麟の川島先生が締め括りに言ったのが
「いろいろ冒険した上での王道は、また説得力が出てくる」
という言葉でした。
タイミング的にひなあいにはこの言葉がぴったりだなと思いました。
今まで散々いろいろやってきたからこそ、改めて取り組む王道企画に説得力があったな、と。
普段とは違う男装や妄想シチュエーションの内容で盛り上がるだけではなく、他の要素を混ぜ込んで「ここまではいける」と攻めの部分も持たせることができる。
ひなあいは堂々と王道を歩める番組に成長したな、と感じた回でした。
それにしても10人男装用意して、前半で2人しか披露しないって。進むの遅過ぎない?次回残りの8人全員出れるの?まさかナレベ?3週跨ぎ期待していい?
あ、そういえば
若「来々週あたりからまた大喜利番組に戻ります」
テ「ぜんぶ、たくしのせい」
の流れがよくわからなかったんですが、誰か答え知ってる方いたら教えてください。
バレンタインの次の企画ってもう決まってるんだっけ?そんな流れあった?