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子どもの『横目』に注意!その2
前回、自閉症傾向のあるお子さんは、
独特な物の見方、『横目』で見やすいと
書かせて頂きました。
『横目』で見ることは、決して悪いことでは
ありませんが、目の動きが悪いと、
見落としたり注意が行き届きません。
また、幼児から『横目』で生活していくと、
目の焦点がズレて成長することもあります。
では、どうすれば良いのか?
ズバリ!゛ビジョントレーンング”です。
目の動きをスムーズにし、
視覚範囲を広げる運動です。
実際に、発達障害の児童を受け入れている
私立学校では毎朝、ビジョントレーニングを
日課としています。
”ビジョントレーニング”も多岐に渡りますが、
幼児向けの基本のトレーニングを
下記にご紹介します。
<基本のやり方>
①子どもの顔の30㎝ほど前に、
ボールペンか鉛筆を立てる
②ボールペンの上の先端を、
頭を動かさずに目で追うように指示し、
左右にゆっくりボールペンを動かす。
その際、目の動きをチェックする。
③遊び感覚で1日数回、気長に続ける。
※目が動いてもすぐに真ん中に戻る場合は、
目の動きがスムーズではない証です。
※子どもが注視しやすいように、
ペン先がキャラクター物がオススメ。
※先に親が見本を見せる。
この”ビジョントレーニング”は、
読字障害、書字障害の対処法でもあるので、
とても大事なトレーニングです。
ぜひ、試してみて下さいね。