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【1週間日記:15・16週目】トラブル続出!経験値爆上がり旅〜イタリア編・コロナに感染するの巻〜
こんにちは、わこです!
今回も引き続き冬休み旅行についてお話します!
前回のお話
冬休みを利用して、約2週間でドイツ周辺6カ国を回る長期旅行に出た私たちですが、1カ国目のフランス・パリからトラブル続出。なんと、友人が携帯を掏られてしまうという大事件が発生しました。様々な困難を乗り越え、事件は解決に向かい、予定通りパリからイタリア・レッコの友人宅に移動してきました。
ミラノの休日
イタリアの友人宅に到着し、一晩過ごした私たちは、新しい携帯を手に入れるため実家に帰ることになった友人を見送るため、電車で1時間ほどかけてミラノへ。
友人を見送ったあと、私、日本人の友人、家に泊めてくれているイタリア人の友人の3人でミラノ観光に行きました!
一日かけて、ミラノの主要な観光地を周りました!そして、思ったのは、ミラノは人も鳩も多い(笑)ドゥオモ(1枚目の写真)前の広場では、大量の鳩と記念撮影をするのが定番になっているらしく、多くの人がパンをばら撒き、鳩に囲まれながら写真を撮っていました😅昼食は最近人気というパスタチェーン店でパスタを食べました。美味しかった!大満足のミラノ旅でした!
衝撃の告白
友人の家に滞在して3日目の朝。
ずっと一緒に旅行していたイタリア人の友人が携帯盗難事件の関係で、実家に帰ってしまったこともあり、今後の旅行をどうするか相談していました。
すると、滞在させてもらっているイタリア人の友人のお兄さんが深刻な顔で部屋に入ってきて「ちょっと話があるんだけど、今話せる?」と言われ、何事だろう?と思いながらも軽い気持ちでリビングへ…
リビングへ行くと、友人とお兄さんが深刻な顔で立っていて、
「陽性になってしまった…」
お兄さんからのその一言で一瞬にして状況を把握。話を聞くと、その日の朝、のどに違和感を感じたお兄さんが自宅で抗原検査キットを使って調べたところ陽性反応が出たそう。そのため、家族である友人と友人の両親も同じく自宅で調べたところお父さん以外は陽性反応が出たとのこと。「再度、薬局で検査を受けるが、陽性の確立が高いと思う」と言われました。
普通なら、慌てふためくところなのですが、自分でもびっくりするぐらいその事実をすんなり受け入れ、次どうしよう?という思考に変えるこうとができました。というのも、この旅行が始まって以来トラブルが多発していたため、どんなトラブルが起きても冷静にいられるようになったことと、もしかしたら…と今後起こりそうな最悪の状態を予測しながら行動していたため、「コロナに感染すること」もある程度は予想しており、対策も行っていました。
とりあえず、私たちもコロナに感染している可能性があるため、抗原検査キットを友人からもらい自分で検査。結果は、陰性でした。しかし、濃厚接触者になってしまった現状は変わりません。また、今後、陽性反応が出る可能性も十分にあります。とにかく、今は陰性である以上、今後友人家族からの感染を防ぐためにも、友人家族と離れて隔離生活を行う必要がありました。幸いにも、友人のおばさんのセカンドハウスが空いおり、使ってもよいとのことで、一緒に旅行をしている日本人の友人と2人で友人宅から徒歩10分ほどのおばさん宅で隔離生活を行うことに。
オミクロンと年末年始と隔離生活と
12月30日、急遽始まったイタリアでの隔離生活。それは、1月16日まで、なんと2週間以上続くこととなります。
普通なら、落ち込むとこですが、隔離場所として友人に提供してもらったおばさん宅が超奇麗で友人と二人でテンション爆上がり😂
そんなこんなで、楽しい気持ちで隔離生活が始まりました。最初の頃は、人込みを避けながら、近くの湖へ行ったり、料理を一緒に作って食べたりと比較的自由に過ごしていました。
友人に陽性反応が…
しかし、隔離2日目(12月30日)のことです。一緒におばさん宅で隔離生活を送っている日本人の友人に症状が現れ、抗原検査キットで調べたところ、陽性反応が。友人家族に連絡し、家族の中で唯一陰性であるお父さんの運転の元、近くの薬局でもう一度検査してもらった結果、「とても弱いが陽性である」とのこと。今後の動きとしては、10日間の自宅隔離のあと、再度、薬局で検査をし、陰性結果が出たら隔離生活から解放されるとのことでした。その報告を受け、私も自分で検査キットで調べたところ、私は陰性。
そのため、家の中でも隔離生活が始まりました。部屋を分け、食事は私が作るという生活が始まりました。友人の症状は少し重く、オミクロン株に見られるのどの痛み、鼻水、発熱がありました。特にのどの痛みが深刻で、声が出せない状態が続きました。友人家族にも相談したところ、「扁桃炎の症状もあるのではないか」とのことで、後日薬局で薬を買ってきてもらうことに。
年明けは爆発音と共に
そんな状況がつづき、あっという間に年越しの瞬間を迎えようとしていました。12月31日の大晦日、友人と距離を取りながらリビングの時計の前に立ち、カウントダウン。「明けましておめでとう~!」と喜んだその時、
バンバンバンッ!!
と外からすごい爆発音が!急いでベランダに出てみると、至る所で花火を飛ばしている光が見えました!中にはランタンを飛ばしている人も!結局、花火の音は10分ほど続き、また静かな夜に戻りました。後日、同じく自宅で隔離生活をしているイタリア人の友人に聞いたところ、イタリアでは各家庭や友人、特に若者が集まり、年越しの瞬間に花火を飛ばすそうです!特にイタリア南部ではこの祝い方が一般的らしく、ほとんどの家庭で花火を飛ばすそう。私たちが隔離生活を行っている「レッコ」はイタリア北部のスイス国境に近い場所ですが、それでも花火を上げる人がいるとのことでした。まさか、隔離生活の中で、しかもイタリアで年を越すとは思ってもいませんでしたが、新しい文化の違いを知れて嬉しい気持ちになりました😊
コロナに感染
イタリアでの隔離生活の中、「2022年」新たな年を迎えました~!
しかし、朝からのどに痛みを感じ、検査キットで調べたところ…陽性
自分も感染しているだろう、と思っていたので納得の結果。しかし、まさか、元日にコロナに感染するとは…😭元日はイタリアでも休日。そのため、薬局で検査を受けることができません。なぜ、薬局での検査が必要なのかというと、薬局から保健所の方に連絡が入り、正式にコロナに感染したと認められ、保健所からその後の動き等の指示があるからです。結局、私が薬局で検査を受けることができたのは1月3日の事でした。そのため、最低でも13日までの隔離生活が決定しました。幸いにも、私の症状は軽症で、のどの痛み、鼻水が数日間続きましたが、発熱もほとんどなく元気に過ごしていました。また、イタリア人の友人、その家族、日本人の友人も似たような症状であったことから、みんなオミクロン株に感染したと思われます。
イタリアのおうち時間のリアル
友人のおばさん宅で日本人の友人と2人で隔離生活をしていた私たちですが、友人が毎日のようにおばさん宅まで来てくれて、夕方からは彼女と一緒に過ごしたり、時には、友人のお兄さんも加わって4人で過ごしていました。そして、4人集まると必ずやっていたのが「ボードゲーム」!!
ボードゲームと聞くと、子どもがやるものでしょ?と思う方も多いかもしれませんが、大人でも楽しめるボードゲームがいっぱいある!ボードゲームの楽しさを再確認しました。実は、ドイツでも感じていたことなのですが、ヨーロッパの文化なのか、学生でもボードゲームを楽しんでいる人が多いです。実際、私の寮では「ゲームナイト」というイベントがあり、寮生と様々なボードゲームで遊びました。中には、言葉が分からなくても楽しめるものがあったり、チーム戦で挑むものがあったりと、ボードゲームを通して、会話が生まれ、人との距離が縮まるなと感じていました。
隔離生活でも、様々なボードゲームをし、中には1ゲームに2時間かかる長期戦もありました。心理戦があるゲームだと、人柄がよく出て、友人の新たな一面を知ることができたり、コミュニケーションも増えるため、ボードゲームを通してより仲良くなれたと感じています😊
そして、ボードゲーム以外にしていたのが、料理です。特に、夕食はイタリア人の友人がイタリアの家庭料理を作ってくれて、様々な料理を知ることができました。
こんな感じで、ゆったりした時間を過ごし、イタリア文化を学んだり、友人の新な一面を見つけたりと、とても楽しい隔離生活でした😊
ドイツへ帰還
1月16日、ドイツへ無事帰国し、私たちの波乱の冬休み旅行は終わりを告げました。なんと、予定より10日以上も遅れての帰国でした。
旅行が始まる前は、このような結末になるとは思ってもいませんでした😅しかし、様々なトラブルを経験したことで、沢山の事を学び、友人との絆を深めることができたと感じています。また、どんなトラブルが起こっても、その状況を楽しみながら前向きに対処することができるようになったと実感し、成長したな!と感じています。
この旅行の結末を「残念だ」と捉える方もいられるかもしれませんが、私自身、この旅行内容にとても満足し、貴重な経験をすることができたことに感謝しています!!一生忘れられない「特別な旅行」になりました!!
私の第二の故郷「Lecco(レッコ)」
この2週間、感謝してもしきれないほど、友人や友人家族にとてもお世話になりました。突然現れた私たちを快く迎え入れ、さらには、住居や食事、買い物など隔離生活のサポートまでいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです😭
また、この期間を通して、街を案内してもらったり、イタリアの文化や料理を学んだり、友人のご両親が運営する牧場を訪れたり、と普段の旅行では知ることのできない貴重な経験をすることができたと同時に、友人家族との仲も深めることができ、素敵な出会いができたなと実感しています。帰り際には、友人のお母さんとお父さんが口を揃えて「イタリアに来たらいつでもおいで!」と言ってくれて、イタリアにもう一つの実家ができたみたいで、とても嬉しい気持ちになりました😊
隔離生活で大変なこともありましたが、この困難があったからこそ友人や友人家族と協力することができ、その中で生まれるコミュニケーションを通して、お互いの文化や個人についてより深く知ることができたと感じています。温かい友人家族との思い出や奇麗なレッコの自然に触れ、レッコが大好きになりました!!もはや第二の故郷だと感じています。
将来、絶対にレッコに戻り、改めてお礼をしたいと思います!!
以上、私のトラブル続出の経験値爆上がり旅でした!
皆さんも旅行先でのトラブルにはお気を付けください(笑)