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和光で多様な活動を展開する佐藤ゆきなりさん~価値観と地域愛が広がる和光の未来への挑戦~
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今回は、あやなり本舗代表、和光理研インキュベーションマネージャーや商工会青年部に所属されている佐藤ゆきなりさんに、現在の活動、大切にしている価値観、趣味や和光市での魅力など様々なお話を伺いました。
ーーーーインタビューさせていただきます吉田・菅井です。よろしくお願いいたします。早速ですが、プロフィールを拝見しまして、佐藤さんは様々な活動されているようですね。詳しく教えてください。
合同会社あやなり本舗の代表をしながら、和光理研インキュベーションマネージャー、和光市商工会青年部の一員としても活動しています。
ーーーーでは、まず、あやなり本舗の業務・活動内容を教えてください。
あやなり本舗では、企業様のホームページ制作・動画制作・YouTubeの運営代行を主に行なっております。また、インターネットを通じて、アウトドア系のアパレル販売もしています。
また、4年くらい前になりますが生前整理の事業をしていました。20代の頃からインターネットに興味があり、ホームページの制作をしていたんですが、仕事としては成り立たない状況でした。そんな中で、勤めていた会社の整理をしなくてはならないという状況になり、法人向けに整理のお手伝いをやろうと思いました。
その当時から和光に住んでいまして、やはりシニアの方々、おじいちゃんやおばあちゃんに片付けの需要があるのではないかなと感じていました。実際に遺品整理なども多くありました。一人暮らしの方が亡くなると、その家の片付けをしなければいけないですし、荷物を整理しないといけません。ご存命の方がいらっしゃって一緒に片付けをすると気分的にすっきりするじゃないですか。このような整理のお手伝いをしていました。
生前整理とは、終わりに向かっていくように聞こえますけど、実はそうではないんです。実際は、一人暮らしや高齢の方からのお問い合わせが多数なんですけど、皆さんすぐには片づけをしないんですよ。例えば、3年くらい経過してから自分の趣味の部屋に使ったり、大切なものや思い出を残したりと、整理をすることで部屋を綺麗に・すっきりさせます。そうすることで自然と元気も出てくると思います。どうしても荷物が多いと落ち込んでしまうじゃないですか。
後始末をやろうとかそういう意味ではなく、荷物があるところを整理して、友達が来られるようにしようとか、孫たちが来られるようにしようという気持ちでやっている方が多かったですね。
しかし、整理をするためにお客様のご自宅へ伺う必要があったのですが、コロナが流行し出したタイミングで、高齢の方のご家族から「家に来ないでほしい」という声が増え整理の仕事のキャンセルが続きました。どうしようかなと思っていたタイミングで、ホームページや動画の仕事が増えてきたので、現在ではウェブ系のお仕事がメインになっています。
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ーーーー次に、理研インキュベーションマネージャー・商工会青年部としての活動内容を教えてください。
理研インキュベーションマネージャーは、商工会から嘱託職員として週1回程度、理研の先端技術を活用した事業者さんやベンチャー企業さんのサポート・ご支援などをやらせていただいております。
商工会青年部では、地域活動の団体としてお祭りや鍋グランプリなどを開催しています。実は、昨年の鍋グランプリでは司会をやっていました。笑
クリスマスの時には和光市駅前でお菓子を配ったり、昨年12月のイルミネーション点灯式でもサンタに変装をしたりして司会をやっていました。他には、先ほどのとおり、ウェブ関連の仕事をやっていますので、一昨年くらいに地域の方々向けに動画の編集講座なども実施しました。
ーーーーお仕事について、詳しくお聞きしましたので少しプライベートについても踏み込ませていただきます。佐藤さんの趣味について教えてください。
今は筋トレを頑張っています。子供が生まれて、太っているお父さんが嫌だなと思いまして。僕、実は結構太りやすい体質で、高校までサッカーをやっていたんですけど、20代の頃はフットサルをすれば体重がすぐに落ちたんですけど、30代ではなかなか難しく、、、趣味っていうほどではないですが筋トレを頑張って、年明けからずっとパーソナルジムにも通っています。
ーーーー大の漫画好きとも伺いましたが、よく漫画を読まれるんですね。
漫画も大好きで、王道にはなりますがキングダムをよく読んでいます。最近では、アプリで漫画が読めて、紙面として発行されていないんですけどウェブ配信の漫画もあります。スキマ時間や移動時間にも漫画を読んでいます。
ーーーー仕事もプライベートも非常に充実されていますね!そんな中で佐藤さんが大事にしていること・大切にしている価値観について教えてください。
振り返ってみると、僕の人生は一言でいうと波乱万丈です。アメリカに行ったりして勉強は多少なりとも頑張ったんですけど、外資系の会社で働くことやカッコいい仕事に就くことを夢見ていました。しかし、全くそんな風にはいきませんでした。家庭の事情もあり就職活動もろくにできず、住みこみで現場仕事をやったりしていました。そんな当時は、腐らずひと粘りをすることを大切にしていました。
他には、運を大切にしています。これも先ほどの、粘ることと似ているんですけど、自分自身でコントロールができることとできないことに分かれていると思って。“運”や“タイミング”といった自分ではコントロールができないことが半分、残りの半分は “スキル” や “営業を頑張る” のように自分でコントロールができると思います。
僕が現在、和光で理研のインキュベーションマネージャーや商工会青年部で地域に携わる事業をやらせていただいているのも、多少頑張った結果かもしれないですけど、たまたま運が良かったからということもあると思います。ウェブの仕事もやっていますが、競合がそう多くないことや担当者が入れ替わるタイミングで業務を譲り受けたり。また、和光という地域を選んだことも運だと思います。
だからこそ、このような数少ないチャンスを大切にして、出来るかどうかわからないですけど、とりあえずチャンスが来たら飛びつく、そんな生き方をしています。
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ーーーー腐らずひと粘り、チャンスを掴む、素晴らしいですね。他には何か大切にされていることはありますか。
自信を持ち、相手に思いやりを持つことです。まだ分からないと思いますけど、子供にはずっとこれだけを言っています。自分なんて出来ない、ではなく、肯定的に自分自身を思うこと、自身を持って欲しいですね。私も自信を持つように心掛けていて、出来るか出来ないか分からなくてもチャレンジしようという気持ちを持っています。
ーーーーステキな価値観や思い、ありがとうございます。これまでのお話をお聞きし、商工会青年部に入られたことや地域に根差したお仕事をされていたのが一つの転機ではないかと思いました。商工会にはどういった理由で入られたのですか。
整理の仕事をやっているときに、地域に根付きたい、ということを言っていました。そこで、ある知り合いの方から「地域に根差したいのであれば、地域の商業団体に入った方がいいんじゃない?」と言われ、これをきっかけに商工会に加入しました。今思い返すと、商工会に入って良かったなと思います。
仕事と家族との時間のバランスなども考えないといけないですけど、それを踏まえても入って良かったと思います。こうやって商工会に入ったことで色々な方のご紹介をいただいたり、地域のイベントを開催したり、どんどん輪が広がっていったので本当に良かったですね。改めて、地域で事業をやっていくことが楽しいと思いました。知り合いも増えて、駅前で声をかけられたりするので和光市は地元よりも地元っぽさがありますね。
ーーーー佐藤さんのお仕事・プライベートの中心である和光市の良さや特徴についても教えてください。
市民の皆さんが優しくて、外部の人間を快く受け入れてくれることだと思います。商工会青年部は、所属しているメンバーで地元が和光市の方はもちろんいらっしゃいますが、半分以上は外から来た方ですし、受け入れてくれるウェルカムで、アットホームな感じです。とはいえ、和光に定住をすることが課題の一つとも感じています。
ーーーーでは最後に、佐藤さんの今後の目標やビジョンについて教えてください。
せっかく和光に住んでいるので、和光の中で事業を拡大していきたいという思いと、理研に関わりがあるので、先端技術や研究の成果を地元の会社で活用して、まちを盛り上げていきたいですね。
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佐藤さんが大切にしている価値観や考え、そしてインタビュー中からあふれ出すお人柄の良さ。佐藤さんが多くの方に愛される理由が大変良く分かりました。これからもあらゆる場面でご活躍されるであろう佐藤さんのお話を伺い、私も勇気づけられました。
佐藤さん、ありがとうございました。
(制作:和光市広沢エリアマネジメント広報部 市民記者:吉田さやか)