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来場者の子供が印象的だったMaker Faire Singapore 2017感想
2017年7月22日~23日に開催されたMaker Faire Singapore 2017に出展してきました。Maker Faireは世界の各国で行われていて、モノ作りを楽しむ愛好家には一定の馴染みのあるイベントです。
MorningProjectSamurai(MPS)としてMaker系のイベントに展示するのは、MakerFaire深圳2016→Maker Melaムンバイ2017に続き、これで3回目になります。今回はチームラボの高須(@tks)さんにお誘い頂き、ニコ技合同ブースをお借りして出展してきました。テクノコスプレ研究会、Omicro、カサネタリウムさんのプロッターマシン、猫とロボット社さんなど素晴らし出展と合同のブースで展示させて頂くことが出来大変刺激を頂きました。
展示した作品は過去2回と同じく、電灯付けっぱなしの寝落ちによる疲労感を改善するために、寝落ちしたら電気を消してくれる、朝起きたら拍手で電気をONにできるという、怠惰な人専用ツール。寝落ちソルバーです。今回は外装を3Dプリンタで出力してよりスタイリッシュ(?)にしていきました。もう少しどのような技術を使っているか興味のある方はこちらをご覧ください。(dropboxの説明pdfです)カメラによる画像から特徴点や動態追跡をして寝落ちを判定したり、音声により拍手検知をしております。
出展までの道のりと反省
今回は3回目のMaker系イベント参加ということで、出展までの準備を前回までと少し変えて、勉強会サイトのDoorkeeperを利用して、寝落ちプロジェクトに参加したい仲間を募りました。その結果新たなアイディアやアプリケーションを提供してくれる仲間が見つかり寝落ちプロジェクトの発展につながったのは良かったです。
一方で、出展までのスケジュール管理が甘かったこともあり、せっかく頂いたアイディアやプログラムや電子工作を実際の出展で活用できなかった部分が多々ありそこは非常に反省点。有志のボランティアベースのプロジェクトにおいてはそれぞれの状況によりコミットできる時間や馬力が異なるのは当然で、アイディアの提供者全員に実際の出展者と同じだけの無理やりな直前の実装を求めるのはそもそも出来ない話。ただ、まだ我々のスキルだと実際に展示可能な状態に持っていくギリギリの段階で、電力であったり当日の会場の背景であったり、通信状況であったりそういったものがどのようにシステムに影響してくるかが判明して、展示方法を絞り込んだり、変更するのでどうしても直前の実装作業は必要。
次回ももし同じように、実際の展示メンバー以外からも緩やかにに参加を募る際にはもう少し実装までのスケジュールの余裕と、どのような状態まで実装してほしいかの明確な受け入れ基準を提示できるようにすべきだなと反省しております。
来場者は子供が圧倒的に多い(ただし主観)
展示会場が科学技術の博物館であったことや、我々の展示にプラレールを一部使っていることも一因でしょうが、来場者は子供がとっても多い。親子連れも多いですし、学校の先生が生徒を引率して見学に来ていることも多かったように思います。我々のプロダクトが拍手で電気類のオンオフをコントロールできることをデモンストレーションするために、今回はプラレール上の新幹線を拍手で動かせるようにしていました。それを大変気に入って頂けたようで、寝落ちによる家電コントロールを体験するというよりも、拍手・拍手・拍手の大合唱のような展示になっておりました。
また展示者としても、中学生くらいと思われる展示者が2階のブースには多く、STEAM教育にシンガポールが力を入れているのは本当なんだなぁと実感しました。親子とも技術に興味津々、親はまったく興味ないけど子供はとても熱心、親は本当は興味ないけど子供には興味を持ってもらいたいからなんとか興味を持たせようとする、などなど展示していると色々な様子が見て取れるわけですが、思惑はともあれ、こうしたイベントが一つのきっかけになって、将来、世の中をめちゃめちゃ便利にしたり、楽しくするプロダクトを生み出す人が産まれたらいいなと思います。
そんなこんなで、ドタバタの2日間の展示でしたが、ひじょうに楽しい2日間になりました。
ああ、実は8月6日、7日の東京MakerFaireも出展するので、準備が・・・というのはまた別の日に。
最後に、シンガポールでの一番うれしかった写真を一枚。
ほわいともかさんかわいい。