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自画自賛
4月29日から5月8日までの10日間連続のフードトラックは、移動せずにタコライス屋さんと共に観光客が移動拠点となる空港の隣で営業しました。
私が販売したのは2日ぐらいで、相棒の働きが功を奏しました。
グルテンが食べられない方にも、またモチモチ感が好きな方にも人気の「米粉」を使った軽食の「ヒラヤチー」を、より美味しく味わって頂くのに、トースターで温め直すひと手間を加えて、お出ししたり、ラテやアイスコーヒーやホットドッグなど多岐にわたる注文にも対応出来、もう上出来でした。
さて、その「ヒラヤチー」ですが、沖縄から来られた方に「ポーポー」やないの。と、教えられました。
ポーポーとは?
見た目はそっくりでも、こちらは「米粉」やし、
ベーキングパウダーも入れないし、、、。
だいいち、うちのは中身が勝負で変化にとんでるし。
平らに焼くけど、生地に具を混ぜて焼くのが 「ヒラヤチー」ならば、
かなりポーポーに近い。
しかし、ポーポーの姿だけど、なんか違う気がする。
ポーポーは生地が甘く、丸めてる。
うちのは生地が甘くなく具材と一緒に丸める。
見た目はポーポー。
「そうか!進化系ポーポーなのか!」と、しとこか。
しかし、ネーミングは大事。
お客様に理解してもらうか、時間をかけて認識して貰わないといけない。
ここで、食べ物のネーミングと、実際の物との考察をしてみたいと思います。
まずは、「イカ焼き」
関西では、小麦粉を水で溶いてイカ(ゲソ)が、ほんの少しイカの香りがキャッチ出来る程度入り、圧縮プレスして甘いソースをかけるもの。
卵入りもある。
昔は商店街で食べられたが今はデパートの地下食品売り場に追いやられてるかも。(私が関西に住んでいた頃から長い歳月が経ち、現在の状況がよく分からないが。)
他所では、イカを丸ごと焼いて串刺しにしているのが「イカ焼き」。
高知のお祭りの夜店で丸ごと焼いてるイカの串刺し見た時は、
カルチャーショックを受けました。
そして、「回転焼き」
御座候、今川焼き、太鼓焼など、地域によって名前が変化する代表格。
屋久島でも10年ぐらい前に屋久島聖人「泊如竹さん」に因んでなんと 「如竹焼」があった!
白い餡こが美味しかった記憶があります。
また食べたい!
考えてみれば、カレーライスも本場のインドのものとは程遠くなって今や日本の国民食やし、食べ物って作る場所、作る人によってどんどん進化して行くものかも。
そういえば、今回一緒にキッチンカーを横並びして出した「タコライス」。 あれは「タコス」がトルティーヤに挟まれず、ご飯の上に乗っかっているもの。
米粉をトウモロコシの粉に変えれば、もはや、タコスと言っても間違いではない食べ物に思えてきたが、サルサソースを使用しないので、遠い親戚みたいな関係か。
あと、メキシコでは、トウモロコシの粉で作るのが「トルティーヤ」で、小麦粉が「ブリート」。
この「ブリート」こそが、近い親戚になりそうな予感が。
まだまだ進化するであろう「ヒラヤチーか、ポーポーかヒラウチーか」まだネーミングを決められずにいるが、この連休中は3種類がメニュー入りして、ハム&チーズ、デュカ&クリームチーズ、カスタード&パウダーシュガー。
まだまだ中身は無限大に変えられるし、小腹がすいた時に食べられる軽食だ。
「タコ」とは軽食の意味らしく、もう「軽食」でも良い気がする。
今回、3年ぶりの長い5月の連休で、
沢山のお客様が屋久島に来られました。
忙しい時ほど、笑顔でいる事と、疲れている時こそ
周囲の方々に、ゆっくりと慌てず丁寧に、対応する事、
それが大事だな。って、つくづく学び、
あと、改めて自分の作る食べ物は美味しいな!
と、自画自賛しまくりです。
更なる、食への研究の為に精進して行きまっせ。、
カッチョいい〜♪