もののあわれ
タニワタリノキの花が散っていく様子は、なんだか物哀しくて胸がチクチクします。
蕾から開花し、やがて、散ってしまう。
タニワタリノキの一連の流れに対して、なんで〜
胸がこうもチクチクするのかな、と。
まずタニワタリノキについてですが、アカネ科です。
分布は九州の南部から中国、インドシナと図鑑に書いています。
屋久島では、家の近所の沢に近いところで良く見かけます。
遠くから見ると、ボンボリみたいに見えます。
球体の周りに小さなマッチ棒みたいに出てるのが、雌蕊だそうです。
中央の塊にあるのが小さな花の集合体。
今の時期は中央部分から、外れて、散ってゆきます。
この散り方が私には「もののあわれ」を感じる要因なんだと思います。
「もののあわれ」に、ついて調べると
https://dic.pixiv.net/a/もののあはれ
現代に生きる私にも、脈々と平安時代からの情緒を愛おしむ感性を引き継いでいる訳なのかな?
次の夏もまた、タニワタリノキの花が見られたらイイなぁ、と切に願います。