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Neurotechでどう挑戦していくか。「Sci-Fiを実現する男」になりたい話

こんにちは、

以前何となく執筆した「インタビューメディアを通して見えたNeurotech(ニューロテック)の展望」ですが、界隈の方々から多数のコメントやシェアなど、嬉しい反響を頂きました。ありがとうございます!


実は、上記のブログでも紹介していたNeuronsというデンマークの会社にて働く運びとなりました。(来年4月からデンマークに行く予定で、それまではRemoteで働きます)


昨年末のブログでは今とは全く違うことを威勢良く言っていたかもしれませんが、様々な挑戦に真剣に取り組んだ結果多くのことを学び、今日のNeurotechという着地点に結びついたと思っています。

なぜ自分がNeurotechに貼っているのか、今後Neurotech業界にてどのようなアプローチをしていくかなど、記録がてら書き綴っていけたらと思います。

[単語説明]
Neurotechとは、Neuroscience ✖️ technology の略であり、脳や神経科学に関わる科学を一技術として社会実装するビジネス分野です。

BCI(Brain-Computer Interface)とは、脳と外部機器をつなげるもので、最低限脳からデータを取得しそのデータを何かしらのアプリケーションで可視化(モニタリング)できるもの です。


ライフミッション

「テクノロジーとクリエイティビティを持って、Science Fiction を実現する1人になりたい。」

(言語化できたのは半年前くらいなのですが、)これが僕のライフミッションです。

昔からScience Fictionが好きだった影響や、父からITの話を沢山聞いていたこともあり、大学に入ってからはテクノロジーを使って何かプロダクトを作りたいと漠然と思っていました。
大学2年時には日本の大学の友達と一緒に起業し多くのアプリをリリースしましたがどれもうまくいかず、噂に聞いていた”シリコンバレー "なる場所に1年間くらい交換留学で行ったのが今の自分を作る転機だった気がしています。

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コロナの1次情報収集アプリ(@日本で起業した会社)


シリコンバレーでは、テック界隈や起業家界隈のミートアップ・イベントに訪れたりなど様々な活動を通して、現地の人や企業・テクノロジーに触れました。

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BIG COMPUTE イベントに行った際の写真


現地に住む日本人がとてもパッショネイトだったところや、エンジニアがファウンダーでありプロダクトオーナーであるところなど、最先端テクノロジーをビジネス応用しているという点世界を代表するサービスを作るエコシステムが充実している点に感動しました。

日本に帰国した後、やはり世界で代表するサービスを作りたい、自分の好きな"コミュニケーション"分野でプロダクトを作りたい、という思いがあり、シリコンバレーで立志していた友人K君に昨年の11月くらいに誘われ、国際遠距離カップル用の常時接続音声アプリをサンフランシスコ(SF)から提供し始めました。

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音声アプリ(@米国で起業した会社)


当時お世話になった方々には大変感謝の思いでいっぱいなのですが、結果的にはアプリはPSFせず、開発から半年後事業をピボットするという意思決定に至りました。また、次のアイデアに"コミュニケーション"が関わっていないことや、"Neurotechをやはりやりたい"という思いから、会社を脱退する決断をしました。(友人K君は、開発人材がいなくなるのにも関わらず、僕のやりたいことをやるべきだと友達としてずっと後押ししてくれていて、本当に本当に良いやつだと思います。。感謝です🙇🏻‍♂️)


Neurotechとの出会い

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3,4年前から知人の話経由でBCI/BMIというキーワードは認知していましたが、2019年7月のNeuralinkの発表以来、Neurotechへの想いは増していました。2019年8月からSFに留学していたということもあり、当時のNeuralinkでNeuroscientistとして働いていた方とミートアップでき小一時間話を聞くことができました。

貴重なお話の中で感じたこと含め当時思っていたのが、「念じただけで伝わる」テレパシーのようなUXが最終的なコミュニケーションのUXではないかということ、そして何よりもNeurotechのようなScience Fictionなテクノロジーを自分が実現したい、ということでした。

コミュニケーションのUXは、テキスト(Now) -> 音声 -> テレパシーと進化していくと思います。(なので、始めのステップとして音声コミュニケーションで攻めるのはアリなのではないかと思い、上で説明した音声アプリのスタートアップにジョインすることに決めました。)


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NeurotechJP ウェブサイト

半年前から、Neurotechの最先端を知りたい、人脈を作りたいという思いでNeurotechのインタビューメディアNeurotechJPを始めました。
そこで得た一つの知見として、テレパシーのようなコミュニケーションを実現するには数年〜10年の年月がかかるということです。

ただ重要な点として、「ソフトウェア」「ハードウェア」「ニューロサイエンス」という3つの軸から成り立つNeurotechにおいて、
「脳にデバイスを埋め込むハードウェアの技術」
「感情や行動のインプットとアウトプットの関係性において未解明な点が多いニューロサイエンス」
の2点が特に時間がかかるということがあります。

BCIというデバイスはこの2点を主に重要としますが、自分の思いとして必ずしもBCIに自分が携わる必要はなく、BCI上で展開されるソフトウェアでどうSci-Fiを社会実装するか、その点が自分のパッションを抱いてる点です。iPhoneのデバイスを開発するのではなく、iPhoneの初期のアプリケーションを提供したパイオニアソフトウェア企業のように、BCIが普及し、ある企業がBCIのプラットフォームを独占した際その上でソフトウェアを提供するパイオニアになりたいと思っています。


BCIが世の中に普及する数年後 ~ 10年後の未来において自分がソフトウェアでパイオニアになるために、今何をやるべきか。

・どのようなユースケースを解決すべきか、を見つける
・テレパシーの1st stepとなりうるであろう、"感情"のデコーディング技術を身につけ、詳しくなる
・Neurotech界隈で頭角を現し、人脈を作る

上記のことが必要となった時に、次のステップとして、大学院で研究者になるのではなく、ましてや自分で今すぐ起業するのではなく、ソフトウェアの最前線にいる企業で数年働いてみることにしました。


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Neuronsで働きます。

Neurotechメディアで培った人脈等を生かし、運良く、NeuronsというデンマークのNeurotechの会社でProduct Engineerとして働けることとなりました。(大学卒業予定の来年4月まではRemote Part-timeで働き、それ以降はFull-timeでデンマークに移住予定です)

Neuronsは、Neurotechのソフトウェア企業においてかなり最先端のユースケース、テクノロジー、チームを所有していると思います。

動画視聴時やその他のシチュエーションにて、脳波デバイスで取得した顧客(被験者)の脳波から感情を分析してマーケティングに応用するNeuromarketingという分野があるのですが、
Neuronsは約20年に渡る実験データを使って、その顧客の脳波をAIで生成する(実際の被験者はいなくてok)という世界初レベルの楽しいことをやっていて、GAFAを始めIKEAなどの企業を顧客にもちます。

・Applied NeuroscienceというNeuroscienceをどう社会に応用するかを究める学問で世界的に有名な研究者/リーダーがフォウンダーである点

・脳波をAIで生成する、つまり感情や共感性を持つAIを脳波ベースで作るイノベーティブさに惹かれたと共に、"コミュニケーション"のベースとなる感情のデコーディングの最先端に立ちたかった点

・ソフトウェア周りで強い力がある点

に惚れ、働くことにしました。

Neurotechに貼っていきます。
今はNeuronsで挑戦しますが、技術インフラが発展しNeurotechを使うべきキラーユースケースを見つけたときには自分でまた何か出来たら、と思っています。

色々とサポート頂いたサンフランシスコの方々、友人、大切な人達ありがとうございます🙇🏻‍♂️ がんばります!


僕がどうNeurotechの未来を描いてるのか、を詳しくこちらに書いてたりするので、興味ある人は是非読んで頂きたいです!

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My Passion For Neurotech スライド


P.S. 

日本にいる間、ぜひ皆さんキャッチアップしたいです!!


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