演技未経験のトランスジェンダー当事者が主人公となり家族の形を描く短編映画『息子と呼ぶ日まで』が公開決定!特報映像公開&クラウドファンディング開始
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この度、WAKKAプロジェクトの主宰・黒川鮎美が監督を務める短編映画『息子と呼ぶ日まで』が、映画館で上映されることが決定しました。『息子と呼ぶ日まで』は、性別に違和感を持って産まれた主人公が現代社会に渦巻く差別と偏見の中で葛藤する姿を通じて家族の絆を描いたヒューマンドラマ。
池袋シネマ・ロサにて 11 月 1 日(金)より 2 週間限定で開催される Diversity CINEMA WEEK(ダイバーシティーシネマウィーク)の中で上映されるとのこです。Diversity CINEMA WEEK は『息子と呼ぶ日まで』公開記念として企画されたもので、ダイバーシティ(多様性)をテーマにした様々な短編映画を 9 作品集め複数作品やトークイベントを日替わりで楽しんでいただけるそう。
また、公開拡大に向け宣伝費を募るクラウドファンディングも同時に開始となっています。
黒川鮎美監督は前作『手のひらのパズル』(2023)に続き LGBTQ をテーマにし、2 作品目の監督作。『手のひらのパズル』は主人公のセクシャリティーの移り変わりを描いた作品で、短編映画では異例の東京・大阪にて興行を行った他、国内外15ヶ所の映画祭でも上映を果たしました。この映画製作がきっかけとなり、黒川監督は石川県パートナーシップ宣誓制度検討に係る有識者会議にて有識者会議委員を務めました。
演技未経験のトランスジェンダー男性をオーディションで主演に抜擢
主人公・翔太を演じるのは合田貴将。昨夏開催された、トランスジェンダー当事者を対象にしたオーディションにて演技未経験ながら主演に抜擢されました。また様々な葛藤の中での家族の絆を描くため、実力派キャストが作品を支えます。井筒和幸監督『ガキ帝国』でスクリーンデビューし、今秋には『室井慎次 敗れざる者』『アイミタガイ』が公開を控える升毅が主人公・翔太の父親役を演じました。
ダイバーシティをテーマにした 9 作品の一挙上映の特別上映を開催
『息子と呼ぶ日まで』公開記念として Diversity CINEMA WEEK が開催。ダイバーシティ(多様性)をテーマにした様々な短編映画を 9 作品を集めた上映イベントで、2 週間限定。複数作品の上映やトークイベントを日替わりで楽しんでいただけます。通常、劇場公開が難しいと言われる短編映画と様々な形で出会っていただけるイベントとなっています。
【あらすじ】
不動産屋で働くトランスジェンダー男性の翔太は、カミングアウトをきっかけに田舎に住む父親と疎遠になっていた。
社会で生きていく中で感じる偏見と違和感に悩み、家族との関係の中で葛藤を抱えながらも、パートナーの絵美とともに自分らしい生き方を見つけていく。
「Diversity CINEMA WEEK」の上映作やイベントの詳細は追ってアナウンスされるそうなので、続報を待ちたいと思います!