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【2024年最新版】 Google のPRIDE 月間8つの取り組み

こんにちは。ようやく梅雨入りしたと思ったらいきなりの猛暑続きで、外出を早々にあきらめ家の中で快適に過ごすことに決めた WAKKA プロジェクトのイケダです。皆さんは3連休はどのように過ごされる予定でしょうか?

この note ではもっと日本の企業をクールで働きやすく面白くしたい方向けに、企業のダイバーシティ推進LGBTQ 取り組みをサポートするための記事を書いています。

さて、先月6月は PRIDE 月間でしたが、皆さんはどのように過ごされましたか?今回は、最も働きたい企業として毎年上位にランクされる Google の最新の取り組みをご紹介したいと思います。



【2024年 Google PRIDE テーマ】「プライドを見つける」

Google には、「Don't be evil (邪悪になるな)」という社内行動規範が存在し、常に社員に高い倫理観を求めていることで有名です。

Googleは 2000年代から同性婚推進キャンペーンに寄付したり、トランプ政権のトランスジェンダー排除政策を非難する共同声明に参加したり、非常に力強くLGBTQコミュニティを支援してきました。
日本でもTRPなどのプライドイベントに早くから協賛し、虹色ダイバーシティに助成したり、婚姻の平等の実現に賛同する企業を可視化するキャンペーンに参加するなど、様々な支援をしています。

今年のプライド月間では、「プライドを見つける」というテーマのもと、喜びにあふれたカラフルな表現から、つながりと学習を育むツールまで、Google社員からユーザーまで一人ひとりが一ヶ月の間を通してプライドを見つけることができるような取り組みを実施しています。

1. 【Google.org】 LGBTQ+ の歴史保存のためのパートナーシップ

Googleは、擁護活動と支援の最前線にいるLGBTQ+団体や非営利団体とのパートナーシップを重要視しています。特に、Pride Liveとの長年の関係は非常に重要であり、彼らが進めるLGBTQ+の歴史と文化を保存するための活動への投資を継続できることを誇りに思っています。

Google.orgの資金支援により、Pride Liveはニューヨーク市とその周辺でのアーカイブや活動範囲を拡大しています。その中には、米国国立公園として初のLGBTQ+コミュニティに捧げられた、ストーンウォール国立公園管理局ビジターセンターの運営も含まれます。また、訪れた人が気軽にさまざまなマルチメディアコンテンツを探索できる壁が設置されました。

2. 【Google TV】LGBTQ+ の映画と番組のハイライト

プライド月間中、Google TVはGLAAD Media Institute(世界有数のLGBTQ+メディア擁護団体)と提携し、LGBTQ+コミュニティに関する映画やテレビ番組のキュレーションをおこないました。

これらのコンテンツは、LGBTQ+の歴史、プレゼンス、そして表現性を高めることに焦点を当てています。また、Google TVでは、無料のライブ チャネルを通じて、プライドパレードのライブ報道なども配信されました。

3. 【Google Play】LGBTQ+ 開発者とアプリのコレクション作成

Google Playでは、LGBTQ+の声と経験を称えるアプリ、ゲーム、書籍、オーディオブックなどが集められた「プライド月間ハブ」が掲載されました。

プライド月間ハブ」では、ゲーム内のトランスジェンダーキャラクターや、「Cozy Game (癒し系ゲーム)」のようにのんびりであたたかな世界観のキャラクターが登場するゲームの紹介がおこなわれました。人気ゲーム「Adorable Home」、「Pocket Love」を手掛けたゲームスタジオHyperbeardとのQ&Aもぜひご覧ください。

4. 【YouTube】LGBTQ+ クリエイターのスポットライト

YouTubeでは、ひと月の間LGBTQ+コミュニティの多種多様な声を特集しました。Strawburry17PlaysDelaney WalshGlamFam Hair & Beautyなど、個性的なクリエイターのチャンネルを覗いてみてください。

5. 【Google Meet / Chrome / Google 検索】プライド関連の遊び心

Google Meet では、2種類のプライド ARエフェクトが利用でき、オンライン会議を楽しく華やかに演出することができます。またChromeでは、世界中のLGBTQ+アーティストとパートナーシップを組み、複数の背景オプションを提供しています。

昨年に引き続き、「プライド月間」または「プライドパレード」とGoogle検索すると、サプライズ のフラッグパレードが表示されました。

6. 【Google Maps】LGBTQ+ のイノベーターやビジネスリーダーの支援

Google Maps や検索でビジネスプロフィール欄に表示される「LGBTQ フレンドリー」、「トランスジェンダー セーフ スペース」、「LGBTQ+ が経営」の属性は、その場所がインクルーシブな空間であることを示しています。ビジネスオーナーの方は、Googleマイビジネス アカウントを更新することで、簡単にプロフィールにこれらの属性を追加できます。

7. 【Google Arts & Culture】LGBTQ+ のアート、ファッションなど影響力の記録

昨年、Google Arts & Culture はボールルーム コミュニティとのパートナーシップのもと、「ボールルーム イン フォーカス」ハブを立ち上げ、象徴的なボールルーム シーンの歴史と文化を称えました。

今年はさらに多くの LGBTQ+ ストーリーがアーカイブされ、共有されました。

  • クィア アイ オン アート ヒストリー: このプロジェクトは、美術史における LGBTQ+ の表現を調査し、これまで無視されてきたアーティストや作品をハイライトし取り上げています。

  • プライド フラッグの歴史: このインタラクティブな展示では、プライド フラッグがどのように作成され、世界中でどのように使用されてきたのかを見ることができます。

  • その他: Google Arts & Culture では、LGBTQ+ のファッション、音楽、文学など、さまざまなトピックに関する展示やコレクションを多数紹介しています。

8. 【Talks at Google / Google Doodle】各業界のLGBTQ+ のリーダーたち

Talks at Google には、パフォーマー、研究者、そしてあらゆる業界を牽引する人々との会話を取り上げた、プライド月間を称えるプレイリストがあります。

そして、Doodler Lydia Nichols によるイラストの Google Doodle は、チカーナ レズビアン活動家、フェミニスト、そして著者の Jeanne Córdova を称えています。

いかがでしたでしょうか? Google の中にはこれだけさまざまな製品やプラットフォームがあり、また、それぞれで非常にユニークで遊びごごろに富んだ取り組みをされているのが素敵ですね。同時にしっかりと LGBTQ+ の歴史や背景を認識し称えているところが印象深く感じました。

WAKKAプロジェクトは映画を通じてLGBTQについて考えるきっかけを作る活動を行っています。
これからも情報発信をする上で、皆さんにお役立てできたら嬉しいです。
これからこのような回も定期的にやっていけたらと思いますので、ぜひお楽しみに。
それでは皆さん、よい週末を!



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