見出し画像

マルシェ、札幌へも進出!ハイヤー会社と創る地域密着型マルシェへの挑戦

平岸マルシェ、はじめました

時期がくれば冷やし中華がお店に並ぶように、呼吸をするがごとくマルシェをし続けているのですが、2020年11月3日文化の日に札幌市豊平区に新しい文化をつくるべく地元企業「平岸ハイヤー株式会社」が主催の平岸マルシェをプロデュースしました!!
どんな雰囲気なのかはこちらの2分の動画をご覧ください。

思い立ったが吉日!平岸マルシェのつくられ方

仕事をお引き受けする際は、想いに共感できないと基本的には受けないようにしているのですが、(先方の会社が儲けるためだけにこちらに仕事の依頼をふってきたり、やらなくてはいけないからなどの理由ではこちらも熱量が高まらないので仕方ないですね。。はい)今回、平岸ハイヤーの神代代表とお会いしてお話を聞かせていただいたこと、その想いに共感したこと、接点がなかったハイヤー会社がやるマルシェってめちゃくちゃわくわくしそう!と、直感的に感じたことでプロデュースさせていただきました。
ハイヤーの会社と地域活性・地域貢献って正直お会いするまではピンと来ておらず、平岸という地域もご縁が無かったのでピンと来ておらずでしたが、やってみたい!とピンときました。
そんな神代代表の想いはプレ開催時、開催への想いを文章にしてもらったのでこちらに転載します。(平岸マルシェのホームページにも記載があります)

秋晴の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。平素はご愛顧を賜り心からお礼申し上げます。
この度、平岸ハイヤーにて平岸マルシェを開催する事となりましたので、ご案内申し上げます。
平岸ハイヤーは、地域にとってなくてはならない存在となるべく地域密着を方針にしております。タクシー会社と地域が密接につながる事で交通手段の提供だけではなく、生活する上での娯楽、防災、防犯にも良い影響があると考えております。
そうした思いを形にするべく平岸マルシェを開始いたします。平岸エリアの人たちにとって【楽しい場所】を作り、【ライフスタイルの一部】ともなる【住む理由】を作り出し、まちの活性化につなげます。今後、デジタルへの移⾏は必要ですが、リアルなコミュニティがなければ、そこに住んでいる理由はありません。まちの活性化は、⾃分たちの住んでいるまちが好きである⼈たちの多さで決まります。リアルなコミュニティを創出する/ライフスタイルに直結する事業、と考えた時にマルシェという形が⼀番合致するため、平岸ハイヤーでマルシェ事業を開始することにいたしました。

神代 晃嗣(平岸ハイヤー株式会社 代表取締役社長)

これまで取り組んできたマルシェの考え方に近く、また地域密着型事業者と共にマルシェを成長させていくのは、森ビル主催のヒルズマルシェ(弊社事務局)と似ているようでまた少し違う可能性があることもあり、可能性が広がる未来を感じました。(それはまた後で書いてます)

そんな平岸マルシェの立ち上がりは、過去に類を見ないぐらいの短期間で実施まで進みました。大雑把なスケジュールが下記の通りです。
初対面から約2か月半後にはプレ開催をしてました。
<スケジュール>
●2020年8月25日 神代さんと初対面
●2020年9月9日 関係者を招いてのマルシェ勉強会(下記写真)
●2020年9月14日 実行委員会会議①
●2020年10月20日 実行委員会会議②
●2020年11月3日 平岸マルシェプレ開催

画像1

通常は遅くとも半年前には話をして準備を進めていき、2か月前には公開と募集ができる体制をつくっているという流れです。
ここまで短期間で開催ができたのは、神代代表をはじめとした平岸マルシェ実行委員会のメンバーの強力な熱意とネットワークによるものが大きかったです。
▼下記、実行委員会と学生君との写真▼
1人だけ居なかった為映ってませんが、下記がその実行委員会メンバーとなります。同世代の多様な変な大人たちがあつまりました。
何が一番びっくりって、お互いの仕事をちゃんと把握してない点ですかね。
愉快な場づくり、関係づくりが好きな意気投合したおっさんたちと、巻き込まれた近くの大学生という感じです。。。

画像2

結果としては、
プレ開催で時間が無い中、29店舗もの出店者にお集まりいただき、生産者から八百屋、焼き芋屋、ピザ窯を積んでいるキッチンカーからスイーツのキッチンカー、手作りのアクセサリーやりんごマスクなどなど理想的すぎるほど多様な方々の出店となりました。天気も雨か雪か?とぎりぎりの中(翌日大雪)でしたが開催中は好天に恵まれ、大勢のお客様にもお越しいただきまさかまさかの想像を絶する速さで完売が続出。予定より早くマルシェが終了となる嬉しい悲鳴となりました。キッチンカーの方も、通常のイベント販売の2倍持ってきたのに3時間で完売とおっしゃってました。

地域密着企業だからこそのスピード感

もう1つこの短期開催が成功した理由は、主催の平岸ハイヤーが長きにわたり地域との良好な関係性を取り続けていた賜物に他なりません。地域に愛され、地域と共に歩んできた会社ですので、商店街や行政、近隣住民、近隣商業施設、地元FMなどなど数多の所へすぐにお声掛け、ご挨拶、了承がとれるという、一番難しい部分を難なくやってのけてくださいました。ここが実は時間がかかるポイントの1つです。地域密着・地域のコミュニティとしてマルシェを開催していく考えの中、独自でただやってます。ということでは未来はないので。

さらに、会場は平岸ハイヤーの社屋横の敷地及び周辺でした。
普段はこんな感じにハイヤーがずらっと並んでいるところが、ハイヤーが営業に出かけて行っている隙をついて(表現が適切なじゃいですが)マルシェ会場に早変わり!このコントラスト感もぐっときますね~!
だるまとハイヤーがだるまとマルシェに大変身です!!
そしてハイヤーが営業を終える頃にはまたマルシェはなくなりハイヤーが駐車される。一石二鳥!

画像8

上:通常時
下:マルシェ開催時

画像9

画像3

写真で気づかれると思いますが、テントには「平岸中央商店街」の名前。
そうこれまた神代さんが声掛けしてくださり、商店街さんの大型テントをお借りすることができました。(私の大好きな、新規事業のスタートアップは借り物競争で!精神です)
これによりテント問題、場所問題もすぐに解決。
同時に商店街も声掛けや告知に協力くださり、結果として写真のような盛況な状態となりました。
さらにさらに写真で気づかれる方もいるかと思いますが(これ気づいたらもはや場づくりのプロですが)一般道路、封鎖してます。
もちろん、勝手にやってないです。警察に相談に行き、適正な手続きの上で当日封鎖させていただきました。これもまた日々の関係性のなせる業です。
封鎖方法は、もちろんハイヤーで!(下記写真)

画像11

まだまだ続く、奇跡の短期間開催の成功の秘訣!
コミュニティFMである、FMあっぷるさんもとても協力してくださいました!スタジオが、なんと平岸マルシェ会場にほぼ隣接をしており、開催前にはラジオで宣伝もさせていただくという贅沢なことまでさせていただき、当日は、平岸マルシェにFMあっぷるが出張公開生放送までやってのけてくれました!!
私のマルシェ人生でも初のことで、いやはやこれは嬉しかったですね。

画像10

と、まだまだあげればきりがないのですが、
実行委員会メンバーの出店者募集や当日の運営サポート、
主催者の超絶的な地域密着活動の恩恵を多分に受け、
2か月で開催までもっていくことができました。
パチパチパチパチ
書いていて再びあの時の興奮に襲われました。

ハイヤー会社がマルシェをやる未来とは

そしてプレ開催を終え、いよいよ6月から定期開催に向けて始動をはじめました。コロナ禍ではあるので慎重に進めなくてはいけませんが、まずは定期開催のプレ開催として2021年6月~8月は月2回開催を試みていきます。初回のような単発お祭り騒ぎではないとは思いますが、近隣住民の方々に愛される場所にしていきたいと思います。
なにせ、マルシェの定着には3年はかかるというのが私の持論ですから!
やり続けるのと定着するのとでは大きな違いがあるのです。

とはいえ、この平岸マルシェ、本当にわくわくしてきます。
わくわくする3つのポイントをざっくりご紹介。

■ハイヤー会社×マルシェ
ハイヤー会社、そうつまり相当数の車が日々、近隣でお客様と接点をもっており、かつ車全てが広告塔になるわけです。
単純な話で言えば車両でマルシェの宣伝ができる強み!
乗務員がマルシェをアピールできる強み!
などもあります。
深く言えば、近隣住民であるお客様との接点を1年中持ち続けている強みと、地域密着型のマルシェの親和性ははかりしれず、ここではあまり書けませんがアイデアがたっくさんでてきますね。

■北海学園大学×マルシェ
平岸ハイヤーのすぐ近くには、北海学園大学があります。プレ開催でも先生と学生さんらがお手伝いをしてくださいましたが、大学生の熱意と想いと想像力をマルシェという場で発揮してもらえないかというのも目下考えており、プレ開催で関わってくれた大学生を中心に色々と動いてくれております。
マルシェの良さは、気軽に販売やプロモーションなどができる部分ですので、学生の学び・成長とマルシェも親和性があるのではないかと思います。
自分の学費を全てマルシェに関わることで稼ぐ!という強者とかでてこないかなー、なんて。

■平岸(豊平区)×マルシェ
これは、まだまだ私が不勉強ですが、どうやら豊平区というところは学校や住民、立地条件、路線、道路と面白い配置になっているようで、今、人口も伸びてきているエリアらしいということなのです。(詳しくないのでエビデンスはありません)活力が生まれる町に移り住む方々に、あえて古くて新しい、コミュニケーション型小売業であるマルシェを通じて、ただ移り住んできただけ、遊びに来ただけではなく、様々な人や食、コトとつながりをもち関係性から新しい発見や成長につながる場にもなっていくのではないかと思います。

と、簡単に書いてもこんな感じで面白い要素が満載な場所なんです!!
また興奮してきました。落ち着こう。

出店者、随時募集中

と、そんな平岸マルシェ、絶賛出店者募集中です!
最初のころはご迷惑や不便をかけるかもしれませんが、最初から出続けると将来大きなアドバンテージが生まれます。
東京都港区のヒルズマルシェは2009年から12年目となりますが、1年目、2年目から出続けている生産者などはもはや強固な常連客ががっつりついており確かなビジネスの場へと変貌しております。
今なら平岸マルシェの可能性がありすぎる場へ、最初からチャレンジできますよー
もちろんビジネスなので、売れる日もあれば売れない日もあります。
ただ、自分たちに都合の良いところだけを狙って売ったり、売れないからと言ってやさぐれたりしてはだめです。どんな商売だって同じですから。

<2021年夏開催日>
6月20日・27日
7月11日・25日
8月22日・29日
となってます。

どしどしご応募ください~
詳細はこちら▼
平岸マルシェホームページ

プレ開催時の様子(写真)

いくつか参考までに写真を掲載しておきます。

画像4

画像5

画像6

画像7

画像12

マルシェのつくり方、使い方絶賛販売中

マルシェの第一人者として2019年9月に発売をしたマルシェの本もあります。スマッシュヒットの売り上げを!とはなりませんが、じわじわと販売がされており、マルシェ会場でも販売してると買って読みましたとか、マルシェ始めたいのですがと本を読んでからご連絡下さる方もいます。





いいなと思ったら応援しよう!