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[KNPD#1]訓子府町でまちづくり会社設立プロデューサーに就任しました

2024年5月から新たなるプロデュースとして、北海道の右上、オホーツクエリアにある人口4,500人の訓子府町にてまちづくり会社設立の任を承りました。ゼロベースからの立ち上げとなるので、noteに毎月の過程を記録していきます。今回は導入編として関わり始めたことへのお話が中心になります。

指令!まちづくり会社を設立せよ

一本の電話

遡ること2024年秋、東神楽大学に一本の電話がかかってきました。東神楽大学と東神楽町地域商社について視察をしたいというお話でした。それが訓子府町とのファーストコンタクトになりました。恥ずかしながら訓子府町を全く聞いたことが無かった為、Googleマップで調べたら東神楽大学から車で3時間の所にありました。全国各地から視察が相次ぐのでこの時は単純に視察の受入としてお待ちしてました。そして10月に職員の方がお越しになり、取り組みについて説明をさせていただき、現状についてお話を聞かせていただきました。外部のプロデューサーが関わる方がスムーズに進むと思いますよとアドバイスをした所、結果として私に白羽の矢がたちまして、訓子府町のまちづくり会社設立をさせていただくことになりました。

就任

最初の打診から打ち合わせを重ね、町長・副町長も東神楽大学にお越しいただきお話をさせていただき、2024年5月19日に晴れて訓子府町にて町長からの任命を正式に受け活動がスタートしました。今回の関わり方としては、今年度から新たに始まった「副業型地域活性化起業人」制度を活用しています。

締結式の様子

何をすべきかを考えるところから

任につき、担当職員2名と活動開始です。どのようなカタチでのまちづくり会社にするかも含めてまっさらな状態からスタートでしたので、まずは訓子府町を知るところから始めていきます。町の施設や価値、町民の想いやポテンシャル、外から見たときの可能性など様々な面から一つ一つ読み解いていくことになります。そしてその為にもまずは私の存在と活動内容を多くの方に知ってもらうこともとても重要になります。そうしてカタチを見つけていき、最適な法人化と事業内容を早い段階で立ち上げていくことが第一段階です。

外部プロデューサーでもいいのか?

この話は長くなるのでまたじっくりと書こうと思いますが、私は今回、全くご縁がなかった訓子府町に関わらせていただくことになりました。完全なる外部人材活用になります。こうした外部人材活用はどうなのだろうか?という意見もあります。町のことを知らないのに大丈夫か?などの心配もあるかと思います。前提として、どんな町にも素晴らしい人材がいますし、行政の職員も頑張っています。ただ問題なのは「地方創生」という得体のしれない事業においては、すでに事業をされている素晴らしい経営者や農業者が本業と合わせて行う領域ではないと考えています。もう1つ付け加えると、内部の方同士でのすでに出来上がっている関係性やパワーバランス、忖度、硬直化した視線ではやりにくいことも多くあると思います。そんなのしったこっちゃない!という姿勢での作りこみも時には必要になると考えています。そうした部分では外部人材の活用に一定の意味というのはあるとは思います。最終的には依頼をしていただいた訓子府町に、脇坂に依頼して良かったと言ってもらえるように活動を進めていき納得してもらえるように頑張ります。

訓子府町ってどこ?

北海道のオホーツクエリアの1つ

今更ですがこの町の名前、訓子府は「くんねっぷ」と読みます。北海道では似たような読み方で音威子府(おといねっぷ)という町もあります。アイヌ語が語源となる町名が多い北海道ですが、訓子府とは黒い川という意味から名付けられているそうです。これまで関わってきている東神楽町では漢字の文字面がカッコ良いと思ってましたが、訓子府町は響きがキモチ良いですね。この「響き」も今後上手に活用していきたいと思います。

訓子府町の場所

町の概要

北海道東北部のオホーツク斜面の内陸寄りに位置します。口の広いブランデーグラスのような形状をなし、東と北は北見市、西北は北見市留辺蘂町、西は置戸町、南は釧北山脈の稜線で津別町と十勝管内陸別町と境をなしています。

●簡単町の概要(2024年6月執筆当時)

人 口:約4,500人
面 積:190.95平方キロメートル
主産業:農業(玉ねぎ・メロン、他)
名 物:訓子府カツ丼
行き方:北見駅から車で30分・女満別空港から車で50分・東神楽大学から車で3時間

1回目の活動を終えて

基本的には最初のうちは同じルーティーンとなり、ひたすら訓子府町を知り、訓子府町の方と会いお話を聞かせてもらうことになります。その為今回の活動でも、

・行政との打ち合わせ
・町の施設視察
・農業者ヒアリング(5名)
・懇親会

をひたすら行っていました。新しい町・新しい出会いなので見ること聞くこと全てが新鮮ですし、まちづくり会社のヒントになる情報や価値がざっくざっく出てきました。

視察先の町営牧場をドローン撮影した様子

<今回の活動で感じたこと>
5件の農業者の方や懇親会も含めると10名近い農業者の方と今回お話をさせせていただきましたが、皆さま素敵な事業や想いをもっているのが、訓子府町が好きなんだなということです。声にしては言われませんでしたが、ヒアリングしている中でのベースとしてそれを凄い感じることができ、まちづくり会社を進める中でもそうした訓子府町への愛情がある方が多くいるというのは様々なことへチャレンジできる可能性が広がっていきます。

これからの展望

1.チームメンバー(地域おこし協力隊員)募集中

共にまちづくり会社の設立をしてくれるメンバーを、地域おこし協力隊として募集しています。訓子府町に移住して、情報収集や分析、事業立案などを一緒にしていき、目標の1つが会社の設立になります。起業や地方ビジネスに興味がある方にはとっても楽しい活動になると思います。
https://kunneppu.hp.peraichi.com/oubo

地域おこし協力隊募集画像

訓子府町にて講演会を開催

7月19日(金)には町の方々に対してまちづくり会社に関するお話をします。先ほども書いた、私のことを知ってもらうことと何か生まれるのかもというワクワクや期待を生み出すことを目的としています。YouTubeライブ配信も予定しています。

【地方創生・まちづくり講演会】
シン・訓子府まちづくり戦略~町の伸びしろを活かしたまちづくりの展望~
https://learning.nougyou.tv/knp

講演会チラシ

まずは基盤づくり

最初の目標は「基盤づくり」
その為には
・チーム構築
・訓子府町をひたすら知る
・訓子府町の可能性を見出しアイデアを抽出
・訓子府町の仲間をつくる
の4つが必要になります。
毎月1回町を訪れては多くの人と会い、多くの場所を見て、多くのヒントをみつけていきます。


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