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No.310【『総合的な防衛体制の強化に資する特定利用空港・港湾への指定を求める意見書(案)』に対する反対討論】と反対討論に対する小宮議員の賛成討論における暴言について
令和6年第3回対馬市議会定例会最終日に、標記意見書(案)に対して下記要領で反対討論を行いました。
対馬市市民基本条例第8条規定の市議会の役割と責務を引用して、不採択を訴えましたが賛成14名、反対3名(小島議員、大浦議員、脇本議員)で、残念ながら原案通り可決されました。
なお、小宮議員は意見書案賛成討論で、①「反対される方は、この日本から出て行っていただき、中国人になったり、朝鮮半島の北朝鮮に行って朝鮮人となり、朝鮮人として活躍することが必要ではないかと思う」②「(脇本議員は)日本国民である資格が無い」等の暴言を吐きました。議会での発言としては許し難い発言であり、初村議長から発言の取り消しを求められ、注意を受けました。しかし、小宮議員はKTNの取材に対し、「対馬市民を思っての発言」としたうえで「取り消しは議長に一任していて、内容に反省はない」などとと応えており反省の色が見えないのは大変遺憾です。
特に①は、私個人のみならず、この意見書に反対する対馬市民も対象とした暴言とみなされ、到底看過できない。
👇️小宮議員の暴言を報じた記事
記
当該意見書(案)の趣旨につきましては、指定される空港・港湾の整備促進につながる可能性が増す、有事の際の邦人の避難措置にも資する等一部理解できる点はあるものの、以下の理由から反対の立場から討論致します。
⑴議会への当該条例案の制定趣旨及びその必要性に関する情報提供が不十分なまま、議会に上程するやり方は、乱暴な手法で到底承服できません。
⑵また、空港・港湾の管理主体は長崎県であるものの、所在地である対馬市理事者側との調整も十分には実施されていない状況で上程していることも遺憾です。
⑶この意見書(案)は、有事の際には軍関連施設的性質を持つともとらえられかねず、攻撃対象となる危険性が増すのではないかと心配する市民は少なくないと思われます。そのようなデメリットを惹起させる意見書を上程する上で最も重要なのは、市民のご理解醸成に努めることだと思います。
まずは、市民に対馬市内に特定利用空港・港湾への指定を求める重要性並びに必要性を教宣して、ある程度のコンセンサスを得られたと判断なされた時点で、改めてこの意見書を上程すべきだと思います。
対馬市市民基本条例第10条第2項には、議会の責務及び役割が次のように規定されています。「議会は、市民に開かれた議会運営を行い、地域の課題及び市民の意見を把握し、並びに総合的な視点に立って調査研究を行うとともに、市民の意見を市政に反映させるよう努めなくてはならない。」
市民基本条例のこの規定に照らせば、当該意見書(案)は、対馬市及び市民への提案趣旨周知が不十分であり、意見書を上程する環境づくりが未成熟であると思われる。
議員各位におかれましては、以上の反対理由をご高察賜り、当該意見書に対して不採択の判断を頂きますよう宜しくお願い申し上げ、反対討論を終わります。
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