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No.193【豊玉こども園建設工事随意契約承認議案に反対討論するも賛成多数で原案通り可決】

去る2月3日㈮令和5年第1回対馬市臨時議会外開催されました。
豊玉こども園建設工事随意契約承認議案が上程され、小職は反対討論するも賛成多数〔原案賛成12対反対5〕で原案通り可決されました。



この議案は通常通り粛々と上程から担当部長説明まで済んだ直後、議長より休憩が宣言されました。同僚議員から「議事進行」の声がありましたが、「聞くだけ聞いて、テレビで市民にも報せるべき内容かどうか判断しましょう」と提案して、理事者からの説明を受けました。説明の概要は以下の通りです。
《説明概要》
⑴工事入札4回連続不落
⑵11月末にN社が労災事故(木材を除去しようとした作業員の小指をフォークリフトで挟み切断)をお越し労基署には報告するも、対馬市には未報告
⑶N社と随意契約で仮契約締結
⑷市への事故報告が無いまま随意契約を締結していることが、2月2日㈭に市民からの通報で発覚
⑸市役所部内で今議会にそのまま当該契約案件を上程するか協議⇒上程を決定

小職はこの説明を協議会で聞いた以上、取り敢えず今議会での承認は不適切と判断するが、この協議会での説明をテレビで放送することなく反対すれば、市民には何故反対するのか理由がわからない。先ずは、協議会で説明した内容を、議事再開後に理事者から再度テレビの前で説明するよう求めました。

再開後、改めて理事者から随意契約の相手が労災事故の市への報告を怠った建設会社であるとの事実説明が行われ、質疑応答後に、小職は以下のような反対討論を行いました。

《小職反対討論概要》
⑴事故の軽重にもよると言うが、市に報告義務がある事案を未報告であったこと自体に問題があること
⑵他に同様の未報告あるいは報告遅滞事故が無いとも限らず、調査不十分な状況であること
⑶報告義務があっても事後報告さえすれば、仮契約は破棄されないとの前例を作ることになりかねないこと
⑷そもそも、入札前に市への未報告事案があることを知り得た場合、この随意契約入札をどうしたか市長に質問したところ、市長は入札を中止したと回答した。そうであれば、そこに判断の基準を置くべきではないかと思われること
⑸正式上程は議会当日であり、上程をしないとの選択肢も市長の判断で十分可能であるのに、議会に判断を丸投げするかのような市長の対応は大いに疑問が残ること
⑹相次ぐ入札不落によって工期に余裕が無くなり、早急な工事契約締結が望まれていることは十分理解できる。しかし、相次ぐ不落の責任は市にも大いにあること
⑺2月21日には、定例市議会も開会予定であり、十分な説明がなされるならば、委員会付託を省略して初日に採決まで実施の余地もあるり、工事開始の遅れは約2週間程度に抑制できること

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