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No.314【令和6年第3回対馬市議会定例会(最終日前半)CATV再放送のご案内】

10月24日㈭から翌日にわたって、下記日程で本会議最終日前半の模様が、対馬市CATVで再放送されます。ご都合の良い時間帯でご視聴頂きますようご案内申し上げます。

《再放送開始時刻》
10月24日㈭①19:45~②21:45~③23:45~
翌日④7:45~⑤9:45~⑥12:45~⑦15:45~

《主な質疑概要》
〈議案第52号  令和6年度対馬市一般会計補正予算(第5号)〉
令和6年度一般会計補正予算第5号について、先に審議を付託されました産業建設常任委員会で可決された原案に対して少数意見の留保を行い、本会議で少数意見留保の報告及び修正動議を下記添付資料の要領で提出致しました。

特に添付資料中の2で述べた「所定人員配置未達の期間と所定 人員配置確保後の算定基準が同一であることは適切な補償算定基準とは認め難く」、原案に反対の立場から予算の修正を求めました。

残念ながら、修正案は賛成5名(糸瀬議員、入江議員、小宮議員、大浦議員、脇本議員)に留まり否決されました。下記動議陳述の最終(太文字)部分で、議会は理事者の単なる追認機関に落ちぶれてはならないと訴えたのですが、賛成議員には届かなかったようです。
(写真:蟷螂の斧🥺)

〈発議第4号  国境、対馬市平和の日条例〉

今議会初日に上程され総務文教常任委員会に付託されました標記発議第4号は、継続審議との委員長報告がなされました。しかし、市民の合意形成はおろか、提案理由の周知すらろくに行われているようでもなく、対馬市との調整も不十分な状況での議案提出は、市民、議会、対馬市を冒涜する愚挙であり、継続審議するに値しないと断ぜざるを得ません。

また、詳細については以下の通り理事者に丸投げという議員発議とは言えない無責任な条例案であり呆れてしまいます。

しかし、委員会で継続審議となったため、本会議での討論はおろか質疑さえできませんでした。
準備しておいた反対討論を添付致しますのでご参照の上、ご意見ご感想をお聞かせ頂きましたら幸甚に存じます。

〔国境、対馬市平和の日条例(案)〕
(目的) 第1 条
対馬市は、古来より海の海道として、大陸と日本国との文化交流の架け橋をなしてきた。今年、元寇750 年となる、この戦いで国境離島を死守する為、多くの犠牲を払った。近年、イスラエル、ウクライナ戦争等が絶えない。日本国憲法に謳う世界平和は人類普遍の原理である。ここに歴史の史実を確認し過去の戦を顧みて国境対馬より平和の日を定める。

(平和の日) 第2 条
国境、対馬市平和の日は、11月2日とする。 (事業等の実施) 第3 条市は、国境、対馬市平和の日を中心とした事業を実施する。

 (委任) 第4 条
この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。 付則 この条例は、公布の日から施行する。

【『国境、対馬市平和の日』条例(案)に対する反対討論】

私は、『国境、対馬市平和の日条例案』制定に対して以下の理由で反対の立場から討論致します。

⑴議会への当該条例案の制定趣旨及びその必要性に関する情報提供が不十分なまま、いきなり議会最終日に上程するやり方は、あまりにも乱暴な手法で、到底承服できない。

⑵また、対馬市理事者側との調整も実施されていない状況で上程していることも理解に苦しむ。まして、第3条で「市は、国境、対馬市平和の日を中心とした事業を実施する。」と規定しようとしているが、具体的にはどのような事業を想定しているのか、全く理解し難い。また、第4条「この条例の施行に関し必要な事項は、市長がこれを定める。」については、詳細は市長に丸投げする議員発議条例の体をなしていない無責任極まりない条文であると断じざるをえない。

⑶更に、このような条例を制定する上で最も重要な市民のご理解醸成に努めようという姿勢が、見受けられないことは、対馬市議会基本条例を一度でも読まれたことがあるのだろうかとの疑いさえ感じられる。

以上、対馬市議会の品格を疑われかねない上程手続き、及び杜撰な条文規定と言わざるをえない。従って、当該条例案の採決に当たり、議員各位におかれましては原案否決の判断を賜りますようお願い申し上げ、反対討論を終わります。


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