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Photo by
yuri_gaeru
20190813「バス停のおばあちゃん」
マッサージを受けて一晩寝たら、予想通り憑き物はどっか行った。久々に身体に平穏が訪れた。
今日はデバイス開発の日。また炎天下でバスを待つ。
バス停でおばあちゃん同士が話しをしている。
「暑い」とか「道が混んでてバスが来ない」とか「あんまり暑いから、家のエアコンをつけたままにしている」とか話している。それを少し離れたところから、携帯でバスの接近情報を見ながら眺めていた。
一台のバスが到着すると、1人のおばあちゃんが乗っていった。そろそろ自分の目当てのバスが来るっぽいのでバス停に近づいていくと、また2台ほどバスが来た。
残されたおばあちゃんは、自分に近づきつつ「どこ行きやね?」と聞いてきた。どこどこですよ。と伝えると「乗るバスじゃないわぁ」と言い、そのまま「暑い」とか「道が混んでてバスが来ない」とか「あんまり暑いから、家のエアコンをつけたままにしている」とか話し始めた。
あれ…?さてはさっきのおばあちゃんも知り合いじゃないな…?
なんて思いながらも、はー、そうなんやー、そら大変やわー。と応戦。元々おばあちゃんという存在となぜか親和性が高いというのもあるけれど、こういう知らない人との対話は意外とこなせる。自分のことも相手のことも深掘りしなくていいし、沈黙になってもそれが普通だからだ。
そして多分もう一生会わない。
おばあちゃんのバスより先に、自分のが先に来たので「暑いし気をつけてね」と声を掛け合って別れた。
おばちゃんパワーってのはすごいが、おばあちゃんもおばちゃんからのグラデーションなので、すごかった。
事務所につき、作業を始める。しかし今日は比喩じゃなく進捗がなかった。
半日ほどいたがゼロ。マジでヤバいと冷や汗をかいた。キリのいいというか諦めポイントが来たので帰宅。仕事はまだまだ山ほどある。