化けの皮、出た実
今まで違和感や不満を
見ないふりをしていたのかもしれない。
私はこういう立ち回りだとか、
忍耐強いからどうってことないとか、
残った方でいいとか、
どっちでもいいとか。
嘘を本当と思い込んで、
正しいことにした。
鈍感だと思い込めば、
自分が傷つかずに済む。
でも、
そのひとつひとつの違和感に
敏感になる必要があった。
反抗する必要があった。
それが今のタイミングだと思う。
当たり前が当たり前ではない世の中になって
たくさんを疑うことになった。
それと共に自分自身の気持ちも
疑うこととなる。
ひとつひとつ皮を剥がしていくと
たくさんの欲が渦巻いている。
大して我慢強くないし、
誰も選ばなくてもこっちがいいし、
どっちかじゃなくて、どっちも欲しい。
だから、そういう実を
溢さないように拾いとって、
あったことにしたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?