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Wake UP Vision#1 ~代表かれんとさつきのクロストーク

こんにちは!
Wake up memberのここねです。
すっかり暑かった夏が終わり、芸術の秋となりました✨
この度、Wake Up Pointe Shoesは月に2回を目指して、noteへの投稿企画を開始します!

新企画の「Wake Up Vision」では代表かれんと毎回異なるWUメンバーがクロストークを行っていきます。メンバーのキャラクターや最近思っていることについて、代表が色々聞いてみる様子をみなさんにも大公開!

さてさて今回は、wake up の代表かれんさんとメンバーのさつきのトークを覗いてきました👀❣️



今回のメンバー紹介

名前:澤村颯季 (さわむら さつき)
バレエを始めた理由:母が姿勢正しく礼儀正ししく、上品な女の人になって欲しいという思いから
バレエ継続年数🩰:11年
趣味:踊ること、読書、寝ること📖
今頑張ってること:最近飲食店のアルバイト、マナー方法を覚えること。また社交ダンスを頑張ってる!

さつきの普段の様子


Q1 高校や大学で何を行っていたのー?

かれん: 大学1年生の時からさつきちゃんは社会活動をずっとやってたの?

さつき: ずっとやっていた訳ではないです。 私が入っていた高校が、「SGH」だったんですけどスーパーグローバルハイスクールというもので地区活的なのもやってて、 その一環でプロジェクトというか、企画を考えたりはしましたね

かれん: スーパーグローバルハイスクールってどういうプログラム?

さつき: 国からお金をもらって、いろんな取り組みができるっていうものです!

かれん:へえ〜!

さつき: その名前の通り、グローバルな活動をしましょうねっていうことで、1番大きいのは、毎年高校1年生、2年生の中から12人ぐらい選んで、台湾とか アメリカとかに2週間研修に行って現地で色々勉強するとか。あとはその地域の課題にアプローチして、何か課題解決のための政策を考えましょうみたいなのを話し合ったり。その一環で、じゃあ海外の事例はどうなんだろうって、海外研修に行く子もいましたね。

かれん: へぇ〜面白いね!探究学習みたいな感じだね

さつき: そうですね

かれん: そこのプログラムでは、1人1個プロジェクトみたいなのも持ってるの?

さつき: 1年生の頃は簡易的に分けられたグループで話し合ってとかだったんです
けど、2年生からはグループを作ってもいいし、自分1人でやってもいいみたいな感じです。

かれん: なるほどね!いわゆる探究学習教育みたいなのが、めっちゃ実践的にできるみたいな感じなんだね。

さつき: 確かに!

かれん: さつきちゃんはその中で何やってたのー?

さつき: 1年生の時は、無難に地元の観光客を増やしたいという研究です。 住んでいたところが地方だったし、普段から歩いていても全然人とすれ違わないようなところだったので、ありがちなテーマでやってたと思います。
2年生の頃は「同調圧力」をテーマに研究をしてましたね。

さつき: 当時仲良かった子が、ピアプレッシャーとか同調圧力に関心を持っていて、同調圧力を感じなくする、自分がその同調圧力に負けないようになるためにはどうしたらいいんだろうねという問いを立てていました。

かれん: めっちゃ面白いね。

Q2 バレエのコミュニティとの向き合い方とは!?


かれん: せっかくだからバレエの話に繋げようかな。バレエのコミュニティってやっぱり女子が多いじゃん。

さつき:うんうん

かれん: それこそ、同調圧力みたいなのってその中にあるよねって感じるんだけど。

さつき: 今思うとあったと思います。当時は経験もないし、 必死だったから特に何も思わなかったんですけど、思い返してみると、先輩の意見には逆らっちゃいけません、だから小さい子は意見を言ってはいけませんとかがあったような気がします。子供だけじゃなくても、大人も結構上級生ファーストみたいなところがあって、それは言われたわけではなくて、暗黙の了解的にみんなが自然と意見しないような感じで。

かれん: そう、めっちゃわかる。バレエの教室では、大人の人以上に、高校生ぐらいの結構頑張ってる年齢層が一番権力がある感じがする。 レッスン中とかのバーに並ぶ順番とかセンターの順番とかすごい顕著だなあって思う。

さつき: 私はでもバーの並びに関しては、 決められてました。

かれん: それは何順なの〜?

さつき: バレエを始めた順です!

かれん: その教室に入った順ってこと?

さつき: 教室に入った順で、その学年の中で1番最初に始めた子でしたね

かれん: うんうん、さつきちゃんはバレエのレッスン自体は好きだった?

さつき: へえ〜どうだったかなあ。結構好きだったと思います。

かれん: お〜えらいね

さつき: バーが嫌いな子とか結構いるじゃないですか。

かれん: いるいる。そういうのはなかった?

さつき: そうですね、結構細かいこととか地味な反復は結構好きな方だったと思うので、本当に芸術の1番その地道でつまんない部分が結構好きなタイプでしたね

かれん: それはめちゃくちゃ素晴らしいね。さつきちゃんはどのタイミングでバレエをやめたの?

さつき: 完全にストップしたのは高校1年生の時なんですけど、 ちょっとずつ回数減らしたというか、ほぼ0にしたのは中学校3年生の夏休み明けとかですね。

かれん: 何が1番のきっかけだと思う?

さつき: 高校受験だったかなと思います。私のスタジオ自体、高校受験を前に勉強に集中するためって、ダンスから離れる子が結構多いんですけど、私も同じ感じで。

かれん: うんうん

さつき: 加えて、いつも3月の末の年度末にコンクールに出たんですけど、結果が全然よくなくて。私的には受験前最後のコンクールだから頑張らないととか、先生からも、ちゃんとやりなさいねって言われていたからすごく頑張ったけど、全然できなくて。
でも自分の同期が結構いいところまで上がってたのですごく心が折れちゃったんです。今までは受験もあるけど、リフレッシュも兼ねてちょっとやっていきたいなって思ってたけど、その時にもうダンスなんかいい。みたいになっちゃった時期があって、信じられないぐらい、太っちゃったんですよね。それで、こんな姿を鏡で見たくないと思ったし、勉強も頑張らなきゃいけないっていうので、辞めました。

かれん: めっちゃそうだよね、私もずっとコンクールに出てた人だから分かる。コンクールって本当に1位とか、入賞とか、自分の限界が見えやすいよね。

さつき: うん、骨から違うなみたいな。

かれん: ほんとにそうだった。それこそ、鏡とかは反射的に見えるわけだよね。中学生のその時期で1番太りやすいというか、体型が変わりやすいから、私もその時すごい嫌になってた。だから、その時に学校の部活でやってたダンスの方がいいっていう風になって、

さつき: わかります。

かれん: 一時期私も中3の時とかに、 マジで1ヶ月だけ辞めたりとかしてたの。でも、不思議なことに1ヶ月経ったらまたやりたくなっちゃったんだよね。

さつき: え〜そうなんだー

かれん: 元々コンクールだけのプロのダンサーになるためだけの教室に行ってたんだけど、そこから教室を変えてから色々とバレエの向き合い方をめっちゃ模索してた。でもやっぱりどう折り合いつけるかってすごく難しくない?

さつき: 本当に難しい。今一旦やめてしばらく経ってから、たまに見るバレエの広告とか後輩がこんな感じのステージに立ったよみたいのを聞くと、なんとなくこう、うぅってかんじになる。
自分的には高校生活もエンジョイしたいし、勉強もしなきゃいけないし、「一旦終わり。」みたいな、ポジティブなマインドでスタジオ去ったつもりではあったんですけど、

かれん: うんうん、わかる

さつき: バレエ系のコンテンツが見れない時期があった時もありました。バレエの舞台をちょっと見たりしてもなんとも思わなくなったのって本当に大学生になってしばらく経ってからなので、ほんとに難しい。

かれん: 私今でも結構思うことあるもん。普通に高校生の時とかに、大学じゃなくてもっと、バレエだけやってたりっていう選択をした時にどこまで行ってたんだろうなとか、今こういうことしてるかもしれないなみたいな。

さつき: 確かに〜わかりますほんとに

かれん: 日本って、マジでバレエの教え方がバラバラじゃん。本当に先生のこだわりもそうだし、私とかはお教室をめっちゃ転々として、 1個の教室にずっと行ってたわけじゃないから、余計そこが顕著で、教室変えるたびに先生ごとに言ってることがまるで違うなあってカルチャーショック受けてた。

さつき: ん〜わかる、そうなんですね確かになぁ

かれん: じゃあ1番いいバレエのなんかいい先生ってなんなんだろうなってめちゃくちゃ思う。

さつき: 確かに。自分の人生観を考えたら、結局自分の先生が1番なのかな。ちょっと保守的だけど、やっぱり厳しく、 厳しいけど愛があって。

かれん: うんうん、そうだね。同じバレエのレッスンの時間ってなってもさ、 まじで先生によってその90分が別物じゃない?結局は、最終的にバレエダンサーを育成するっていうのを目標に掲げているのか、種習い事として人としての成長を目標に掲げているのかというところでまた違うとは思うけど、日本の中のバレエの教育カリキュラムって、なんでこんなに違うんだ?何が1番いいんだ?って、すごいわかんなくなる。

さつき: 教本が欲しいかもしれない。流派は色々あるから、注意する内容は違ってもいいと思うんですけど、ある程度欲しいですよねこんなことしてはいけませんとか、年に何回コンクール出しましょうとか、発表会もしましょうとか、ワークショップはみんなが受けていいものですとか、 そういうのがあったら嬉しいなって思います。教室によってはコンクールに参加もできないじゃないですか。

かれん: バレエ教室の選択肢が多すぎて比較できないからさ、 習う側からしたら、何がいいのか分かりにくいという点はあるかもね。

さつき: 特に私がちっちゃい頃って、全然そういうスタジオの情報とかもないから

かれん: 本当そうだと思う。それってもうちょっと話を広げてみると、結構バレエって幼児教育みたいな一環で始められることが多いじゃん。バレエに限らず幼児教育の習い事みたいな視点で考えた時にも、どの習い事を子供にさせるかとか、その習い事するにしてもどこの教室に行かせるか、どうやって人は情報取ってんだろうって思う。

さつき: 本当に!!

Q3 日本と海外のバレエの違いとは

かれん:今私がイギリスにいるっていうのもあるから気になるんだけど、海外のバレエ教室だとやっぱりバレエ教室のカリキュラムも全然違うのかな。

さつき: よく海外留学レポートとか、海外のコンクールに出た感想とか見てみると海外のダンサーたちがどんどん前に出てアピールする姿がかっこよかったから自分も頑張らなきゃみたいな、そういうのを話してる子が多かったなって。 でも日本人の中には先ほど話したように圧力的なのがあって、前に行っちゃいけないみたいな功序列的な考え方が根付いているのかも、、。

かれん: 確かに、それ面白いね。バレエって一言で言っても、「プロ育成のバレエ」ではなくて「習い事化されたバレエ」というのはもしかしたら日本式になってるのかもしれないよね。

さつき: そんな気がします

かれん: 地道に積み上げていくようなバレエのレッスンの要素が、日本の文化とか内面的なところにマッチしてるのかな?
さつきちゃんって今、結構大学で韓国の国際政治とか扱ってるでしょ?

さつき: そうですね

かれん: 最近、韓国のバレエブームのイメージがすごいじゃん!
韓国のバレエってどういうものなんだろう?

さつき: よくインスタとかで韓国人ダンサーのリールで回ってきますね。
今日知ったんですけど、そのMnetってご存知ですか? KPOPのアイドルとか。 いっぱい特集してる韓国の放送番組なのかな。そこでバレエサバイバルみたいなのをやるみたいなんですよ。

かれん: え〜!

さつき: しかもそのMCが韓国ですごい人気のアイドルみたいな。

かれん: おもしろい!Stage Fighterっていう企画なんだ!
(※こちらから確認!
https://poc.mnetplus.world/stagefighter/en

さつき: すごい、これ見る人いるのって限られるんじゃない!って思ったけど番組化されていることにびっくりしました。

かれん: 韓国を代表する64人の現役男性ダンサーたちがバトルするんだって。普通に、アイドル感覚でこういうの見る人いっぱいいそうじゃない?

さつき: 確かにいそう〜

かれん: 日本でこういうの実現可能なのかな。

さつき: え〜どうだろう〜

かれん: でも日本のバレエ業界、バレエ団ごとの縦割りが強い気がするんだよね。

さつき: う〜ん!わかります

かれん: ここと交わってはいけないみたいな、すごい強いじゃん。そういうバレエ団とかの垣根を超えるのって、どこまで可能なんだろうって思う。

さつき: わかります。韓国のサバイバル番組を日本が輸入して、 日本でもおんな似たようなのを行いますみたいなのは、なんとなく最近増えてるような気がする。

かれん: そうね〜増えてるね!

さつき: だから、20年後ぐらいには、もうちょっとバレエ界が穏やかになる可能性はありそう。人選は置いておいて、そういうのをやるだけのスキルとかアイディアはありそう。

かれん: 「America's Got Talent」ってわかる?

さつき:よく見てました!

かれん: すごい似てるなと。

さつき: 確かにそうですね〜でも、優劣とかつけたくないな。

かれん: そうなんだよね。そこが難しいんだよね。エンタメ化しようと思えばいくらでもいろんなことできるけど、難しさはそこだよね。
これについては今後も考える余地がいっぱいありそう。

執筆者紹介


2005年生まれの19歳、大阪出身。
現在九州の大学で国際関係を学ぶ4歳からバレエを始め現在も続けている🩰


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