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くるくる回してスルッと動かす  493

キンモクセイの香りがもう少し楽しめるものだと思っていたから、先日の雨で道に落ちてしまったたくさんの花を見て「あ…もう終わりってこと?」とちょっと残念な10月の終わり。
日が暮れるのも早くなっているし、秋の香りは思ったより早く通り過ぎていく。
秋の味覚もいいんだけど、こういう香りが好きだからちょっとさみしい気もする。


昨日書いたMEGUMIさんの動画のお話。
あれ、わたしが聞き間違っていて…起きてから1時間以内に10分でもいいからしたほうがいいことは「筋肉を動かすこと」ではなくて「太陽に当たること」だった…ごめんね、MEGUMIさん…。

でも、その話は頭に残って感化されていたから、今朝は猫に起こされたついでにそのまま活動を始めてみた。

なんて早く起きたはいいけれど、あれだけ「10分でもいいから太陽に当たることが大切」って話だったのに、朝ごはんを食べながら「そうだ…冷蔵庫の掃除しよ」なんて思いついたもんだから、あっさり太陽に当たってないことも忘れ、掃除を始めることとなった。


時々見かけるお掃除上手な人の動画。
先日「冷蔵庫を移動させて掃除するのは簡単!」みたいな動画が出てきてマジマジと見入っていた。
というのも、以前から「冷蔵庫を移動させるのは簡単」って話はよくよく聞いていたのだけど…冷蔵庫の一番下にあるカバーを外し、そこから「何か」をしたら簡単にスルスルと移動させることができてお掃除楽々!という…その「何か」がなんなのか全く思い出せずに長らく過ごしていたのだった。

それが、偶然流れてきた動画で解決したものだから「これでもうスルスル掃除できるじゃん!」と、言ってみれば心の準備は万端だったのだ。

ちなみに、その「何か」とは冷蔵庫の前面にある「足」のこと。
その足(冷蔵庫の左右、前面にネジ状の足がある)を反時計回りに回すとゆるんでいき、ゆるみきってから足の間にある棒状の取手で冷蔵庫を前に引っ張ればスルスルではないにしても軽く移動できるという仕組みだった。

思わず「おぉー」と声が出るほど、確かに軽く動かせた。
朝からいい感じである。


そうして始めた久々の冷蔵庫周りの掃除は…予想通り、まぁまぁのホコリだまりになっていた。
冷蔵庫の背面のあみあみ?のところを掃除機で吸って…吸って…また吸って…と、上から下まで何度も繰り返し吸う度に、さっきとは違う穴からホコリが出てくる。
それも結構なボリュームのホコリが…。
途中から、小さなホウキでシャシャっとした後に吸引作業、を繰り返すと…その都度もっと出てくる、そして出続ける…。

もう「この冷蔵庫、ホコリの収納でもあるんじゃないの?」と疑うほどの量が出てきて、軽い気持ちで始めた掃除は「え…これだけのホコリを気づかずに放っていたってこと?」なんていうボヤーっとした罪悪感まで生まれてくる。

でも、いよいよホコリが出なくなってから、速攻水拭きを終わらせ、冷蔵庫を元の場所へ戻し作業完了!
罪悪感なんて吹き飛ばし、掃除完了の達成感を味わった。


たまに細かなところまで掃除すると、思わぬものを目にすることがあるけれど、それって自分の内側、意識の点検の時と同じだよなーなんて思う。

内側の掃除も、反時計回りにくるくる回すとスルッと壁が動いて、その後ろの思い込みがポロっと出てくるから大掃除の時には便利ですよ!…なんて、気の利いた設計になってるところがあると面白いよねーなんて妄想をしながら、お疲れさまのお茶時間を過ごした朝だった。




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