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カラダは「心当たり」を超えてくる  463

「ちょっと二の腕あたりが冷たいかも…」なんて感じる時もあるような気温になってきたからと思って、薄手の5部袖なんかを着た日に限って暑い…。
「こういうの、よくやるよねぇ…」と自分の選択眼というかタイミングの悪さを薄目になりながら味わった本日。


備忘録を兼ねて書いておこうと思うのが、足の形のことについて。
もっというと、足の指の形の変化のこと。

特に外反母趾だったり、小指の爪が小さいことが悩み…みたいなことはなかったのだけど、とにかく自分の足は幅広で大きいくらいにしか感じてなくて、昔は靴のサイズに困ったりもしてきたけれど、最近はそんなこともずいぶん減っていた。

足先が冷えるとか、霜焼けの後の色素沈着が気になるとか、そんなことは「なんとかしたいこと」として頭に浮かんではいたけれど、形としての悩みは特にないと思っていた。

「冷えをなんとかしたい」と数年前オンラインのワークをした時に、足指のワークとして足裏にボールを置いてその上に体重をかけていく動作があった。
その動作の最中に「足の指をボールに沿わせるようにグーっと内側に折り込んでー!」と指示が出た。
「はーい」と足指でボールを包むように上からグッと体重をかけてみたら…

親指が激痛だった。

そこで初めて自分の親指が上に向かって大きく反っているんだと認識した。

横からみたらしっかり親指だけ反ってることは一目瞭然。
特に「めっちゃ悩みなんです!」とは捉えていなかったのだけど…確かに靴を履くと外からでも親指の爪がわかる時もあったな…。

だから、爪が伸びると痛くなることもあったから早めに切るようにしてたとか…
余裕のある靴を選ぶようにしてたとか…
靴下も薄くなりやすい場所だったとか…
次々と浮かんでくる足の親指にまつわる様々なこと。
それで「対応した気になっていた」「足の大きさ問題だと思ってた」ってことが今ならわかる…それは対応じゃなくて「流してた」「見て見ぬふりしてた」ってやつだよ…。

そんなだったから、足指をしっかり使うべく室内のスリッパを草履型にしてみたり、足の重心を気にしてみたりはしていたけれど…だからって指の形が変わることはなかった。

「気長に毎日案件」のボールにもいつの間にか乗らなくなって、足と言えば重心のことアーチのことくらいしか気にしなくなっていた最近…

ふと足を眺めると、なんだかいつもと違う。
今年は島ソックス(指先だけ出ている靴下)を履いていたので、なんなら指先だけ日焼けしていてもおかしくないのだけど…どちらかというと色白になってるように見える。

…足の色が悪くなるならまだしも、色白になるようなこと何かしたっけ?なんて考えてながらまじまじと自分の足に見入るも…「念入りなお手入れ…はしてないし…」考えてみても、特にない。
「何かしたっけ?」と考えてみると…ひとつ思い当たることがあった。

それは…尾骨。

最近「尾骨を前に・上にするような意識」を持つことを教わって、それをメインに体に意識を向けていた。
尾骨ってことは自然に骨盤は動くし、背骨も一緒に動くことになる。

やっぱりクセで上に意識がいきやすいから、腕や肋骨は見ていても足元をまじまじと観察することは本当に少なかった。
骨盤から上の上半身にばかり意識がいっていた。
爪を手入れする時だって「指の反り具合は…」みたいな見方はしてなかったし…。

それが気がつけば、すべての足指がまっすぐ伸びているし、親指に至っては爪がほんの少し上に向いてる?というほどにまでほぼほぼまっすぐになっている。

なんなら、霜焼けの名残で足の親指の付け根にあった黒ずみもなくなっているし、そもそも足の甲から指先にかけて全体的に白くトーンアップしている。
黒くなることばかりの足が勝手に白くなる日が来るなんて…!

しかも、こうやってほぼほぼまっすぐになっている姿を見て初めて、親指以外の指は逆に巻き込んでいた、握っている状態に近くなっていたんだ…ということも自覚できた。


「尾骨をやっている」とばかり思い込んで「骨を動かすってことはどこにどんな変化があるんだろ?」って全体を眺めることがすっかりどこかに飛んでいたってことだよね…。
わたしっ!目の使い方ー!意識の使い方ー!いつも抜けてるー!
って、これもわたしのチェックポイントのひとつ(何個も?)だけど。


でも、素直に自分の足がこんな風にまっすぐになる日が来てうれしい。
これを体験できてうれしい。
この状態で動く、暮らすってことをできることがうれしい。

そう感じられたことを忘れないように書いておくことにした9月の終わりだった。





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