あったかさの内容が違うんだよね… 509
朝晩のキュッとした寒さはお昼にはほどけることがわかっているのだけど…
だからって、昼間仕様の格好でこの朝は過ごせない…
ということで、寒さしのぎのコットンのパーカーを探していたのだけど…
ない。
いやいや、去年も活躍したんだし、収納しているゾーンは決まってる。
でも、その場所に見当たらない…
衣替えあるあるかもしれないけれど、不完全燃焼というか納得いかないというかどうにもこうにもスッキリしない。
「今のこの気候の感じだと、モッコモコじゃなくていいから裏もさっぱりしてるパーカーくらいがちょうどいいんよなー」
なんて思っているわたしの目の前には要望とは別のモッコモコのフリースが現れて来た。
うん…これがあったかいことはよく知ってる。
知ってるよ…知ってるけど…今じゃないんよね…
なんていうか「あったかさの内容」が違うんよね
そこって結構大事なポイントなんよね…
誰に伝えるわけでもないけれど、フリースではないということをつらつらと言い訳のように並べていた。
でもね「背に腹…」なんてよく言ったもので、他に寒さをしのげそうなものはフリース以上のものになりそうなので「あったかさの内容が違う」ということをわかりながらも目の前のフリースをはおってみた。
確かに寒さは違う。
でも…あったかさも思ってたんと違う…そう、内容の違うあったかさそのものだった。
みんなどんな風に感じているんだろう?
別にわたしもガチの自然派ってわけじゃない。
わけじゃないけれど、夏のTシャツにしても冬のセーターやインナーにしても、化繊のものと天然繊維のものの違いが年々大きく感じられるようになってきた。
「まぁ仕方ないか…」じゃ流せないというか、「ちょっと無理」と思うことが増えてきたように感じている。
昔はそんなことに無頓着に服を選んでいた時もあるし、形や安さで選んでいたことだってたっくさんあるんだけどなぁ…。
今回のフリースだと、確かにそのものの重さは軽いしお値段もかわいい。
あたたかさも「暖かい」のだけど…暖かさの質が「頭がのぼせるよう」に感じることがある。
そのくせというか、だからというか、手先・足先へのあたたかさは伝播しないんだよなぁ…って、これはわたし個人の体質が大きいかもしれないけれど。
頭に熱が上がってくるのは、なんというかエアコン的というか、一時しのぎ感が自分の中で拭えなくて、「芯からあったかい」を求める者としては長いお付き合いはちょっと無理…と感じるのだ。
って、お風呂でもないんだから求めすぎだということはよくわかっているのだけれど。
そんなフリースに午前中を助けてもらい、なんとか切り抜けられたものの…
ホントにコットンパーカーはどこに行ったんだ?というくらい見当たらない。
収納の見直しか、ワードローブの見直しか…
うん、どっちもだろな…なんて思いながら、フリースをたたんだ午後だった。