新卒の営業が4ヶ月で適応障害になるまでの話(中編)
こんにちは。
プニプニしりプニオです。
こちらの記事の中編ということで、
メンタルクリニック受診〜診断書の受け取り
までを書いていこうと思います。
メンタルクリニック、初受診
受診当日。18時から予約が取れたので、
(遅い時間に受け入れてくれて本当に助かりました)
仕事を定時で無理矢理上がり、ダッシュで
メンタルクリニックへ行きました。
メンタルクリニックは駅近のビルの中にあり、
エレベーターから出ると即院内という構造でした。
(ご飯屋さんなどのほかのテナントもあるので、
出入りしているところを見られても安心)
白を基調としたシンプルな待合室で、ソファに座り
問診票を書きました。
遅い時間帯だったため待合室には人が多く、
親と手を繋いで座る女子高生、
ふた周りくらい上に見えるサラリーマンなど、
様々な方がいらっしゃいました。
ごぽぽぽ、とウォーターサーバーが動く音のみが
聞こえる室内で、各々が永遠のような待ち時間を
過ごしました。
「来てくれてありがとう」
名前を呼ばれ別室へ移動し、
細長いデスクにいる先生の真向かいに座りました。
緊張しながらゆっくり今の状況を話し終えた私に、
先生は「適応障害」と診断をしました。
そして、
「この段階で来てくれて本当に良かった。
勇気を出して来てくれてありがとう」
と言ってくれました。
私は、病院に行くのはずっと逃げの選択肢だと
思っていたので思わず泣いてしまいました。
服薬で「まともになる」感覚
「続けたいあなたの意思を尊重して、薬物療法で対処します。診断書も書くから必要な時は言ってね」
そう先生に言われ、服薬がスタートしました。
(抗うつ剤と安定剤、名前は忘れてしまった)
朝昼晩食後の服薬のおかげで、
ご飯を安定して食べられるようになりました。
個人的な薬を飲んでからの変化は、
大きく分けて以下の通りでした。
・世界が明るくなった
(フィルターがかかった、の方が感覚は近いかも)
・平衡感覚がなくなった
(確か副作用、Vaundyのジャケ写みたいになった)
・元気の前借りをしてる感覚
(薬を飲んでいる間は落ち込まない、涙も出ないが、
効果が切れてくると倍以上に反動がくる気がする)
・吃りが服用時は少なくなる
薬を飲んでいる間は営業を苦に思うこともなく、
普段凹んでしまうポイントでもへっちゃらで、
もしかしてこれが普通の感覚なのか?
普通って、何だ? と混乱していました。
指導担当の試し行動
このころはたまーにアポイントが取れたりして、
指導担当に同席してもらい経験を積んでいました。
アポイント帰りの車内で指導担当に、
「休日は(平日夜は)何をしているの?」
「趣味は? 大学時代なにしてた? 」
などと質問をされました。
大学時代は居酒屋のアルバイトをしていたので、
なんかこんな質問よくお客さんにされてたなー、
と悪い意味で懐かしく思いながら、
当たり障りのない返事をしていました。
初めて指導担当と和やかな空気感でお話して、
根っこから悪い人ではないのかな? と感じました。
話がひと段落したところで、
「なんだ、普通に色々話せるじゃん。
実はちゃんと雑談できるかどうか試してたんだ、
営業トークでは大事な要素だしね」
「あと土日は町の色んなイベント参加するとか、
映画見るとかした方いいよ」
と言われました。
この出来事でもともと低かった信頼度が
地に落ちました。
唐突なお誘い
その後も朝礼で声が出ないことを伝えているのに
声量を何度も注意されたり、
営業方針通り動いていると「指示通り動いているんじゃプニオがいる意味ない」と急に言われたりなど、
状況は好転した訳ではではありませんでしたが、
服薬しながら頑張りたいと思っていた矢先に、
ある日指導担当から唐突に飲み会に誘われました。
月4〜5回ほど事業所長との飲み会はありましたが、
指導担当から直々に誘われるのは初めてでした。
行きたくないですが立場上断りづらかったため、
「痛み止めの薬を飲んでいるのでお酒飲めないです」
と苦し紛れの言い訳をしました。
(実際服薬中でお酒を飲めないのは事実ではある)
ですが、それでもいいから参加して欲しい、
今後の相談をしたい、と言われたので、
渋々行くことを決めました。
指定された居酒屋へ行くと、そこには
先輩方(事業所長、指導担当、主任、課長)
がいらっしゃいました。
1人シラフ、地獄飲み
「プニオが何を考えているかわからない、
どう接していいか分からない」
この指導担当のひとことを皮切りにスタートした
地獄の飲み会。
1人ジンジャーエールを飲みながら、
4人の先輩方の質問や説教、武勇伝を聞きました。
説教内容の大体が
現状についてどう思うか、悔しいと思わないのか、
感情をもっと出せ、などといった精神論でした。
また、吃りを指摘され、勇気を出して
「昔は話すのが好きだしたくさん話せたけれど、
現在は話すことが怖くなりました」
と相談をしましたが、
「要するに今まではガキの会話だったんだ」
と言われ、本音を話すのも嫌になりました。
「中途で同年代の女の子が入るかもしれないから、
その子が可愛ければお前は見向きもされなくなるぞ」
トドメのこの言葉で、もう無理だと思いました。
自分も泥酔出来たら、どれだけ楽だったか。
この日以上に、アルコールが飲めないことを
悔やんだ日はありません。
解散し、すぐにメンタルクリニックの予約を入れました。そして、先生に泣きながら飲み会のことを話し、診断書をいただきました。
まとめ
以上が診断書を貰うまでの流れでした。
あの地獄の飲み会に行っていなければ続けてたのかな? と思いましたが、書いてるうちに嫌な思いしてすっぱり辞めてよかったと思いました。
お酒も飲まなくてよかった。きっと殴ってたから。
書くまで忘れていたこともあり思い出しイライラ。
ここでみなさんに見ていただくことで昇華します。
最後は後編。診断書を出してからモメにモメます。
引き続きよろしくお願いします。それでは。