Kindle本の可能性?
Kindle で日本語の本が気楽に読めるようになって本当に喜んでいます。
今はUnlimeted (読み放題)を30日間お試し期間中なので。無料で読めるものを優先的に読んでいます。そこで日本人の知人が昨年自己出版したKindle本(英語版)がUnlimeted で現在ゼロ円になってたので早速ポチリました。
早速、読んで唖然としました。
内容が・・・・薄すぎる・・・
写真集というには写真の画質も悪く、点数も少なく、詩集というには詩というほどでもないし、英語で日本の風物を数点紹介したパンフレット・・・?
表紙の雰囲気はかなりいいので期待してたんですが、残念です。unlimted でゼロ円でなかったら、有料。もし知人でもなく有料で買ってたら、★一つ評価で酷評していたかもしれません。
そう思ってみると、他のキンドル本でも表紙やタイトルは良さげでも「内容が薄い・広告みたい」という低評価がされているものがあります。
さらにはあるユーチューバーが、「自分の動画をそのまま起こしてキンドル本で売っていた人を見つけた」と言っていました。このケースはかなり悪質ですよね。
それだけキンドルで出版することはハードルも低く現時点では無法地帯のようです。そんなキンドルの運用方法を教える人たちもいるようです。
でも、ちょっと待って。。。
Kindle 本って実はこんな風に気軽に自己出版できるもの?ってことでしょう?しかも全世界に向けて出版しちゃえるんですよ。
調べると紙の本の場合、自己出版だと初期費用として200万円ぐらい掛かるそうですが、キンドルは自力で原稿作成し、登録すればタダ?!マジですか?!
私だって、note 書いてる人なら誰でもできちゃいそうです。
自分でいつか本を出してみたいなぁ、と思ってた自己資金の少ない方の時代到来です。Kindle 出版は自費出版の味方です。
一方、思い出すカナダ人の知人がいます。彼女は紙の本の出版にこだわって自費出版(日本語版)しました。その本は出版後4年以上経っていますが、現在も日本の書店に置かれています。彼女に「なぜ紙の本にしたの?」と尋ねたら、「私はいい加減なものは作りたくない。プロとして自分が納得して残せるもの作りたい。」と言いました。確かに彼女の本は、写真も文章も吟味された良書です。お金を掛けると決心した時からいい加減なものは作らない覚悟がうかがえます。
お金を払うのとタダなのと何事も真剣味が違ってきます。
確かにKindle で自費出版は気軽に出版できます。上手く行けば印税も入ります。内容の良し悪しは別として、宣伝用の広告代わり、著者としての肩書もできます。お金を掛けない分失敗しても金銭的な損もしません。
どんなものかやってみたい、というスタンツで挑戦してみるのはもちろんいいことだと思います。ただ、読者のお金も時間も使うわけですから、一生懸命がんばって上手くできなかったなら仕方ないとしても、意図的な手抜きや詐欺まがいの自己出版はやめて欲しいと思います。
また、Kindle 本を買う側はそんな見た目は良くても中身の薄いkindle 本がたくさんあるということを意識して購入をすることをおススメします。