トラブルいっぱいのプリンターの謎?
あなたはプリンターを使っていて、不満を感じたことはありませんか?私は結構あります。現在使っているプリンターはここ10年で3代目。買い替えの理由は、もちろん調子が悪くなって、不定期にまたは完全に機能しなくなったからです。Wi-fiが使えない、文字が切れる、なぜか動かない、インクがすぐなくなる、などありますよね。
携帯があんなにコンパクトにPC化する時代に、プリンターってそんなに調子が悪くなるほど繊細な機器なの?って思ったことありませんか?そんな疑問や不満を、実は世界中の多くの人が感じていたと知ってびっくりしました。
あるユーチューバーがプリンタ―ビジネスの闇を告発するビデオをアップしていたので、簡単に紹介したいと思います。
プリンター業界のビジネスモデル
プリンター業界のビジネスモデルは、プリンター本体よりもインクカートリッジで儲けるしくみです。
言われてみれば、私もプリンター自体は1万円程度で買ったとしてもインクカートリッジは全色揃えるとその5千円以上だったり、単色でも2千円以上という高さです。プリンターのインクは超高級液体と皮肉を込めていわれます。
インクカートリッジの原価
このユーチューバーは、ある会社のオンラインのカスタマーサービスのコンピュータ部門で働いていました。そしてプリンターのインクカートリッジの販売価格が$59.99 であったのに対し、製造原価 $0.23であることを知ります。
すごくないですか? 私たちが購入しているインクは製造コスト約30倍です。ただし、先ほどもいったようにプリンター本体を安く、インクで儲けるというビジネスモデルだから仕方がないんでしょうか?
純正でないインクカートリッジの排除
純正のインクカートリッジは高いので、ノンブランドで安いインクカートリッジを買いたいと思うのは、消費者心理としては当然です。ポスターや商業用写真ではなく、日常のちょっとした印刷なら、高品質なインクにこだわる必要もありません。
ところが、このノンブランドのインクの出現は、プリンター業界のビジネスモデルを壊すことになります。なので、純正でないインクカートリッジを使えないプリンターや不具合の原因になると警告されます。
インクカートリッジについたチップ
インクカートリッジについたチップは残量を知らせてくれるのに生かされているようですが、皆さんプリンターのインクを替えたばかりなのにもうインク残量がないの?って思ったことはありませんか?
仕方なく、新しいものを購入したり、念のために余分購入しました。ところがさすがに同じようなことが3回ぐらい続くと不思議すぎるし、頭にきます。
チップもこのユーチューバーの検証によると「チップの残量不足の警告は正しくない」と言っています。実際にチップ部分を触ることによって、残量表示がフルに変わり、プリンターが通常通り作動する、というから驚きです。
プリンター業界のさらなる改善を期待したい
この他にも黒を作るのに色を混ぜて全体の消耗が早くなる、プリンターが壊れやすい、プリンターのモデルチェンジが早い、インクも買いにくくなる、ということもあります。こうしたさまざまな問題点は、すべてのプリンターに起こることでもないようで、プリンターの当たりはずれがあるようです。
Amazon日本のプリンターやインクを見る限りでは、1万円台のプリンターから、3万円台まで評価も悪くないし、非純正のインクも安く、評価もいいですね。改善されているのかもしれませんね。でもカナダではプリンターのクレームが未だに多いのが現実です。
実際にプリンターに関わる訴訟を起こした人もいて勝訴したようなので、業界自体の闇が知れ渡ることで、さらに健全な企業努力を進むことを期待したいですね。
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