イングリッシュ・パブの条件(私基準)
皆さんはパブとかイングリシュ・パブっていうとどんなイメージを持ちますか?
私はカナダに来た当初、ヨーロッパ的な響きのするパブにとても興味があったんですが、パブはお酒を飲む場所、酒場、バーやカウンターがあって、主に男性たちが集まって飲むところ、男性が女性を口説いたりするところって思ったので、行きたいけど一人では怖くて行けないと思っていました。
そんなある日、友人が人気のイングリッシュ・パブに行った写真をファイスブックにアップしました。そのパブの雰囲気がよくてどうしても行きたくなり、遂に友人を誘って行ってみることにしました。
行ってみてびっくり、私が思っていたパブとは全然違って落着いた歴史を感じさせるちょっと古めかしい雰囲気。
その日からイングリッシュパブのファンになったのです。
カナダのパブは?
カナダのパブは地域の社交場的の場所、レストラン兼お酒も飲める場所です。夫婦や友人たちで定番のフィシュ&チップスやスナックを食べながらお酒を飲んでおしゃべりしてる光景が定番です。
オシャレでモダンジャズが流れるような場所ではなく、昔の田舎の食堂って感じが近いです。
PUBの語源が「Public house」という地域の集会場という意味からも来ているというのも納得です。
イングリッシュ・パブの条件(私基準)
さらにイングリッシュパブっていうとその名の通り、イギリス的なちょっと古めかしい香りのするパブです。私が勝手にイングリッシュパブと考える条件は以下の通り。
1. 町の商店街・繁華街からちょっと離れたところにある。
繁華街から離れたところにあるので一軒家も多く、目立たないところにあるので、知っている人ぞ知るぐらいのわかりにくい場所にあります。
一見、何かわからない建物。でもこれは人気のパブ。
2.古い建物を利用しているか、古い内装を生かしている。
イングリッシュパブの楽しみはその雰囲気。イギリス的な重厚な感じがいいです。イギリス系の人が多いカナダ西海岸では人気です。
このパブは昔のリゾート地にあるせいか、明るく開放的です。
同じパブ内にある別の部屋。暖炉も定番。冬になるとこの暖炉を見てるだけで暖かい気分になります。この部屋は女性好みの明るく優しい部屋。
3.庭があり、テラス席がある
例年なら広い庭にベンチがたくさん出て特に夏はテラス席が賑やかですが、今年はコロナ、そしてきょうは雨でひっそりしています。寂しい。
向こうに広がるのは海で、お天気がいい日は景色最高!
4.バーで飲み物をオーダー、受取り
このパブはバーカウンターに椅子もなく、バーで立飲みもできません。
私の知っているイングリッシュパブは、だいたいバーエリアは飲み物の直接注文、受取り口になってるところが多いです。
今年はコロナのためバー区域は従業員以外立ち入り禁止。
もちろん、サーバーが飲み物をオーダーも取ってくれますが、気軽にカウンターに行って自分でオーダー、受け取っても問題ありません。
5.地元のビールがある。
是非地元のおススメのビールを尋ねて試してみてね。
カナダのビールは軽くて甘めの地ビールがいろいろありますので、日本のビールとの違いを楽しんでくださいね。
6.お茶やコーヒーも気兼ねなくオーダーできる
今日はB52という名前のコーヒーをオーダーしました。と言ってもアルコール入りのカクテル。ベリーズ(アイリッシュクリーム入りリキュール)とコーヒー、生クリームをのせてます。要はアイリッシュコーヒー?
もちろん、通常のコーヒーや紅茶、ジュース類も気兼ねなくオーダーできます。
7.深夜までは営業しない
イングリシュ・パブは町の中心から離れていてレストラン色が強いからだと思いますが、遅くても9時までにはクローズします。
通常のパブが夜からが忙しいのに対してイングリッシュ・パブはお昼や夕飯どきが忙しいイメージです。
普通のパブの感覚で9時ぐらいに行ったら閉店だった、なんてこともあるので、7時には行っているのがおススメです。
イングリッシュ・パブに行ってみてね
こうやって見ていくとイングリシュ・パブって、ちょっと古めかしさがあるレストランみたいなお酒が飲めるところ(未成年は入れません)っていうのがわかっていただけたと思います。
一般にパブって言うともっとカジュアルでハイチェアのカウンター席やスポーツバーのようなTV画面がたくさんあったり、音楽ガンガン流れてビリヤード台があったり、地元の人がお酒を飲みながら遊べる場所という色あいが強くてちょっと入りにくい感じもしたりします。
でもイングリッシュ・パブは年齢層も上がり、どちらかと言うと行儀よくお酒を飲みながら会話を楽しむ場所ってイメージです。
是非、カナダのバンクーバー島に来たら、こちらのイングリッシュ・パブも体験してみてくださいね。