バリ島を立つ日に死にかけた⑦初バリ島5泊7日のバリバタ旅
遂にバリ島を立つ日がやってきました。
5泊でしたが、私になりに盛沢山遊べた気分です。
本日は最終日ですが、フライトのチェックインは午後6時からなので、それまでは遊ぼう、ということで今日は海にシュノーケリングに行くことしました。
空港近ホテルのメリット
昨日、釣り船を出してくれた、あの日本語を話すバリ人のボスの手配ですよ。ボスのビーチの海の家に朝9時に行きます。
ホテルのチェックアウト時間はお昼の12時ですから、今回はホテルに追加料金を払って午後5時までのレイトチェックアウトにしてもらいました。
ホテルからデンバサール空港は車なら5分程度ですから、5時にチェックアウトして無料のシャトルバスで空港でおくってもらえば丁度いいくらいです。
やはり空港の近くのホテルはこんなときにとっても安心です。
多分ヌサデゥアに向かう
9時にボスのお店に行くと私たちも多少遅れたというものの、やっぱりボスたちの方が遅れてます。
今回は車で30分ぐらいのシュノーケリングができるビーチに連れて行ってくれる、と言うことです。
ボスは
「そこではいろんなことできるよ。バナナボートとか、パラセイルとか、そのお店の社長も私の知合いだから、安くしてくれるよ。ダイジョウブ!」
と言います。今回は弟さんがドライバー。ボスもついてくるらしい。
昨日の釣りの従兄は日本語が話せたんですが、この弟さんは日本語が話せないので心配だったのかもしれません。
シュノーケリング以外にも他の観光地も案内したかったようですが、私たちも時間もあまりないので断りました。
正直、どこのビーチだったか名前を忘れたんですが、多分ヌサデゥアだったのかな?と思います。
なぜなら、今回初めてバリの海上の高速道路を走ったからです。
こんな未来的なバリを観たのは初めてです。
有料道路で海上を走るのは気持ちいいし、常に車が多いバリにあってほとんど車が走ってない道を走るなんて思いもつかなかったからです。
バリの発展の底力、将来への期待を感じます。
色々楽しめるマリンスポーツですが
さてビーチに着くとさっそくマリンスポーツのお店を案内され、そこのまたもや日本語が話せる社長にアクティビティの説明を受けます。
背も高くて日に焼けた中年とは言え、イケメンです。
私たちはシュノーケリングをしたいだけなので、その説明だけでいいんですが、マリンスポーツ会社の社長は紳士的に他のアクティビティの追加やもっと高額なアクティビティ、パラセイル、マリンウォーク、ジェットスキーを勧めてきます。
確かにパラセイルもマリンウォークも面白そうだし、貴重な体験になるかもしれませんが、事故も怖いし、高い!
なので夫は頑なに「シュノーケリングでいいです」と断っていたんですが、私がちょっとマリンウォークに関心を示したところ、話の流れて
「お二人はいつ帰られるんですか?」と聞かれて
「今日の8時の便です。」と答えると
「あっ、それではマリンウォークはできませんね。」とあっさり引き下がってくれました。
水圧の掛かるマリンスポーツをした当日は飛行機には乗れないのです。
そしてさらに社長が
「シュノーケリングの場所は正直今はあまり魚がいないかもしれません」
と言うと夫は
「他の場所に変えられませんか?」と粘って
「泳ぎは奥さんも大丈夫ですか?」と聞かれて
「ライフジャケットがあれば大丈夫です」と答えて、結局
マリンウォーク用の深い場所に船で連れて行ってもらうことにしました。
ようやく念願のシュノーケリング
ようやく念願のシュノーケリングに行けます。
ヒレやシュノーケルを壊したり、失くした場合の弁償や事故の場合の補償などの書類にサインを済ませ、ボートで海上のポイントに出発です。
ポイントについて渡されたヒレとシュノーケル付も水中メガネをつけて、深い海にパンのくずを持って飛び込むと、
う、深い、しかし・・・水が汚い・・・・・
濁っている・・・・・
しかも息をするたびにシュノーケルから水が入ってくる・・・
慌ててフロートに戻って
「シュノーケリングが上手く使えない」
とフロートの上のバリ人の2人の男性に言うと
「こうやって水を吹いて吐き出すんだよ」とやって見せます。
私も15年以上ぶりのシュノーケリングなのでやり方を忘れたのかと思い、
何度か水に入ってやってみるんですが、やっぱり途中で塩水を飲んでしまい、慌てて必死にフロートに戻ります。
水を飲んで呼吸できなくてパニックになって死ぬかと思った。
そこでその一人が「シュノーケルを見せて」
と言うので渡すと、ならやらチェックして
「問題ない」と言って返してきました。
それでもやっぱり水を飲んでしまうので、私は諦めてフロートに座っていたところ、それまで自分のシュノーケリングに夢中だった夫が私に気がついて、フロートにやってきました。
状況を話して、夫のシュノーケルと私のを交換して使ってみたところ、私は何の問題もなくシュノーケルができたのです。
私できるじゃないの!
片や夫はすぐに「このシュノーケルはリークしている」と破損している場所を特定して、フロートの担当者に伝えて代わりを本部からジェットスキーで届けてもらうことになりました。
しばらく待って代わりのシュノーケルを受け取りましたが、このシュノーケルも最初のものほどではありませんが、やはりじわじわと水が入り、すぐに使えなくなります。
ここまでくるともう呆れます。
魚は確かにそれなりにいて、寄ってきますが、海は濁っているし、波のせいでフロート付近しかけないし、マリンウォークしなくてよかったです。
宮古島の海はどんだけ綺麗だったか!
溺れかけたり、それでも何度か無駄にトライしたり、ボケーと待ってたり、そんなに長く潜る魅力もないし、一応シュノーケリングもしたし、さっさと帰りたい気分です。
夫はそんなことにお構いなしで楽しんでいる様子で一向に上がってこないし。
2度目の死ぬかと思った
そんな夫も規定の時間になったので海から上がってフロートに戻り、迎えのボートで岸に向かいます。
バリ島でいろんな海を見てきたけど確かにこのビーチはマリンスポーツがさかんです。でも北の方で見た澄んだ海ではありません。
海ってちょっと場所や環境、時間が違うだけで別の顔なんですよね。
と感慨深くボートに乗っているといつの間にかビーチに着きました。
一人ずつ、ボートを降りるんですが、私が降りようとしたとき、ボートをちゃんと抑えてくれていなかったのか、ボートが後ろに下がって私は足を取られて砂浜に転びました。
砂浜に倒れている私に波でボートが戻ってくる気配を感じて必死で頭を下げて前進したところ、頭スレスレにボートの先が迫ってきました。
それに気が付いたマリンスポーツ会社の社長が真剣な表情で私に駆け寄り、
「大丈夫ですか!」
と声をかけてきました。
一瞬私の頭に当たったか、擦って大怪我をしているんじゃないか、と思ったようです。夫もそう思った、って言ってました。
でも幸運にもボートは私の頭ギリギリを通り、かすりもしなかったのです。直撃してたと想像するとゾッとします。
それにしてもなんでお客の安全第一でもっと管理してくれないのかな?
私は頭も顔も全身砂だらけでビーチを歩いていると周りの人が見てきます。
何もなかったから、よかったけど、シュノーケルといい、このボートの件と言い、安全管理が杜撰では?
マリンウォークやパラセイルをやらなくてよかったと思いましたよ。
帰りの車の中
帰りの車の中ではシュノーケリングでの出来事をボスにも伝えました。
そんな話題だったし、泳いだ疲れもあってホテルまでの車中は静かなもんです。
もしかしたら、大手だったり日本人経営のオプショナルツアーだったら、もっと管理もされて安心だったのかなぁ、とも思いますが、私たちの急のわがままにも対応してくれて、なんとかしようとしてくれた陽気なバリ人のボスには感謝しています。
管理が杜撰でも事故も何もなく済むこともあれば、起こりそうだったで終わることもあるし、最悪起こってしまうこともあります。
安全安心面を考えたら、私たちのような口約束の現金払いで下調べなしで済ますのはおススメしません。
もちろん、成り行きでお願いしても、このボスのような気のいい人もいるし、何もなければこんなことも懐かしい笑い話になりますけどね。
※空港近くのJerman beach で日本語が堪能で人の好さそうな良く日焼けした元気なバリマンを見かけたら、それはボスです。気軽に日本語で声を掛けたら喜んでくれると思います。
バリ島最後の時間
ホテルに戻ってシャワーを浴びて帰り支度を整えて、ようやくバリ島の一番の繁華街クタに行けます。
クタはホテルから歩いて行ける距離なので歩いて行くことにしました。
確かに海の観光地の街って感じがします。
こちらも通りにはオシャレな高そうなお店がいっぱいあります。
クタの海、泳いでいる人が多いですね。
チェアも多いし。ビーチも広々としています。
ああ、ここであの波で遊びたかった。
そんなにゆっくり観光もしてられないので帰りはグラブタクシーでサッサとホテルに戻りました。
このホテルは屋上にプールがあるんだけど、そこでも泳ぎたかったな。
あと3日あったらなぁ、でもそれは次回来る口実に取っておこう。
そんなこんなで無事私の初バリ島5泊7日のドタバリ旅は終わりました。
長文、乱文にお付合いいただきありがございました。
この記事が参加している募集
サポート大歓迎!あなたからのコーヒー一杯分のサポートが、未だ悪戦苦闘中のカナダ生活の楽しさと苦悩?の発信の励みになります。😊