見出し画像

船長は中学生⑦初バリ島5泊7日のバリバタ旅

ウブドとウブド拠点の観光も終え、今夜はバリ島最後の夜になります。
観光地ウブドのリゾート気分のホテルをから向かうのは空港ホ近くのシティホテルです。

こちらのホテルもよかったなぁと名残惜しく感じながら、まだこちらのプールで泳いでないことを思いだし、小雨の降る中泳ぎました、
このプールの3/4は深さ2m以上あるので私は怖いので浅い1/4で泳ぎましたよ。

深いプールのタオル置き場
いろんなところで花が大活躍しています
出発の朝
部屋のベランダで一服
朝は必ずホテル内の神様にお供え物がされています
ホテル内の小道を抜け朝食エリアへ

朝食に行くとスタッフがいつも感じよくしてくれるので一緒に記念撮影。お二人ともハンサムで美女ですね。

今朝は彼が卵を作ってくれました
いつの間にか蓮も咲きました

さてまたグラブ・タクシーでデンバサール空港方面へ向かいます。

今回のホテルはシンプルな大型シティホテル・ビジネスホテル的な感じ。
アパホテルみたいな感じでしょうか。
現実に戻ったような都会に来たようなでなんかホッとしました。

今回のホテルの中では一番安く8000円(1泊)、モダンでスッキリして部屋はかなり狭いですが清潔感があります。

ウェルカムフルーツとナッツのおつまみ

チェックインがお昼ぐらいだったのでお昼を食べにホテル周辺を散策してみたら、かなり空港に近いことに驚きましたが、ホテルからは空港行の無料シャトルバスが出るので明日は便利なシャトルバスを利用することにしました。

ビンタンビール
定番の焼きそば

このロケーションは空港も近いですが海が徒歩10分だったのにもびっくり。

すると海でシュノーケリングや釣りをしたいとう夫の当初の希望が復活してきて、google で斡旋してくれそうな会社が1件だけ近くにある、と言い出しました。
私はもう無理だと諦めて、今日明日はゆったりと南西地区の有名な海沿いのお寺や繁華街クタを観光しようと決めていたのに。

「とりあえず話だけでも聞きに行こう」と夫がいうのでその代理店を探しにビーチに行きました。

小舟が多い

今回のビーチは今まで見てきたビーチとは全く違います。海沿いに小さなお店があって海上に小舟がいっぱい浮かんでて、人もいっぱいいて、海水浴場、海の家って感じです。

ところがGoogle map の通りのところに行ってもそんな代理店は見当たりません。そこにあるのは小さな売店と食堂みたいなところです。

そこでそのお店の女性に
「ここにこんな釣りに連れて行ってくれる会社があるってことになってるんだけど知りませんか?」と聞くと

「ああ、それはもしかしたら、ボスかもしれない」と言って

店のキッチンのある裏に連れていくと色あせて青くなった写真に釣りあげた魚を持っている人の写真が数枚、壁に貼ってありました。

私はその時点で不安になるので「もう帰ろう!」と言ったのですが、
夫が「話だけでも聞きたい」と言うので、

その女性がボスに電話すると、真っ黒に日焼けした半ズボンにビーチサンダルの流暢に日本語を話すバリの男性がやってきました。

そして夫とボスが話した結果、2時間後の3時にこの店の前に来てもらえれば釣り船を出して2時間程度釣りができる(1万円)ということになったのです。もちろんすべて口約束。

「流暢に日本語話すバリ人の口約束って怪しくないの?」
「私は釣りに興味がないのにやるの?私は釣りしない」

と私はかなり不安とプンプンでしたが、とりあえず夫を一人にさせるのも不安なので一緒に行くことにしました。

10分遅れて現地に着いたら、ボスの方もまだ準備ができていず、
「ちょっとこれでも飲む?」
と言ってお店の飲み物をタダでくれました。

結局3時30分に出発となったんですが、ボスが来る様子はありません。

「あれ?ボスは来ないの?」

「私は他の用事があるから行けないけど、私の従弟と甥が連れて行くからダイジョウブ!」

と言われて見てみると
ウェットスーツと水中銛を持った30代ぐらいの男性と中学生のぐらいの真っ黒に日に焼けた男の子が2人、釣り竿やボートを出す準備をしています。

その30代ぐらいの男性に促されてボートに乗り込むとちゃっかり私も釣り竿を渡されています。
男性と中学生2人と私たち夫婦2人が乗り込むと、ボートは加速して海のど真ん中に来ました。

するとそのウェットスーツを着た30代の男性がモリを持って海に飛び込もうとしています。

「海に潜って魚を獲るんですか?じゃぁボートは?」と聞くと

「私の甥が操縦してポイントに連れていくし、この子達2人が面倒みるからダイジョウブ!」と言って海に潜っていってしまいました。

頼もしい中学生船長さん
英語も話せちゃいます

それを確認して中学生の男の子(後で聞いたら14歳)がボートを操縦してポイントに移動しました。もう一人の男の子は彼の友達だそうです。

そんなわけで私たち夫婦と少年2人でボートでまわりに船もない中、みんなで釣りをしました。

彼ら二人が面倒をみてくれました

彼ら2人も一緒に釣りをして6匹くらい釣ってました。
夫は5匹で私はゼロ。

途中、なかなか釣れなかったので夫が
「ポイントを変えて欲しい」とその少年にリクエストしたところ、
ボートを操縦してポイントを変えてくれました。
みんな良く釣れるようになりました。

それにしても本当に口約束でしかも釣り具はあるけど、ライフジャケットもなし、未成年の操縦で責任者ゼロ、って普通のツアーでは無理だよね。

そのうち陽も落ちてきたのでその少年が

「もう暗くなってくるし、帰るよ」

陽が落ちそう
まわりにボートはなし

と言ってボートを動かすと途中で他のボートから例のウェットスーツの男性も乗り込んできました。

陽も完全に落ちたので急がないと

私たちも楽しんだけど、結局みんなが釣りやダイビングをするためのガソリン代を私たちが出した、少年たちのお小遣い稼ぎを助けた、ってことでしょうか?

人が集まってきます
真っ暗になった

ビーチに戻ってくると例のボスが

「どうだった?面白かった?釣れた?
釣れた魚は料理してあげるよ。」

と言ったので料理してもらうことにしました。

🍻を飲んで待つ


ビーチでビールを飲みながら待ったけど、なかなかお料理が出てきません。お店のお客さん優先だよね。

30分ぐらいは待ったと思うけど魚といっしょに1品ついて出てきました。


ご飯と野菜のいためものもつけてくれました

ボスに「いくら?」と聞いたら
「料理はお金要らないけど飲み物だけ払って」
と言われました。

そしてボスが去った後、夫が
「俺が釣った、一番いい魚がない。
これはあの子どもが釣った魚じゃないか!」
と言いました。

ヤラレタ!


いい人なんだか?悪い人なんだか?
ただいい加減なんだか?

私たちにしてみればそのいい加減さで柔軟に対応してもらえたわけだし、そんなに腹をたてるほどのことでもないような、やっぱりちょっと頭にくるような・・・・

翌日はこのボスとの約束で今度はシュノーケリングに連れて行ってもらうことになりました。明日のバリ島発の飛行機は夜の8時発だからね。

こちらもある程度覚悟して楽しむ予定です。


いいなと思ったら応援しよう!

カナダで時々お抹茶(西島わけい)
サポート大歓迎!あなたからのコーヒー一杯分のサポートが、未だ悪戦苦闘中のカナダ生活の楽しさと苦悩?の発信の励みになります。😊