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オランダ+日本二拠点味噌屋起業した私が思う女性起業家にとってのワーク・ライフ・バランス②

前回起業家には「ワーク・ライフ・バランスはない」と書きました。
女性起業家にとってはどうなんでしょうか?

女性は起業家に限らず、社会に出るとライフステージによって否が応でも
ライフが変わる事があります。
それによってワークも変わらざる追えなくなる事があります。
それは、結婚と妊娠・出産。
結婚自体は徐々に日本でもそれほど女性はライフスタイルを変えなくても
良くなりつつあると思います。これは本人自身というより、
社会自体が未婚か既婚か?で女性の受け取り方が変わった部分が
大きくあるのだと思います。
起業家にとっては、別に結婚したからといって、
昨日と明日のやる事は大して変わらないと思います。
(日本の場合は苗字の変更などは負担となりますが‥)

では妊娠・出産は?
これは女性のライフスタイルを身体的に変えていきます。
妊娠中の身体の変化、それに伴って心の変化、価値観の変化。
出産とはその女性の身体につわり、体重増加、命を育てる責任感、大好きだった物が食べられなくなったり、制限されたり、
それまでの自分中心のライフスタイルを変えざる負えない
「変化の津波」が押し寄せます。
女性起業家にとってこれはとてつもない変化です。
前回も書いた様に、起業家にはワーク・ライフ・バランスはなく、
常に働いていて(もしくは常に遊んでいる)、
変化とやらなきゃいけない事が起き続けるのです。
その中で頼れるものは:基本自分自身のみ。
だから男女問わず起業家にとって心と身体の健康は非常に重要な事だと
私は思っています。体調管理は超最重要タスク。
妊娠・出産の体調の変化は体調管理とかでどうなるものではない(笑)。
明日めちゃめちゃつわりが酷くなるかもしれないし、身体の変化から自分の感覚が変わってくるかもしれないし、飛行機にも乗れないかもしれない。
しばらく入院する可能性もあるし、少ないとは言え、自分も命を失うかもしれない。半年先の予定も不確かなものになります。
アウト・オブ・コントロールなんです。
子育て支援とか、産休・育休推進と言われますが、
無論そのようなサポートは起業家にはそんなものはありません。

未だにザ・男性社会であり、
同時に圧倒的に日本では男性の起業家が多い中、
そもそも起業自体を経験する女性分母も少ないので
女性起業家の妊娠・出産には議論される事も少ないです。
ただ、実はとても大切な事。
女性の社会進出、
可能性の広がりや日本の少子化対策、経済においても、大切な事だと私は思います。




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