オランダ発Miso屋:Miso屋を個人事業レベルなのに、日本の田舎と海外二拠点で起業。エコ移動式味噌蔵建設への道④
あれよ、あれよという間にもう8月最終日です。
早いですね。まだまだ暑い日が続いていますが、水田の稲達が、穂を垂れ始め、色付き始めるとやはり季節の変わりを感じます。
「夏休み」もとっくに卒業しているオトナですが、世間一般に言われるお盆が過ぎ、8月のカレンダーが後半に差しかかると、何処か「うぅ、マズイ。宿題(やるべき事)が終わってなーい!」と何処か焦りの様なものを感じるのは、子供の頃の経験があるからでしょうか?
#エコ移動式味噌蔵ですが、徐々に進んできています。
キッチンが入り、水道が通りました。後は電気のみ。
蔵はオール電化に近い形にする為(なるべく太陽光を使用)、ここまで来れば、とりあえずの完成までは遠くはないのですが、やはり様々な申請に時間を要しています。
電気もトレーラーハウス仕様なので、簡単に脱着が出来る形にしなければなりません。その為少し普通の電気を繋ぐ形と違い、電力会社への申請にも時間がかかる模様です。
「手続き」は私が一人ジタバタしてもかかるものはかかるので、これはもう割り切って、必要以上にストレスにしない事を学びました(笑)。
待つ事の大切さ、根気よく待つ。 これは田舎で起業して学べた一つの事だと思います。
「物事は自分のプラン通りに進むことなど奇跡に近い。むしろ、時間がかかっても、進んでいるならいいじゃないの。」
テンポってバンド(音楽)でも、スケートボードでも、合気道でも、ゴルフでも、仕事、街を歩くだけでも大切な事だと思います。
私も自分のテンポやビート(プラン)が崩されると、もちろんストレスになってしまいます。でも一人で進める物事など世界にはないので、バントも、スケートボードも、合気道も、ゴルフも仕事も「似たような」テンポの人達と進める事が多くなりがちですよね。だって、そのテンポが心地よいのですから。
同じテンポやビートでも、例えばダブステップとテクノは違います。だから、そのテンポの中に置かれれば、ダンスの動きも自然と変わりますよね。盆踊りとワルツもやはり同じになりません。
世界というダンスフロアーでは、DJカミサマの気まぐれで、突然テンポが変わる事が多いのです。それは自分の予想していないところで、いきなりドロップ(Drop)がきたりして、ドロップだけならまだしも、De La Soul(ヒップ・ポップ)からAndy C (ドラム&ベース)に変わっちゃう事もあります。
その時にどう踊るか、適応するか、対応するか。
これってどんなに頭でわかっていても、やはり経験値(実際にそのテンポを五感で感じて、周りを観察し、恥ずかしがらずに踊ってみる)が大切です。
自分のテンポにダンスフロアー全体を変える事は無理なので、フロアーを去るか、自分が合わせて踊るしかないんですよね(もちろん出来るときは自分の心地よい+ベストが出せるペースで踊る)。
最近オランダの味噌セラーがある建物に泥棒が入って(被害はありませんが)、建物全体の鍵アプリが変更になってしまい、オーダーが入ったのに、デリバリーをお願いしている子が建物に入れず味噌も宅配できない!という事が起こりました。建物のオーナーに問い合わせても、アプリ会社に問い合わせても、時差の関係もあって(もちろん彼ら彼女らは土日は休む)対応を直ぐしてくれないし、オーダーは入っていて「いつまでに宅配するね。」と言ったからには、なんとしても宅配したい。
でも数日経っても解決せず、期日までに間に合わなそうだったので、レストランに「ごめん、セラーの建物に泥棒が入って…。鍵アプリが使えなく‥。」と正直に詳細を伝えたら「いいよ、味噌は遅くなっても大丈夫。時間あるから。何より被害がなくて良かったね!」と返信をくれました。その時改めて気がつきました。
あぁ、そうだ。国や場所が違えば、これまた価値観が作るテンポも違う。
何故私はあんなに自分で自分をワタワタさせていたのか。と。このテンポで良いんだ。と。
意外と踊ってみたら、民謡(田舎)も良いけど、ハウス(都会)もあり!だと気がつくこともあります。そして、一番大切なのは「自分が楽しめるているか」。これは、起業も同じです。
そのうち、色々なテンポでどんどん踊ってみたら、この世界のどんなダンスフロアーに行っても、もう大丈夫です。