【守護神獣】 ~護り導く闇龗
覚醒したばかりの頃と比べて今は多くの守りがあることがわかる。
だが、それらがどのように守護してくれているのかということまではわからない。
私の知らないところですべてが完結しているからだ。
そんな守護のおかげで安穏としていられる。
ほんとうにありがたいことだ。
覚醒した当初の頃は様々な人が私のもとに訪れた。
だから私自身で身を護る術を行ってもいた。
それが徐々にこちらへ来るのが大変になり、迷った挙句に諦める人も出てきていた。
それが今では『穢れを祓わなければ』来られないほどになっている。
なぜか来る前に『禊ぎ』をさせられるのである。
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