〜7歳までに育つ4つの感覚 その2『生命感覚』 Vo.7
〜 拡散と収縮のリズム 〜
特に第一七年期にあたる0~7歳には拡散(散らかすこと)が本来のありようです。
小さい子は散らかしたりばら撒くのが大好きですよね。
この散らかしたものを、お片付け
(集中)するという作業をすることも、リズムづくりには大切です。
でも口で
『片づけなさい!!』と言うのは避けましょうね。
私たち周りの大人が『行為』として片付けを見せることが大切なのです。
また、親が片付けようとして、子どもが持っているおもちゃを取り上げるのもいけません。
特に小さい子は、取り上げようとすると見事に抵抗します。誰だって手に持っているものをいきなり取り上げられるのは嫌なものです。
この場合は、取り上げたり『片づけなさい』と指示するのではなく、カゴや入れ物を持って『ありがとう』 と目の前に差し出し、受けてあげましょう。
うまくいかない時もありますが、例えば危険なものなど、緊急を要さない場合は除いて、『受けてあげる』ことが大切ですね。
また、遊びの中で、3歳までは『共有する』という感覚がありません。
遊び場などで、一個のおもちゃを取り合ってしまうのを見かけたこともあるかもしれませんが、これはそもそも共有する感覚がないためなのです。
共有したり、一緒に遊んだりする感覚が育つのはもっと先の事。
子どもが悪いのではなく、できることなら同じものを用意してあげるのが本当はいいのです。