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〜7歳までに育つ4つの感覚 その2『生命感覚』 Vo.5

続いて、2 リチュアルですがリチュアルとは儀式のことです。


と言っても堅苦しいものではなく、食事の際のお祈りや『いただきます』、また寝る前のお話をするなど、日常的に行なっている行為のことなのです。


これらは、ある場面からある場面に場面転換するという合図となり、子ども達にとっては一つの新しい扉を開けるためのきっかけとなるものです。

時間の移り変わりを感じたり気持ちの切り替えに欠かせない行為とも言えますね。



 シュタイナー学園幼児部「ほしの子」では、お昼寝の時に先生が北原白秋の子守唄『ゆりかごのうた』を口ずさみます。


歌を口ずさむことで、『さぁ、お昼寝の時間ですよ! 』と指示しなくても子ども達はお昼寝の時間が来たことを知り、自然と体のリズムがお昼寝に誘われるのです。


ご家庭での『儀式』をもう一度お子さんと一緒に確認してみましょう。

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〜あるご家庭の儀式〜

講義の中で、あるご家庭の儀式をご紹介していただきました。

寝る前には、家中の電気のスイッチをお子さんと一緒に消して回るということです。

『もうお部屋さんも、ねんねだね〜』
『階段さんもねんねだね〜』

と言いながら、家の中の電気を一つずつ消していくことが、お子さんにとっての『寝る前の儀式』になっているとのこと。

他にも、夕方以降は明るい電球を調整し、暖かみのあるオレンジの色に変えるように調光機能のある電球にしているというご家庭、また、夕方以降は部屋の電気消し、あかりは『ろうそく』にするという方も!

お風呂にろうそくを灯すと、それはそれは美しい陰影を作り、体も心もほっこりできますね!

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シュタイナー学園の幼児部、ほしの子の先生たちは、『さぁ、◯◯の時間ですよ!』『◯◯しましょうね』という子どもたちに対する指示はほとんどされていないような気がします。

少し聴いてほしいことがあるときは、小さな声で『今は静かにね』と耳元に囁くように言い聞かせます。

子どもは、大きな声よりも小さな声の方が興味を示し、聴いてくれるのですね。

ついつい、大きな声で言ってしまいがちですが、大人が大きな声を出すと、小さな子どもは萎縮したり、つられて大きな声を出してしまったりと聴かないばかりではなく、全く意味がないことなんだと気付かされました。


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