〜7歳までに育つ4つの感覚 その2『生命感覚』 Vo.6
生命感覚を養うための『R』、最後は『ルール』です。
これも軍隊や学校のような『規律』という堅苦しいものではなく、命を守る必然から生まれる『決まり事』 だと思ってください。
例えば、「手洗い」や「歯磨き」「早寝・早起き」などです。それが習慣となり、当たり前にできることが大切なのです。
これらの3つのRは、生活にフォルムを与えてくれます。
フォルムで守られた子ども達は、安心して毎日の生活がおくれるようになるのです。
今できていなくても大丈夫です、子どもは1ヶ月もあれば変わります。
今から、子ども達のフォルムをしっかりと作ってあげられる生活を始めましょうね。
山西先生より ~知らず知らずに子どものリズムを壊していませんか?~
お子さんがぐずるとすぐに何かおやつを与えてしまう、また、おやつの時間ではないのに欲しがるからとおやつを与えてしまう・・ 子ども達は、ぐずったら、また欲しい時にはいつでもおやつをもらえる状態になっていませんか?
空腹は、子ども達が最も身近に感じる『不快』の一つです。
子ども達の生命感覚を育てるためには、何が『快』で何が『不快』なのかを感じることがとても大切なのです。
また、おやつの時間ではないのにおやつをしょっちゅう食べられるよう状態を作ってしまうと、大きくなって何かを口に入れていないと落ち着かない状態になってしまうことにも繋がります。(これも一種の依存ですね)
1歳、2歳のまだ言葉もしっかりと理解できないような子どもに、お出かけ時などにごくごくたまには仕方がないでしょうが、それが日常化してしまうと結局は子どものリズムを崩してしまい、せっかくの『不快』な体験を奪うことにもつながってしまうのです。
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〜講座を聴いて〜
私も、わかやまシュタイナー学園に子どもが編入するまでは
ぐずったらおやつをあげたり、動画やテレビを見せるのが当たり前の生活をしていました。
知らず知らずに、子どものリズムを壊してしまうことになっていたとは・・今更ながら反省。
でも、子どもたちは本当に1ヶ月もすればテレビやYouTube、アニメのことなどすっかり頭から消え、目の前にあるものに夢中になっています。
心配していたことがウソみたい。
本当に、1ヶ月もあれば子どもは変わります!
何より、私自身が、リズムのある生活を送ることで体も心も楽になったことが一番の成果でした!
お子さんとご自身を信じて、ぜひ『R』のある生活をできることから始めてみましょう!