5/25 The Guardian書評-Meta社の個人情報不正利用について-

みなさんこんにちは!今回の記事はthe guardian書評についてです。
今回選んだ記事は

Facebook to be fined £648m for mishandling user information

「Facebookがユーザーの個人情報を不正使用したことで6億4800万ポンドの罰金」です。

記事の内容

アイルランドの規制当局がFacebookに対し6億4800ポンド以上(7億4600万ユーロ)の罰金と米国へのデータ転送の停止を命じられた。この記録は2021年にルクセンブルクがアマゾンに課した7億4,600万ユーロを上回る、EU一般データ保護規則(GDPR)違反の記録を樹立することになる。EU全域で規制当局の決定により欧州ユーザーから米国ユーザーへのデータ転送も一時的に停止される見通しであるがこの判決が直ちに行われる可能性は低い。またこの決定に対し、Facebookのオーナーであるメタ社は訴訟を行うと見られている。
また昨年11月、メタ社は5億人以上のユーザーの詳細がオンラインで公開されるという違反が発生し、アイルランドのデータ監視機関から2億6,500万ユーロ(2億3,000万ポンド)の罰金を科せられた。そのほかにもメタ社は罰金を貸されており、2021年9月以降で総額10億ユーロ近くの罰金を課されている。しかし、同社の第一四半期の売上高は280億ドルであると発表され、この制裁は効果のあるものとは言えないのかもしれない。

Meta 社について

meta社は2004年に創業されたFacebook社が名前を変え、2021年10月に新たにソーシャルテクノロジーの進化のために生み出された会社です。メタ社は新たなコミュニティづくりの実現のため、メタバースの構築を目標としています。「メタバース」とはインターネット上に構築された三次元の仮想空間のことを指し、同社は今後10年でメタバース利用者を10億人に達成しようと目標を掲げています。また、同社はプライバシーとセキュリティの面を重視しています。さらに、今後行われる選挙に向けて、偽情報などに対応した選挙情報を届けることを確約していました。そんな中での個人情報の不正利用のニュースは消費者の信頼を大幅に落とす結果になったと考えられます。しかし、メタ社の第一四半期の売上高から一民間企業が公的機関の制御の枠を越え始めていることが考えられるため世界的大企業に対する対策と制裁が重要視されていくことになりそうです。

今回の記事はこれでおしまいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

参考文献


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