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【VRchat】接客型イベント主催の責任の話


前書きの前書き

好きなことをやろう!!!!向いていることをやろう!!!!ここで言う向いているとは、周りより優れていることでもなく能力が有り余ってることでもなく、
自分が楽しんでやれること
を指しています!
以下に書いてある難しいことは後から考えればいい!!!!!

前書き

これは、著者が"ものすごく"神経質になり、細心の注意を払いつつ開催した接客型イベントにおける「責任」についてのnoteです。イベントを開催するまでに考えたことや、キャストとして活動する際に気をつけていることを綴っています。

ここで述べる責任の在り方は、あくまで私個人の考えです。イベントの形式や内容、客層といった環境によって、求められる責任やアプローチは大きく異なるでしょう。また、このnoteは私自身の主観に基づいており、主催の在り方に正解はないと考えています。そのため、今後の経験や学びを通じて、私の考えが変わることも十分にあり得ます。

不確定要素を多く含む内容であることを踏まえたうえで、一個人の意見として読んでいただければ幸いです。

主催者は"偉い"わけではない

主催者はキャストを引っ張っていくべき立場ではありますが、決して「偉い人」というわけではありません。イベントを楽しく成功させるためには、参加者全員が互いにリスペクトを持ち、協力し合うことにあります。

主催者としてイベントに参加する際は、イベントを盛り上げてくれるキャストの皆さんや、遊びに来てくださるお客さまに感謝を
キャストとしてイベントに参加する際は、イベントを運営してくれる主催者、そして同じようにイベントを楽しみに来ているお客さまに感謝を
また、お客さまとしてイベントを楽しむときは、その場を準備してくれた主催者や、パフォーマンスを披露してくれるキャストの皆さんに感謝を忘れないようにしましょう

このように、参加者全員が互いをリスペクトし、感謝の気持ちを持ち合う「感謝のトライアングル」ができることで、イベントはより楽しく、意義深いものとなります。

なお、VRChatのイベントの多くでは、主催者からキャストへの給与支払いは行われていません。主催者はあくまでイベントを企画・運営する立場であり、企業の社長や経営者ではないことを自覚することが大切です。

"もしかしたら"所属メンバーのVRChat人生を変えてしまう可能性があるということ

私が主催者として最も責任重大だと感じるのは、イベントがきっかけでユーザーのVRChat人生を大きく左右する可能性があるということです。
(もちろん、キャストも自分自身も良い方向に変わっていけたらイイネ!!)これは現実世界の会社経営や学校など、あらゆる組織にも共通する話だと思います。

例えば企業の場合、社長が逮捕された際に、「社長だけが悪いのに社員が可哀想だ」と思う人もいれば、「あの会社の役員も何か関与しているのでは?」と疑う人もいるでしょう。同様に、イベント主催者の行動一つで、そのイベントや所属しているキャスト全員にマイナスのイメージがついてしまう可能性があります。

これは主催者に限らず、キャストとしても同じことが言えます。最近問題視されているバイトテロを例に挙げると、たった一人の行動が企業全体に損害を与えたり、学校に所属する他の生徒たちの進学や就職に悪影響を与えたりすることがあります。実際、一人の生徒による迷惑行為が拡散され、その学校の修学旅行で宿泊予定だったホテルから利用を断られる事態に発展した例もあります。もしかしたら、その高校の生徒たちが進学や就職の際に不利益を被った可能性もあるかもしれません。

このように、一人の小さな行動が大きな問題に発展するリスクは、現実世界だけでなくVRChatでも十分に起こり得ます。噂話や印象操作を完全に防ぐことは難しいですが、リスクは可能な限り減らす努力をするべきです。大げさかもしれませんが、多少神経質になり、リスク管理に慎重を期すくらいが丁度良いと考えています。

具体的には、主催者とキャストお互いの報連相(報告・連絡・相談)を徹底するなど、できる限りの対策を講じることが重要です。これが、皆で楽しいイベントをつくり上げるための第一歩だと考えています。

正しい知識を身につけよう

正しくは「つけたい」ですね。私自身、まだまだ勉強中の身であり、分からないことや悩むこともたくさんあります。ここでいう「正しい知識」とは、主にワールドの知識やデザインに関することです。

ワールドはイベントの雰囲気を作るうえで、最も重要な要素だと考えています。たとえば、

  • どうしたらワールドの軽量化ができるのか

  • 会話がしやすい席の配置とはどのようなものか

  • 壁や床のデザインが統一されているか

といった点が挙げられます。

極端な話ですが、ワールド容量が300~400MBという重たいイベントワールドの場合、よほど魅力的な内容でない限り、参加意欲がどんどん減ってしまうでしょう。「400MBの長いロード時間を待つ価値があるかな?」と思う人もいるはずです。そのため、ワールドにこだわりすぎて容量が大きくなりすぎないよう、絶妙なバランスを見極める必要があります。

また、容量だけでなく、イベント中の視界負荷や参加可能人数の設定など、さまざまな要素に気を配ることが大切です。これらについては、自分だけの視点に頼らず、他の人や多方面からの意見を積極的に取り入れ、自分の価値観をアップデートしていくことが必要です。
また技術的に難しい場合は、ワールドやデザインは担当の裏方スタッフに任せるのも一つの手だと思います。

ワールドの軽量化や客導線、席の配置など、より詳しい話は後日、単発イベント「実際に制作した接客型イベントワールドを巡りながら解説するワールド解説ツアー!」にてお話ししたいと思っています。ぜひお楽しみに!

キャスト達&お客さんのフィードバックを聞こう

接客型イベントは盛り上げてくれるキャストさん達&遊びに来てくれるお客さんが居ないと成り立ちません。
キャストたちからdiscordなどでフィードバックを聞き、次回以後の開催に取り入れたり、お客さんのTwitterなどの意見も参考にしましょう。
弊主催イベントのドジっ子Barでは、キャストスタッフ専用の匿名意見箱を設置し、いつでも名前を伏せた状態で意見を出せるフォームを作成してあります。私も別イベントでキャストをやっているので気持ちが分かりますが、キャスト側は案外、「直接言うのは申し訳ない」なんて考えているんですね。なので匿名で送れるフォームは悩みがダイレクトに届くので話しづらいことでも解決出来ます。匿名といいつつも、名前を書いて送信することも可能なので、DMに送るのは勇気がいる相談などもフォーム越しに相談できるようなシステムを作っています。
お客さん側の意見でも、実際に「join制だと1回も参加出来ない…」というツイートを見かけ2月以降は初見優待Dayを開催しようと考えています。
受けた意見を全て実現するのは不可能に近いですが、イベントに参加してくださる方たちの言葉はしっかりと心にしまっておきましょう。

弱みを強みに

イベント主催者として、完璧な運営を目指すことは確かに大切ですが、同時に「完璧でなくても良い」ということも忘れてはなりません。誰しもが持っている弱点や苦手な部分、それをどう活かすかが、主催自身も接客型イベントを楽しむ一歩になります。

例えば、イベントの準備が進まず、最初はスケジュール通りに進行できなかったことがあったとしても、それを反省し、次回に活かすことで、大きな成長ができます。この反省と改善を繰り返すことで、主催者としての運営能力が高まり、結果的にイベントはより良いものに進化していきます。

さらに、自分の弱点をオープンにすることは、チームメンバーや参加者との信頼関係を深めることにも繋がります。「完璧に見せること」よりも、「努力していること」を伝える方が、大切です。だって、なんか好感もてますよね。
弱みを隠さず、改善に向けて一歩ずつ前進することで、弱点はむしろ強みとして活かされます。

失敗や欠点に目を向け、その改善を真摯に取り組む姿勢こそが、成長に繋がり、最終的にはより良いイベント運営へとつながります。

まとめ

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。私自身、イベントの主催や運営に携わる中で、学ぶこと、考えることの多さに日々足がガクガクブルブルしています。

イベントは主催者だけでは成り立ちません。キャストの皆さんや、遊びに来てくださるお客さま、そして支えてくださる多くの方々の協力があって初めて成功するものです。そのため、どんな立場であってもお互いをリスペクトし合い、感謝の気持ちを持つことが何よりも大切だと感じています。

また、イベントの成功には正しい知識や工夫が欠かせません。ワールドの軽量化やデザインの工夫、キャストやお客さまからのフィードバックを活かすことなど、すべてが「楽しいイベント」を作り上げるピースとなります。もちろん、完璧な運営は難しいですが、少しずつ改善を重ね、より多くの方に楽しんでいただける場を提供したいと考えています。

最後に、この記事が、これからイベントを主催する方々や、参加される方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。一緒にVRChatの世界をもっと楽しく、もっと魅力的な場所にしていきましょう!

これからもイベントの主催者として、そして一人の参加者として、楽しむ気持ちを忘れずに取り組んでいきたいと思います。改めて、ここまでお読みいただきありがとうございました。

やりたいことやりましょうね、不安な事があればなんだって相談乗りますし、できる範囲でお手伝いさせてくださいね。誰でもいつでも受け付けます。

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