ポルノ小説の仕様書教えます。
私は作家業をするかたわら、小説教室や通信添削をしています。
「文章を仕事にするなら、まずはポルノ小説を書きなさい」を出版して以来、ポルノ作家になりたい方の小説を拝読する機会が増えてきました。
女性に限らず、男性の作家志望者の書く小説が、ツボを外しているどころか、地雷を踏み抜いている場合が多くて驚いています。
私は女流ポルノ作家で、考えて書いていたから、男性は考えなくても書けるしうらやましいなと思っていました。
ですが、男性だから、男性向けが書けるというわけではないようです。
美少女文庫新人王の投稿は、一回あたり300作。そのうちものになるのは3作あればいいほうだと担当編集者が言っていました。
ポルノ小説は難しいからでしょうか? いいえ、ポルノ小説には、高い文章力も、波乱万丈なストーリーも、どんでん返しも必要ありません。
ポルノ小説は、ツボを押さえてありさえすればいい。ポルノ小説のツボは、男性の夢の世界を小説で展開することです。小説としてどれほどすばらしかろうと、男性読者が萎える小説、エロくないポルノ小説はゴミなのです。
ここで質問です。いちばんエロい小説を書くのは誰だと思いますか?
有名小説家でしょうか?
女体遍歴がすごいモテ男でしょうか?
実は、童貞の書くポルノ小説がいちばんエロいと言われています。
童貞は、こんな素敵な女性とこんなにエッチなセックスをしたいという願望を、変にひねったりせずそのまま書くからです。
男性のポルノ作家志望者は、自分の願望を書けばいいだけなんです。なのに、どうしてこんなにも外してしまうの? それも、これがもしも市販されていたら、読者が萎えるどころか、怒り出すレベルなんです。
ポルノ小説には仕様書があります。
見当外れの小説になるのは、仕様書を読み取れてないからではないかと思い至りました。
私はこの連載で、ポルノ小説の仕様書について説明したいと思っています。
これを書けるのは私だけ。男性で売れてる作家さんは、考えずに書いている天才ばかり。私はエロいとは何なのか、一生懸命に考えました。エロゲもエロコミックもAVもチェックして、どうすれば売れるのか考えて実践しました。そして私は、フランス書院美少女文庫で、もっとも多く増刷を掛けた作家になりました。
これは、ジュブナイルポルノの女王が書く、ポルノ小説の仕様書です。
(私はAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。)
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