【エコアクション21認証フォロー】12.緊急事態を想定する
若月です。
エコアクション21の認証を受けるためには、緊急事態を想定し、訓練を行う必要があります。
それを記録に残し、実効性を確認する。それがガイドラインが規定する要求事項です。
そんなことは、ガイドラインを読めば誰でもわかりますね。
実際、事業者は何を、どうしているのか。今回はそのことについて書いていこうと思います。
多くの業者は火災など、一般的な防災訓練に加え、各事業所で想定しうるアクシデントを考え、訓練を実施するというスタイルをとられています。
焼却炉を持っているなら、火災訓練に加え、ダイオキシンなどの大気汚染防止に関する勉強会
クレーンを持っている事業者なら、油圧ホースが破断したときにどのように対処するかの緊急時対応訓練
市街地にある事業所なら、放火や盗難防止に係る訓練もその一環でしょう。
具体的な訓練の内容は、外部講師を招いたり、消防局の催している訓練に参加するなど、他の組織を活用して行っている業者さんが多いです。私も企業研修でそういったことについてお話しさせていただくことが多くあります。もちろんすべて自前でやっても差し支えありません。
大切なのは、緊急事態を未然に防止することです。なので、訓練の実効性をじっくり検証することが大切になってきます。
審査時に審査員にもよく聞かれる事項なので、訓練記録用紙には、「実効性の検証」「改善点」等の項目を入れておきましょう。そのほうがスムーズです。
訓練を企画するときは、一人ではなく、チームを組んでやった方が実効性が高いですよ。これもちょっとしたポイントです。