サプライチェーンからSDGを考える
若月です。
「〇〇(大手企業の名前) SDGs」
で検索すると、その取り組みの特設サイトやプロモーションムービーが見れる時代が到来しています。
このトレンドが今後衰退していくことはないでしょう。
今回はサプライチェーンの観点から持続可能性の取組について考えてみましょう。
サプライチェーンとは、流通連鎖といって、自社の製品、サービスが顧客に届くまでのプロセスのことです。
例えば、あなたが大手電化製品メーカー「P」の配送を請け負っている運送会社の社長だとします。
Pが「2030年までにサプライチェーンにおけるCO2排出量を40%削減する!」と宣言したとしましょう。
製造、配送、販売等すべての分野でCO2排出量を削減していこうとしているのに、あなたの会社がバイオ燃料も使わず、燃費、公害対策の進んでいないトラックを使用し、ドライバーには長時間労働をさせていたとしたらどうなるでしょう?
P:「うちの取組には適さないから、配送会社を切り替えよう」
という話に、当然なるでしょう。
環境、社会性への配慮の欠如が、本業に致命的なダメージを与える結果を招くことになります。
大切なのは、自社にできることを考えて、小さなことでも実践することです。
微力でも、0じゃなければ前進です。
一歩ずつ歩みを進めていきましょう。