【エコアクション21認証フォロー】15.代表による全体の見直し
若月です。
PDCAサイクルの最後、actionの部分に当たるのがこの代表による全体の見直しです。
1年間が終わった段階で、代表が全体の見直しを行って、必要な修正を加えてください。
なぜ、代表がやるのか。
代表にしかできないことがあるからです。
具体的には、経営資源のコントロールです。
経営資源とは、環境経営における人、モノ、カネ、情報のこと。
必要に応じて人員配置を変えたり、必要な資金を準備したりするのが代表の役割です。
そのために、毎月地道に集計してきた環境負荷データを使いましょう。
つまり、環境管理責任者などが、代表に通年の取組状況を報告し、それに対してフィードバックを返すというのが、主な作業になるでしょう。
環境経営方針は適切か
環境経営計画、目標は適切に設定されているか
実施体制は最適化されているか
等について確認する必要があります。
これをやらないと、いつまでたっても環境経営システムは発展していかず、毎年同じことの繰り返しという、恐ろしい状態に陥りますので気を付けてください。
見直し・修正が終わったら、文書にまとめましょう。環境経営レポートの校正文書として、必要になります。