目標の裏にあるもの
若月です。
エコアクション21認証に向けての作業工程を解説しています。
環境経営方針を立てたら、その内容に沿って環境経営計画を立てましょう。
「事業における排出CO2の量を減らす」という目標を掲げたのであれば、
「使用電力〇%削減」「使用軽油量〇%削減」「使用ガソリン量〇%削減」といった目標を掲げることになるでしょう。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
そもそも、この目標、本当に達成したいと思いますか?
社会性が高いのはわかるけど、毎日忙しくて、そういった活動まで手が回らない…
そんな声も聞こえてきます。
この目標には、何か足りないと思いませんか?
そうです、【目的】がありませんね。
目的とは、どうしてその目標を達成したいのか、という理由です。
電気代が減るからうれしいのではなく、その裏にある目的が達成されるからうれしいのです。
「環境活動に取り組み、業界にクリーンなイメージを与える牽引役になる」
「イメージアップを実現して、人材が集まる会社にする」
「社員が誇りをもって働ける企業にする」
こういった目的が大切です。
言い方が悪いですが、数値目標だけ設定しても、面白くも何ともありません。
目標を立てる際には、目的は何なのか、そのことにおおいに注目してみましょう。