#WaseiSalon の区切り
こんばんは、若月です。
Wasei Salonオーナーの鳥井さんと、もうひとりのコミュニティマネージャーの長ちゃんがWasei Salonの区切りに関する記事を書いてくれた。
先日の区切りの飲み会のあとのツイートだけではさすがにコミュマネとしてどうかと思うので、僕も書いてみることにする。
Wasei Salonのこれまでのことは長ちゃんのnoteで、これからのことは鳥井さんの記事で書かれているので、僕はWasei Salonで嫌だなと感じたことを3つ書こうと思う。
タイトルは長ちゃんのnoteに合わせてみた。
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1つめは、雑談から「それいいね!」と盛り上がった企画案がけっこうな頻度で流れてしまったこと。個性的なメンバーでによるワクワクするアイデア。実現したら絶対に面白いと思っていた。でもみんな忙しいからか、もしくは誰が先頭を切ればいいかわからないからなのか、なぁなぁで流れてしまった。
盛り上がったなら前に進めばいいと思ったし、運営3人ももっとコミットするべきだった。
2つめは、軽い気持ちで投げかけた問いに「そこまで言うか?」と突っ込まれること。こちらとしてはちょっと疑問に思っていることを聞いてみたり、Slack内で投稿されたトピックに素直に意見を投げかけてみたら、ガッツリ返されてしまうことが多かった。
そんなん言われても何も言えないよ、深く考えてなかったことだったんだから。
3つめは、ほぼROM専のメンバーがいたこと。コミュニティマネージャーたるもの、コミュニティの活性は至上命題だ。活性とはつまりコミュニケーションが頻繁に行われること、イベントへの出席率が高いことなどだ。ただWasei Salonではこの一年を通じてほとんどイベントに参加しないメンバーがいたし、Slackでの会話に全然入ってこないメンバーもいた。
コミュニティの観点では残念だったし、何より自分の力不足を感じた。
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この一年、コミュニティについて語られ話題になることが多かった。様々なところでイベントが開かれ、ノウハウや経験を語る記事もたくさん読んだ。特にオンラインサロンの話が多かったけど(目にしたのはほとんどそれ)、地域のコミュニティなどリアルな場での話もあった。
いわゆるブームになっているコミュニティの話だと、上述したように活性させること、安心感を感じてもらうこと、余白をつくること。そんなトピックが多かった気がする。いかに活動を増やすか、いかに会話を生むか、いかにメンバーに自発的に動いてもらうか。(会員制サロンやリアルの場、ファンコミュニティなど性質の違うコミュニティがごちゃまぜに語られてはいたけど)
そんな「コミュニティ」の視点でWasei Salonを見ると、至らない点が多かったように見えるかもしれない。「Wasei Salonって何やっているんですか?」「飲んでるだけです」「え、なにそれ笑」と話すことも多くて、たまにコミュニティマネージャーとしてどうなのと感じることもあった。
でもWasei Salonは流行っていたどのコミュニティとも違う性質を持っていたから、比べる必要なんてない。そもそもどのコミュニティも性質が違う他のコミュニティと比較する必要はないと気づいた。
僕らはサードプレイスで何かをするために集まったコミュニティではないから、無理にプロジェクトを遂行する必要なんてない。発案者やコミュニティマネージャー主導で強引に進めたって、僕らにとっていいものは絶対にできない。
過去の経験や専門性から考えを伝え、悩む人を導くコミュニティでもない。些細な質問にも真摯に返してくれるのは、みんな自分の考えを持ち対等に見てくれるからだ。年齢経験問わずフラットに向き合い、お互いの納得感を大切にしあっている、違和感もちゃんと受け止める。だから言葉のウェイトがヘビー級に返してくれることもあれば、スタンプで軽くグッドサインを示すだけでいい。
仲良くなるに連れ、あまりSlackで発言しないメンバーが話してくれた。「ふだん発言はしないけど、みんなの頑張りを見てる。自分の価値観を大切にして、物事にどこか不器用に向き合う姿が励みになる。みんな悩んでいるんだと。」目に見えるコミュニケーションをとることが全てではない。
「それいいね!」であれよあれよとやりきっちゃったことが僕らにとって健康的なことだ。些細なことにも真剣に向き合い、片や軽く受け止めるだけの関係性に安心感を覚えた。たとえ言葉を発さずとも、仲間の活躍と葛藤を感じられることは心の拠り所になった。
お互い対等に向き合える心の拠り所になりえてすごく良かったと思う。「お互いの神輿を担ぎ合うオンラインサロン」。
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「僕はWasei Salonで嫌だなと感じたことを3つ書こうと思う。」なんて書いたけどごめんなさい、すごくよかったなと感じたことでした。
冒頭の鳥井さんの記事から引用。
それぞれの1年間を振り返りながら、お互いの近況を報告し合う、とってもいい時間を過ごすことができたと思います。
僕自身、このWasei Salonを1年間続けてきて一番驚いたことは、メンバー同士がとても仲良くなったこと。
僕が21名を最初に指名し招待させてもらったときは、まさかこれほどまで信頼し合える関係性が築けるようになるとは思っていませんでした。
また、参加しているメンバーの多くがこの1年間で、転職や独立をして、ライフステージが大きく変化したことも嬉しかったです。
「メンバーからの励ましや応援の声があったから、一歩踏み出す勇気を持てた。」と語ってくれるメンバーが多かったのもグッときました。
なぞるようで恐縮だけど、酔っ払ってゲラゲラ笑っていたけど、僕も締めの飲み会でのメンバーの言葉を聞いてグッときてしまっていた。
こんなに笑っている飲み会の写真、人生で初めて見た。
たぶんこれからも「Wasei Salonて何やっているんですか?」と聞かれたら、「ただ飲んでいるだけです!」とドヤ顔で言っていると思う。