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エリアとしての「ホーム」を考えてみる

先日、家や家族が担っていたマイホームを、コミュニティが満たそうとしていると書いた。心の拠りどころで、という意味である。


以下の本を読み(といってもまだ1章)、自分の中でゆるっと考えていた「ホーム」「家」「家族」について、書いてみようというのがこの一連のnoteである。

今日はその続きで、「家」について書く。

つもりだったのだが、エリアとしての『ホーム』について書いたらそこそこ長くなってしまってごちゃついたので、またnoteを分けようと思います....。


エリアとしての「ホーム」を考えてみる

先日のnoteで「ホーム」の定義を「心の拠りどころ」とした。その中で「ホームタウン」という言葉があるように、地域・エリアとしての「ホーム」について書きたい。


エリアとしてのホームを、「地元感を感じる地域」としたい。僕の中で、「地元感」とは「あー帰ってきたなぁ!」とホッとすることとしている。


どのようなエリアに、地元感を感じるだろうか。エリアとしての「ホーム」は、どこだろう?僕の感覚で列挙してみたい。以下、「地元感=ホーム感」として書く。


まず一番はじめに浮かぶのは、生まれ故郷の山梨。ホーム感というより、地元そのもの。自分が生まれ育った故郷は、多くの人がおそらく最も長い時間を過ごしたエリアと言える。


また、18歳で上京以降、一定期間に住んだエリアにホーム感を感じる

花小金井(4年)、溝の口(2年)、三浦海岸(2年)、三軒茶屋(2年目)

いずれも電車から降り立つと、今でも「帰ってきたなぁ」と感じてしまう。どのエリアも大好きな街だ。


その他にも、何回か旅行で訪れたエリアに、ホーム感を感じることがある。

このnoteで書いているが、友人がいて、交通の便がわかり、宿の安心がとれると、そのエリアに慣れ、エリアに寄ってはホーム感を強く感じる。

僕にとってその地域に「慣れる」ための三要素がある、と当時の記事に書いてある。人、交通、宿、だ

・知っている人がいる その地域に友達がいて、いつ行っても楽しめる

・交通の勝手がわかる 電車やバスなどの公共交通機関がどのように走っていて、目的にどうやっていけばいいかが感覚的にわかる

・宿の勝手がわかる その地域に突然行っても泊まれる宿がある、料金含む条件こみですぐに確保できる術を知っている


僕にとって、ホーム感を感じるエリアに共通しているのが、一定期間住む または 複数回訪れた上で、エリアの勝手を知ることのようだ。


そういう意味で、エリアとしての「ホーム」の最小単位は、生活圏なんじゃないかと思う



エリアとしての「ホーム」は状況によって範囲が異なる


上述した内容を先日友人に話したのだが、彼が面白いことを言った。

でもそれって状況によって違うよね。例えば海外旅行から帰国した際は日本に対して「ホーム」だと思わない?


たしかに。


例えば、先日僕は大阪に遊びに行ったのだが、大坂は僕にとっては馴染みが薄いエリアである。

しこたま飲み(酔い過ぎて友人にご迷惑おかけしました)、大阪というエリアが少し好きになったのだが、それでもまだ僕の中では地元感は得られていない。つまりエリアとしては「ホーム」ではない。

新幹線で帰路につき、品川駅で降りたところで「帰ってきたなぁ」とホーム感を感じた。たぶんこれは東京駅でも渋谷駅でもどこでも同様に感じただろう。


友人が話した海外旅行の例だと、おそらく降り立った空港が東京だろうが大阪だろうが関係なく、日本という国にホーム感を感じるだろう。


エリアとしての「ホーム」は、「ホームではない」と認識するエリアに遠出して、ある程度慣れたエリアまで帰ってきた際に感じるんだと思う。ある程度慣れたエリアの定義がすごく曖昧なのだが...。


また、僕の場合、いま住む三軒茶屋から生まれ故郷の山梨に帰った際に、強くホーム感を感じる。ホーム→ホームの移動なのだが、想いの強さの違いなんだと思う。

さらに三軒茶屋→上京して最初に住んだ花小金井に移動しても、ホーム感を感じる。この場合、「最初に住んだ場所に帰ってきた〜」と、ホーム感の性質が違うんだと思う

・生まれ故郷だ!というホーム感

・上京して最初に住んだ街だ!というホーム感

・今住む場所じゃー!というホーム感。


というように、エリアとしての「ホーム」は状況によって範囲が異なり、ホーム感自体も多様なタイプがあるんじゃないかな。


最後に

本当は「家」について書きたかったのだが、少々長くなってしまったので改めることにする。

次こそ「家」について触れます。

予定note

・「家」の固定観念を壊してみる

・「家族」ってなんだろう?


本noteのひとつ前のnote


それでは。


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若月 翼
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